酔えるシレノス (リベーラ)
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| イタリア語: Sileno ebrio 英語: Drunken Silenus | |
| 作者 | ホセ・デ・リベーラ |
|---|---|
| 製作年 | 1626年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 185 cm × 229 cm (73 in × 90 in) |
| 所蔵 | カポディモンテ美術館、ナポリ |
『酔えるシレノス』(よえるシレノス、伊: Sileno ebrio、英: Drunken Silenus)は、17世紀スペイン・バロック期の画家ホセ・デ・リベーラが1626年にキャンバス上に油彩で制作した絵画 (縦185×横229センチ)[1]である。現在、ナポリのカポディモンテ美術館に所蔵されている。間違いなくリベーラの傑作の1つであるだけでなく、17世紀のナポリ絵画の傑作でもある[2]。
1626年に制作された本作に関する最初の記録は、フロゾローネ男爵であった貴族ジョヴァンニ・フランチェスコ・サレルニターノ (Giovanni Francesco Salernitano) の所有に関するものである。彼は、ナポリの貴族階級の中では特に重要な地位にあった人物ではないが、本作の委嘱者でもあったと思われる[2]。彼の死に際し、ナポリの古物収集家で、画家バッティステッロ・カラッチョロの元協力者であったジャコモ・ディ・カストロ (Giacomo di Castro) が彼の遺言を作成することを請け負った。その遺言には正しく『スペイン人 (画家) のバッカス』という作品が含まれ、150ドゥカートと見積もられている。5年後の1653年には、著名なフランドルの画商ガスパール・ローメルが550ドゥカートで本作を購入し、ナポリにあった自宅「ヴィッラ・ローメル」を飾っていた美術コレクションに加えた[2]。ジョヴァンニ・フランチェスコ・サレルニターノは、1655年、すなわち彼が本作を所有していたという記録が記されてから2年後に他界した。このことから、ディ・カストロが以前に自身のためにサレルニターノのほかの作品を購入していたこと、あるいはサレルニターノからほかの作品を売却する代理人として任命されていたことが推測される[2]。
1674年の少し以前に、本作はローメル・コレクションから彼の同郷人で家族の友人であったフェルディナンド・ファンデネインデン (Vandeneynden) ・コレクションに移った。1688年にルカ・ジョルダーノによってファンデネインデン家のために制作されたフェルディナンドの死後の目録で、本作は1,000ドゥカートと見積もられている[2]。次いで、作品は彼の娘のジョヴァンナ・ファンデネイデンに遺贈された後、スティリアーノ公ジュリアーノ・コロンナ (Giuliano Colonna) の所有となり、トレド通りの家族の宮殿パラッツォ・ゼヴァッロスに移され、1783年まで同宮殿に所蔵されていた[2]。
18世紀末に、『酔えるシレノス』はブルボン家がナポリに所有していたコレクションに含まれ、次いでカポディモンテ美術館に展示された[3]。1802年、共和国の反乱が鎮圧された際、作品は安全のためパレルモに移され、同地に置かれたが、1806年に恒久的にナポリに戻された[4]。
