股関節は立位時に体重の約1/3、歩行時には体重の約3.3倍の荷重を支持する、人体で最も重要な荷重関節の一つである[4][5]。
股関節の正常可動域の参考値は以下の通りである[6][7]。
- 屈曲: 110〜125度
- 伸展: 10〜30度
- 外転: 30〜50度
- 内転: 20〜30度
- 外旋: 40〜60度
- 内旋: 30〜40度
変形性股関節症の単純X線診断による日本での有病率は1.0〜4.3%と報告され、患者数は約120万〜510万人に上る[8]。症例の約80%は発育性股関節形成不全や臼蓋形成不全を背景とする二次性の特徴を持つ[9]。