若ノ勝栄道
日本の大相撲力士
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来歴
大相撲入門前
格闘技好きの両親の影響で幼稚園から空手を、小学校からは相撲と柔道も習ったが、中学校からは相撲一本に絞った[2]。幼少期は、あくまでも憧れではあったが野球選手になることを夢見ていた[3]。実家の近くの中学校には相撲部がなかったため、片道1時間以上かけて大田原市立若草中学校に通い入学時には3年の時の三田大生がいた。3年時には全国都道府県中学生相撲選手権大会と全国中学校相撲選手権大会の両方で個人3位の実績を残した[2][4]。中学校卒業直前の2019年2月に千賀ノ浦部屋(後に常盤山部屋に看板替え)に出稽古に出掛けた際に部屋の貴景勝への憧れが芽生え、埼玉栄高校に進学。高校時代は、1年時に国体個人16強、2年時に元日相撲[注 1]個人2位などの実績を残した[4]。
大相撲入門後
高校卒業見込みの2022年1月場所で、貴景勝の内弟子として常盤山部屋に入門し、初土俵を踏んだ[5]。入門時から名乗っている四股名は師匠の隆三杉の師匠である若乃花の「若」、同部屋の貴景勝や隆の勝の「勝」から取ったものである[6]。入門直後から、貴景勝の付け人を貴景勝が引退するまで務めた[2]。しかし高校時代のライバル伯桜鵬、高校の相撲部の同僚であった琴栄峰らに関取昇進において先を越され、焦りがあった[7]。
自分を慕って入門した内弟子とあって貴景勝は甘えを許さず、突き押し適性を見抜いてアマチュア時代の四つ相撲から取り口改造を行い、徹底的にしごいた。その一方で土俵外での過ごし方など公私に渡って助言を行った[8]。
東幕下筆頭まで番付を上げた2025年1月場所は11日目の5番相撲で勝ち越しを決めて十両昇進が確実と報じられた[9][10]。千秋楽でも十両・大奄美に勝って5勝2敗の好成績で終え、同月29日の番付編成会議で、翌3月場所での新十両昇進が決定した。埼玉栄高校出身の力士としては31人目の関取となる[5]。
新十両として臨んだ2025年3月場所は西十両11枚目で7勝8敗と負け越した。続く5月場所は番付据え置きで臨んだが、2日目の取組中に右足甲を痛め、翌3日目から初土俵以来初の休場となり[11]、7月場所では幕下陥落となったが、7月場所・9月場所と2場所連続で勝ち越し、11月場所では西十両14枚目と再十両で迎え8勝7敗で十両で初めての勝ち越しを決めた。続く2026年1月場所は12勝3敗で十両優勝を果たし、停年退職の師匠に花を添えた[12]。2026年1月26日、師匠の代替わりに伴って所属部屋名が変更され、湊川部屋の所属になった[13]。3月場所は初日から7連勝で優勝争いに加わり、14日目に3連勝した時点で11勝3敗、千秋楽は同じ3敗で並ぶ出羽ノ龍が先に敗れたため、勝てば優勝となるところだったが、自身も羽出山の叩き込みに敗れ優勝決定戦となり、決定戦で出羽ノ龍に敗れ2場所連続優勝こそ逃したものの、翌5月場所は幕内に昇進した。湊川部屋からは2026年の部屋発足以来初の新入幕力士であり、栃木県出身者としては2019年7月場所の貴源治以来戦後5人目の幕内力士となった[14]。しかし週刊誌筋からは「実力だけを見れば、もっと早く出世してもおかしくはなかった」という評価もある[8]。東前頭16枚目で迎えた5月場所、12日目を終えて6勝6敗の五分の成績から終盤3連勝で9勝6敗と勝ち越し。続く7月場所は東前頭11枚目に番付を上げると、初日から5連勝するが、6日目の藤凌駕戦で敗れた際負傷して立ち上がれなくなり、車椅子で花道を下がり、翌7日目に「右大腿骨骨挫傷。療養期間として7月17日から30日ほどの見込み」との診断書を提出し同日から休場、師匠の湊川(貴景勝)が「今場所は相撲は取れない。これから精密検査を重ねていく」と説明、再出場はしないこととなった[15]。
主な成績
2026年7月場所終了現在
通算成績
- 生涯戦歴:144勝81敗20休(28場所)
- 幕内戦歴:14勝8敗8休(2場所)
- 十両戦歴:39勝24敗12休(5場所)
各段優勝
- 十両優勝:1回(2026年1月場所)
場所別成績
| 一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
|
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022年 (令和4年) |
(前相撲) | 西序ノ口11枚目 6–1 |
東序二段43枚目 6–1 |
西三段目67枚目 5–2 |
東三段目33枚目 6–1 |
東幕下51枚目 2–5 |
| 2023年 (令和5年) |
東三段目13枚目 6–1 |
西幕下37枚目 5–2 |
西幕下25枚目 3–4 |
西幕下35枚目 4–3 |
西幕下28枚目 4–3 |
西幕下22枚目 3–4 |
| 2024年 (令和6年) |
西幕下27枚目 3–4 |
西幕下34枚目 5–2 |
東幕下20枚目 6–1 |
西幕下7枚目 3–4 |
西幕下12枚目 4–3 |
西幕下7枚目 6–1 |
| 2025年 (令和7年) |
東幕下筆頭 5–2 |
西十両11枚目 7–8 |
西十両11枚目 1–2–12[注 2] |
西幕下6枚目 4–3 |
西幕下3枚目 5–2 |
西十両14枚目 8–7 |
| 2026年 (令和8年) |
東十両11枚目 優勝 12–3 |
西十両3枚目 11–4[注 3] |
東前頭16枚目 9–6 |
東前頭11枚目 5–2–8[注 4] |
東前頭16枚目 – |
x |
| 各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) | ||||||
幕内対戦成績
改名歴
- 若ノ勝 栄道(わかのしょう えいどう)2022年1月場所 -
