実とは、外邪の感受または体内の病理産物(瘀血・痰など)によって起こる病理的な状態の総称。身体に不必要なものがあるため邪気の亢進であり、邪気の旺盛さを主とするために起こる証候である病理の反映。邪気のみならず正気も比較的旺盛であり抵抗力も強いので、正邪の間に激しい闘争は激しくなること。外感六淫による疾病の初期・中期、及び痰・水・血などの停滞による病証に多く見られる。体質的なものとしては骨肉ががっしりとして胃腸が丈夫で生命力の旺盛な体質の人に多く見られる。主な症状として無汗、便秘、小便の回数が少ない、筋肉に弾力性がある、症状が急に悪くなった、拒按、激痛、症状が疲労や休息で変わらない、譫語、脈は弦洪滑実がある。
人参・乾姜でのぼせを起こしやすいグループと言える[1]。