仙台ハイランド
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仙台ハイランド(せんだいハイランド)は、宮城県仙台市青葉区にあった、遊園地・ゴルフ場・サーキットから構成される複合レジャー施設である。かつては西仙台ハイランドともいった。スキー場の営業もあった。1973年(昭和48年)にゴルフ場が開場し[1]、その後、遊園地[2]やサーキット[3]がオープンした。2014年(平成26年)から2016年(平成28年)にかけて各施設の営業が順次終了し閉鎖された。施設は解体、用地は売却され、跡地に太陽光発電所である新川メガソーラーハイランド第一発電所および仙台メガソーラーハイランド発電所が建設された。
経営者は青葉ゴルフで、仙台ハイランドの他に宮城県大和町のミヤヒル36ゴルフクラブを経営していた。青葉ゴルフは2006年(平成18年)5月に民事再生法を申請したが、2021年(令和3年)春から大和町のゴルフ場も閉鎖した状態となり、同年8月18日に事業停止した[4]。
仙台ハイランド遊園地
| 仙台ハイランド遊園地 | |
|---|---|
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仙台ハイランド入口 | |
| 所在地 |
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| 座標 | 北緯38.290889度 東経140.62825度 |
| 住所 | 青葉区新川早坂12 |
| 公式サイト | www.aobagolf.jp/amusement/index |
| 所有者 | 株式会社青葉ゴルフ |
| 開業 | 1981年 |
| 閉鎖 | 2015年8月31日 |
| 旧称 | 西仙台ハイランド遊園地 |
| 開園期間 | 3月中旬~11月末 |
| アトラクション数 | 46 |
| ジェットコースター数 | 3 |
| ウォーターライド数 | 5 |
開園は1981年(昭和56年)[2]。利用者の減少と施設の老朽化に伴い[2]2015年(平成27年)8月30日をもって閉園した[5]。
東北地方で唯一のバンジージャンプ設備を備えていた[2]。閉鎖後、遊具のうち観覧車は東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である宮城球場(楽天生命パーク宮城)に移設され、野球場では国内初の観覧車として稼働している[6]。同様にメリーゴーランドも宮城球場へ移設されている。
南東北遊園地協議会に加盟し、八木山ベニーランド(仙台市太白区)およびリナワールド(山形県上山市)との間で共通サービスがあった。
遊具
- ジェットコースター
- シースルーループコースター
- ハリケーンコースター
- メリーゴーラウンド
- モンスター
- フラッシュダンス
- バンジージャンプ
- 縦バンジー
- 横バンジー
- 逆バンジー
- 観覧車
- ツインドラゴン
プール
- レジャープール(屋外プール)
- キャニオンライド(ウォータースライダー)
- ウェットバブル
- アクアドーム(室内プール)
- 流水プール
- ウォーターボブスレー(ウォータースライダー)
その他
仙台ハイランドカントリークラブ
仙台ハイランドレースウェイ

- メインコース - 左回り4,063m
- オフロードコース - 全長1,463.70m
- ドラッグコース - 全長935.4m
- テクニカルコース - 全長705.73m
- レンタルカートコース - 全長452.0m
メインコースは、宮城県の山地を開発したため高低差があるコースであった。これは、近隣に位置するスポーツランドSUGOと同じ条件である。また、タイトなコーナーが連続する中速サーキットとされ[9]、国内の他サーキットに比べ路面抵抗摩擦(ミュー)が低いことから、タイヤ戦略が困難であると評価されていた。また、日本で唯一、SS1/4マイルが計測できる常設ドラッグコースが常設されていた。
このほか、日本国内の車両関係メーカーがテスト車両やタイヤの開発にここを利用していた[10]。日産・GT-Rの開発時に国内のテストコースとして使用され、当時の社長カルロス・ゴーンが視察に来たこともある。この関連から開発テストに使用されたGT-R(左ハンドル ニュルブルクリンク仕様)が貸与され、セーフティカーとして使用されていた。このプラモデルは青島文化教材社から販売されている。
営業開始は1986年(昭和61年)[3]。翌1987年、世界スポーツプロトタイプカー選手権(WSPC)が開催される予定[注 1]であった。開催基準を満足するために、国際自動車連盟(FIA)および日本自動車連盟(JAF)の査察を幾度か受け入れコース改修作業を実施したが、最終確認時に開催基準をクリアすることができず、開催1週間前に断念した。
全日本GT選手権(JGTC)が1994年から1998年、全日本F3選手権が1987年から2007年まで、数回開催された実績がある。
2007年にはコースの舗装が一部改修された。この年以降は、スーパー耐久レース以外に大きなイベントの開催が少なくなった。これに伴いコースレベルが整っていること、年間を通してスケジュールに余裕があること、仙台市中心部やインターチェンジからのアクセスが良く宿泊施設が整備されていること等の条件がよいため、走り込みたい個人利用以外にモータースポーツライセンスの講習会やママチャリレース等、小規模のイベント等の開催が容易であった。
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、コースの一部が崩落するなどの被害を受けたが、補修され営業を継続していた。しかし、翌2012年には爆弾低気圧に襲われ[11]、コントロールタワー等の施設が大きな損傷を受けた。このため同年以降はスーパー耐久を含む大規模レースイベントの開催を自粛し、小規模な走行会イベントなどを中心に運営を続けていた。
2014年9月15日をもって営業を終了[12]し、サーキットの建物および路面は撤去された。
2017年9月20日、サーキットの解体時に発生した産業廃棄物(アスファルト片など)が、適正に処理されずに仙台ハイランド敷地内に不法投棄されていたとして、宮城県警察は解体業者など関係先を家宅捜索するとともに、同月25日、不法投棄箇所の掘削を伴う捜索を行った[13]。
西仙台ハイランドスキー場
2002年(平成14年)閉鎖[3]。西仙台ハイランドスキー場にはハーフパイプ設備が宮城県内のスキー場で唯一存在した。冬季以外にも利用可能な人工スキー場の営業が行われていた時期があった。
最寄駅であった仙山線の西仙台ハイランド駅(2014年廃止)からの無料送迎サービスがあり、保護者の同伴なしで中高生の施設利用が可能であった。一方、同じ仙山線の山形寄りに、施設の規模が大きく積雪量、雪質ともに良好な山形県の面白山高原スキー場(2009年度以降休止中)が位置していた。スノーパーク面白山の最寄り駅である面白山高原駅のホームは、直接ゲレンデに繋がり利便性が格段に良かった。以上の条件から、当時の宮城県の学生達は、西仙台ハイランドスキー場よりも面白山高原スキー場を利用することが多かった。[要検証]
団地
作品の舞台として
仙台ハイランドはテレビ朝日のドラマ『西部警察 PART-III』第32話のクライマックスの場面で使われた(日本全国縦断ロケ)。また、ジャッキー・チェン主演の映画『デッドヒート』(1996年)の舞台ともなった。
立地・営業時期
仙台ハイランドの敷地は青葉区と太白区を分ける尾根上で両区にまたがっていた。登記上の所在地は青葉区であった。青葉区側と太白区側どちらからも道が通じていたが、道幅が広い大型車が通行可能な青葉区側(国道48号)からのアクセスが一般的であった。国道48号の旧西仙台ハイランド駅前のT字路から仙台ハイランドまでは道なりに約3キロメートルほどだった。太白区側からのアクセス道は、道路幅員が狭小であり安全上普通車クラスまでの通行に限定されていた。
東日本旅客鉄道(JR東日本)の仙山線には西仙台ハイランド駅(臨時駅)が存在していたが、2003年10月から全列車通過となり、2014年3月をもって廃止された[16]。西仙台ハイランド駅の隣の作並駅や熊ケ根駅の駅前の公衆電話から仙台ハイランドに電話して、送迎バスを呼ぶことができた[注 2]。また、国道48号に仙台市営バスのバス停留所「仙台ハイランド入口」があった。仙台ハイランド閉鎖後に停留所の名称は「鳳鳴四十八滝入口」に変更された。
スキー場施設の廃業後には仙台ハイランド全体の冬季閉鎖期間があった。例年3月中旬から営業し、遊園地は11月末、ゴルフ場は12月下旬まで営業していたが、ゴルフ場については閉鎖期間中でも積雪状態によっては営業していた。