西村ツチカ
From Wikipedia, the free encyclopedia
にしむら ツチカ 西村ツチカ | |
|---|---|
| 生誕 |
1984年 日本・兵庫県神戸市 |
| 職業 | 漫画家、イラストレーター |
| 活動期間 | 2008年 - |
| 受賞 |
第4回龍神賞銅龍賞 第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞 第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞 |
| 公式サイト | 西村ツチカ ブログ |
神戸市長田区出身。大学浪人中、「ヤングマガジンアッパーズ」の新人賞で大賞を受賞(審査員はすぎむらしんいち)[1]。大学は経済学部で、軽音楽部に所属。2008年、「君の動き」が「月刊COMICリュウ」龍神賞にて銅龍賞を受賞、2009年、「黒岩さん」で同誌にて再デビュー[2]。2011年12月、初単行本『なかよし団の冒険』により第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞[3]。2012年より翌年にかけ、「月刊!スピリッツ」にて初の連載作品『さよーならみなさん』を掲載。
商業誌での発表のほか、同人誌「ジオラマ」寄稿や、小冊子「デスプルーフ」や、ナマエミョウジとの合同誌「ふーこーめいび」など、自主制作による活動も行う[4]。2011年には、グラフィックデザイナーの森敬太、漫画家の金子朝一、ラッパーのオノマトペ大臣、「スカート」の澤部渡らとともに8人組バンド「トーベヤンソン・ニューヨーク」を結成、ギターや作曲を担当[5][6]。この縁から「スカート」のアルバムジャケットなど音楽関係のイラストの仕事を多く手がけるようになる。イラストレーターとしての仕事はほかに小嶋陽太郎の小説『気障でけっこうです』、佐藤哲也の小説『シンドローム』の装画・挿絵など多数。
大学卒業後に上京し、トキワ荘プロジェクトのシェアハウスに居住している[7][8]。絵柄や名前から女性だと思われていたことがあり、本人もそれを把握した上で、エッセイ漫画などで自身を女性として描いたり、一人称を「私」にしていたこともあるが男性である[9]。ツチカはペンネームではなく本名である[10]。
作風
龍神賞審査員であった吾妻ひでお、安彦良和両人から「絵のうまさは際立っている」と評価を受け[11]、文化庁メディア芸術祭でも「絵の大胆さとスピード感」に注目されるなど、画力と絵のオリジナリティに定評があり、後者ではまた登場人物たちに「不思議なまでの「思いつめ」と緊張感」があると指摘されている[12]。絵では陰影の表現などでジグザグの線を重ねていく独特の手法を用いており、本人はこの描き方を「カナアミ」と名付けている[13]。
絵柄については特にムーミンシリーズのトーベ・ヤンソンから影響を受けたとしており、ほかにも高野文子などのニューウェーブの漫画、長新太の風刺・ナンセンス漫画などからも影響を受けているという。また一番好きなバンドだとするThe ピーズなど、創作の上での音楽からの影響も語っている[14]。
フランスの漫画家、イラストレーター・マルジャン・サトラピの大ファンで、著書『なかよし団の冒険』 に収録されている「ヒロジが泣いても笑っても」はサトラピの『ペルセポリス』を真似して描いたと述べている[15]。