豊島シャトルバス
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2010年7月19日(海の日)から同年10月31日にかけて、高松港周辺と瀬戸内海の7つの島を会場として、瀬戸内国際芸術祭の第1回である「瀬戸内国際芸術祭2010 アートと海を巡る百日間の冒険」が開催された。豊島はその会場の一つとなり、会期中の10月17日には豊島美術館が開館している。
豊島は、古来から瀬戸内海での漁業と、島内の豊富な湧水を活かした稲作が行われ、その美しい自然の豊かな恵みから「豊島」の地名がついた[5]。しかし1970年代からの産業廃棄物不法投棄問題により深刻な公害がもたらされ、一転して「ゴミの島」と呼ばれるようになり、農業・漁業や島民の生活・健康はもちろん、島のイメージダウンにより観光にも重大な悪影響を及ぼすに至った。そのため2000年代以降は不法投棄された産業廃棄物の処理事業を進め、島の美しい自然環境を取り戻すとともに、瀬戸内国際芸術祭の開催により島内に現代アート作品を設置し、また豊島美術館や横尾忠則制作の「豊島横尾館」を開設して「アートの島」としても観光事業の復活を図っている[5]。
第1回瀬戸内国際芸術祭の開催にあたり、豊島では島内の展示を巡る無料シャトルバスが運行された。同芸術祭の終了後に、これを流用する形で、島民の移動の足となるコミュニティバス「豊島シャトルバス」として運行開始したものである。
そのため路線は基本的に、芸術祭専用シャトルバスの経路をほぼ踏襲している。ただし芸術祭専用シャトルバスは2つの港(家浦港・唐櫃港)と島内各地の展示会場(豊島美術館ほか)を巡る循環経路をとっていたが、コミュニティバスへの移行後は循環経路ではなく、家浦港を起終点として島北部・島南部を結ぶ2路線となっている。また芸術祭専用シャトルバスが経由していた島の南東部や、産業廃棄物不法投棄現場となった島の南西部は経由しない[3]。
運行内容
路線
- 家浦港を起終点とする以下の2路線が運行されている。全停留所を記載(2024年6月現在)[2][3][6]。
- 瀬戸内国際芸術祭専用シャトルバスを流用した経緯と、観光客への便宜から、同芸術祭の展示作品付近にバス停留所を設置している。シャトルバスで作品を見て回れるよう、路線図には停留所と展示作品の位置関係も示されている[3]。
- 各路線に名称・愛称は設定されていない。路線図ではラインカラーで色分けされている[2][3]。
家浦港 - 唐櫃港
- 家浦港 - 硯集会所前 - 森万里子作品前[注釈 1] - 清水前 - 唐櫃岡集会所前 - 豊島美術館 - 唐櫃港
- 停留所数:7
- 運行便数:往復各7便
- 所要時間:17分
- ラインカラー:黄色
- 家浦港を起終点として、島北部の家浦(いえうら)地区・硯(すずり)地区・唐櫃(からと)地区を経由し、唐櫃港へ至る路線。
家浦港 - 唐櫃港
- 家浦港 - 豊島公民館前 - 甲生集会所前
- 停留所数:3
- 運行便数:往復各4便
- 所要時間:8分
- ラインカラー:橙色
- 家浦港を起終点として、島南部の甲生(こうう)地区を結ぶ路線。