近位尿細管
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構造
ネフロンの近位尿細管は2つの部分に分けることができる。
曲部
曲部は近位尿細管の最初の複雑な部分である。
腎臓全体の構造に関連して、近位尿細管の包旋状の部分は、完全に腎臓の皮質に閉じこめられている。
特有の機能の特徴を根拠にS1とS2の二つの部分に分けられている。
髄放線
髄放線は近位尿細管のまっすぐな部分である。
まっすぐな部分は腎髄質の外側へ垂れ下がっている。それらは髄質部の外側の縞部分と内側の部分との境界線で均一に終わっている。この部分はS3と呼ばれる。
吸収
近位尿細管に入った原尿は傍尿細管毛細血管に再吸収される。血液から管腔へのナトリウム輸送は、上皮細胞のバソラテラル膜にあるNa+/K+ATPaseによって行われる。ナトリウム輸送は主にこのアンチポーターによって行われ、これは近位尿細管で最も重要な移送機構である。
| 物質 | 再吸収率 | 解説 |
|---|---|---|
| 水、Na+、K+、Ca2+、重炭酸イオン、リン酸水素イオン | 67%[1][2] | 水および電解質の移動の大部分は細胞を通して行われる。受動的に経細胞輸送が行われ、バソラテラル膜のNa/K/ATPaseポンプによって活発的に再吸収される。溶質は等浸透圧で再吸収され、浸透性のある液体が糸球体で濾過されて近位尿細管に除かれる。 |
| グルコース、アミノ酸、ビタミン、血漿タンパク質 | 100% | グルコース、アミノ酸および他の溶質はナトリウム勾配によって共輸送チャンネルによる二次性能動輸送で再吸収される。但し、閾値以上の吸収はせずに尿中に排泄される。 |
- パラトルモンは、尿細管においてリン酸の再吸収を抑える作用を持つ。しかし、腸からの吸収や骨からのリン酸の放出で血中のリン酸濃度は上昇するためパラトルモンの作用は相殺される。したがって、血中のリン酸濃度は一定に保たれる。

