逗子マリーナ
神奈川県逗子市にあるマリンリゾート施設
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概要

リビエラグループ(東京・南青山)は、不動産事業を中心に会員制スポーツクラブ事業なども手がけるほか、1988年にはアメリカ・ロスアンゼルスの名門ゴルフクラブ「リビエラカントリークラブ」を取得するなど、会員制レジャー事業に対する取組で実績を積んできた[2]。同社はこうした経験を基に、2001年に特別清算を申請したセゾングループの西洋環境開発から「逗子マリーナ」と「シーボニアマリーナ」の2つのマリーナを買収してマリンリゾート事業に参入、運営管理にあたっていた西洋環境開発の子会社・マリンリゾートをグループ会社化した(2005年、商号をリビエラリゾートに変更)[2]。
リビエラ逗子マリーナは、東京都心から約1時間と比較的近距離にあり、湘南の海に囲まれヤシの木がふんだんに植えられ、その地中海的雰囲気から人気を得た。道路標識などを隠すと日本とは思えない海外を思わせる風景となることから[3]、1980年代後半のバブル景気期にかけては、しばしばトレンディドラマや映画、CMなどの撮影も行われ、日産・シルビアなどの自動車CMでも使用された。近年では映画『コンフィデンスマンJP』のロケ地として知られている[3]。
歴史


リビエラ逗子マリーナ
1967年4月、逗子観光開発として設立[4]。太洋不動産興業施工の小坪湾公有水面埋立事業の協力業務を行った[4]。1970年9月、逗子マリーナ管理に商号を変更し[4]、1971年6月にオープンした[2]。1981年1月、逗子マリーナに商号変更。同年4月太洋不動産興業から逗子マリーナの諸施設を賃借し、ハーバー、レストラン、ボーリング、テニスの各事業を運営[4]。1983年に西武都市開発の傘下に入り[5]、1985年6月エスエルピーに商号変更した[4]。
逗子海岸と鎌倉材木座との間に埋め立てられた16万3000㎡が一体となって開発され[5]、リゾートマンション9棟(1266戸、内会員制127戸)[4]、挺保管能力200挺(海上30挺、陸上170挺)であった[5]。このほかの施設として、シーフードレストラン「セゾン」をはじめとしたレストラン4軒、テニスコート18面、ボーリング場(14レーン)、ガーデンプール(変形50m)などを備えた[5]。1991年7月にはテニスコートと陸置き用地の一部を閉鎖して、半地下フロアと1階の2フロアからなる「スポーツサロン逗子マリーナクラブ」を新設している[6]。
リビエラグループによる買収後
2004年以降、シースケイプ、クリスタルヴィラの建設、プールの大幅改修、大型マリーナクレーンの導入、ボウリング場「マリーナボール」の廃止など、施設老朽化の補修やリニューアル、新築などによる事業再建が試みられ、2010年代に入り高層ホテルとマンションの建設も公表されたが、これは住人の反対に遭い撤回された。
なお、「マリーナボール」は2004年に閉鎖されたが、建て替えずにそのまま大幅に改装され、ウェディングサロン、インフォメーションセンター、フローリスト、カフェ等に利用されている。
2020年にスモールラグジュアリーホテル「マリブホテル」と、日本初上陸レストラン「マリブファーム」が開業。2022年には国際環境認証ブルーフラッグを受け[3]、2023年には会員専用のクラブラウンジがオープンしている[7]。このほか、「リストランテAO逗子マリーナ」、日本初上陸レストランの「マリブファーム逗子マリーナ」、「マリブファームカフェ」を展開。会員制テニスコートも完備している。またヤードを拡張する計画があり、180隻ほどの保管能力を200隻分程度広げるとしている[7]。
エピソード
かつてプールで松任谷由実がライブを行っていたことでも知られる。これは親会社の西洋環境開発がセゾングループの中枢企業であったことも大きく、当時、西武百貨店やプリンスホテルでも松任谷の関連イベントが盛んに開催されていた。チャペル増築に伴い、ライブは2004年をもって終了した。
またプールではWARやJWPのプロレス興行も開かれたことがあり、これらの興行では「テキサス・プールサイド・デスマッチ」が名物となっていた。なお、JWPでは逗子撤退後も道場マッチにおいて「真夏のプチ逗子マリーナ」(後にJWP道場の所在地から「六木マリーナ」)と題した同様のルールによる試合を行っている。
本館1階のダイニングレストラン「Captains' Cafe」は、ハーバーを借景にランチやクルージング後のティータイムなど、カジュアルに利用できて人気があり最盛期にはウェイティングも発生した。だが、所有権の問題で本館住民とリビエラリゾートの間で訴訟に発展。現在は新しい結婚式の会場「マリーナテラス」としてリニューアルされた。
リゾートマンション

- 本館 - 地上12階、地下1階建て、1971年(昭和46年)5月竣工。
- 1号棟 - 地上9階、地下1階建て、1976年(昭和51年)5月竣工。
- 2号棟 - 地上12階、地下1階建て、1973年(昭和48年)4月竣工。
- 3号棟 - 地上7階建て、1977年(昭和52年)3月竣工。
- 4号棟 - 地上9階建て、1975年(昭和50年)3月竣工。
- 5号棟 - 地上9階建て、1975年(昭和50年)3月竣工。
- 6号棟 - 地上6階建て、1977年(昭和52年)12月竣工。
- 7号棟 - 地上5階、地下1階建て、1982年(昭和57年)6月竣工。
- 8号棟 - 地上5階、地下1階建て、1989年(平成元年)3月竣工。
リビエラシーボニアマリーナ
三浦市の海洋基地建設による市勢発展計画の一環として計画され[8]、1963年12月、小網代湾内に約2万坪の埋立地造成を目的に[9]、パンパシフィックエンタープライズを設立。 1968年5月に埋立が完了。9月にヨットハーバーおよびクラブハウスレストランを備えたシーボニア・ヨットクラブとしてオープンした[8][9]。その後、リゾートマンションの分譲に着手し、4棟(360戸)の販売を完了している[9]。1970年8月プール、整備工場も完成。翌年6月に、マリーナ陸置場が完成したことにより、保管艇は400隻余りとなった[9]。1972年に商号をシーボニアに変更。1979年に西武流通グループに加入した[8]。
セゾングループの海洋レジャーおよびマリンスポーツの普及を担う拠点として事業を展開していたが、1988年11月、西洋環境開発の子会社である朝日海洋との営業賃貸借契約に伴い、シーボニアの営業は全面的に朝日海洋に移管され、シーボニアは資産管理会社となった[9]。
2001年、逗子マリーナとともにリビエラグループに買収された。