闘争・逃走反応
脅威に対する生理学的反応
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名称
「fight-or-flight response」の訳としては、闘争・逃走反応(とうそう・とうそうはんのう)、闘争・逃避反応(とうそう・とうひはんのう)、戦うか逃げるか反応(たたかうかにげるかはんのう)が用いられる。
他、戦うか逃げるかすくむか反応(英語: fight-or-flight-or-freeze response)、過剰反応(英語: hyperarousal)、急性ストレス反応(英語: acute stress response)とされることもある。
「火事場の馬鹿力」(かじばのばかぢから)と訳されることもある[3](英語で火事場の馬鹿力に相当する語は「hysterical strength」である)。
歴史
関連ホルモン・関連物質
身体的な反応
恐怖などのストレッサーの刺激が視床下部、下垂体に伝達し副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が分泌され、アドレナリンとコルチゾールが放出される。その結果、以下の変化が起きる[9]。
- 心臓・肺機能強化(心拍数上昇、血圧上昇、呼吸数上昇、気管拡張など)
- 体の多くの部分の血管収縮、 筋肉向けの血管拡張
- 脂肪やグリコーゲン等の代謝エネルギー源の放出
- 胃などの消化機能阻害・停止
- 排便
- 膀胱の弛緩
- 勃起不全
- 涙腺と唾液腺の阻害
- 瞳孔散大(散瞳)
- 聴覚喪失
- 周辺視野の喪失(視野狭窄)
- 脊髄反射の脱抑制
- 振戦(ふるえ)
- 生理学的機能の変化
- 体の他の部分に回る血を抑制し、優先的に筋肉に血が供給される。
- 筋肉に血やエネルギー等を供給するため、心拍や呼吸が早くなり、血圧が高くなる。血糖値が上昇する。脂肪の燃焼が促進される。
- 怪我した際の血液凝固作用が高まる。
- 筋肉が、より早く、より強く動けるように緊張状態になる。
感情・認知的反応
緊張後
腰が抜ける:強い興奮や恐怖、極度に緊張したストレス状態が続いた後に平常心に戻った時などに起きる症状。自律神経の一つである交感神経が働いて感情が高ぶり脈拍が早くなると血管が収縮し、背中の筋肉である脊柱起立筋をうまく働かせることができなくなった状態[14]。

