配当利回り

From Wikipedia, the free encyclopedia

配当利回り(はいとうりまわり、: Dividend yield)は、ファンダメンタル分析の指標の一つで、株価に対して年間の配当をどれだけ受け取れるかをパーセントで示す。預金利子新発10年物国債の利回りと比較し、株式投資が相対的にどれだけ有利かの判断に使われる[1]

下記の通り、1株あたりの年間の配当金額[注釈 1]を株価で除して求められる。例えば、株価が1000円、1株あたり35円の配当が支払われる場合には配当利回りは3.5%となる。配当金は、日本の税制において原則として課税対象となる[注釈 2]。分母となる株価は絶えず変動するため、配当利回りも同様に変動する。1株あたりの配当が変動しない場合、株価が上昇すると配当利回りは低下し、下落すると上昇する[3]。前述の例で、1株あたり35円の配当がそのままと仮定すると、株価が1400円に上昇すれば配当利回りは2.5%、875円に下落すると4%となる。日本では株主優待制度を実施している企業もあり、「優待利回り」も個人投資家が株主還元に積極的な銘柄を見出す指標として使われる[4]

配当利回り = 1株あたりの配当金 ÷ 直近の株価 × 100
優待利回り = 金額換算した1株あたりの株主優待 ÷ 直近の株価 × 100

市場全体の配当利回りの計算方法には、「単純平均利回り」と「加重平均利回り」がある。単純平均利回りは1株あたりの配当金額を単純平均株価[注釈 3]で除して求められる[8]。加重平均利回りは、単純平均利回りに上場株式数によるウエイトを付けたもので、主要国の多くは加重平均型で利回りを算出しているため、国際的な比較では加重平均利回りを用いることが一般的である[9]

単純平均利回り = 対象銘柄の1株当たり平均配当金 ÷ 単純平均株価 × 100
加重平均利回り = 全銘柄の現金配当金総額 ÷ 全銘柄の時価総額 × 100

配当利回りに似た用語に配当性向があるが、企業の利益のうち株主への配当に充てる割合を示すものであり、別の指標である。

傾向

脚注

参考文献

Related Articles

Wikiwand AI