金融戦略・経営財務プログラム
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金融戦略・経営財務プログラム(きんゆうせんりゃく・けいえいざいむプログラム、英: Financial Strategy Program, 通称:FS)は、日本の国立大学である一橋大学大学院経営管理研究科(一橋ビジネススクール、HUB)が提供する専門職大学院課程である。
東京都千代田区一ツ橋の千代田キャンパスを拠点とし、ファイナンス理論と実務を高度に融合させた日本屈指の金融ビジネススクールである。専門実践教育訓練給付金の対象プログラムである。
沿革
2000年、国際企業戦略研究科(School of International Corporate Strategy、ICS)が一橋大学の6番目の大学院研究科として設置され、その一環として国際経営戦略コース(英語プログラム、現・国際企業戦略専攻、通称ICS)および金融戦略コース(日本語プログラム)が創設。学術総合センターの竣工により千代田キャンパスが開設され、東京都千代田区神田一ツ橋の地にて新たな教育拠点が誕生した。この地は一橋大学発祥の地であり、歴史的にも重要な意味を持つ[1]。
2006年、金融戦略コースは金融戦略・経営財務コースへと改称。
2018年、一橋大学のビジネス教育の総合ブランドとして一橋ビジネススクール(Hitotsubashi University Business School:HUB)が設立。また経営管理研究科の発足に伴い、ICS金融戦略・経営財務コースは、SBA金融戦略・経営財務プログラム(Financial Strategy Program、 通称FS[2])に名称変更。
2021年、経営管理専攻・商学部(SBA)および国際企業戦略専攻(ICS)が、国際的なビジネス教育の質保証機関であるAACSBの認証を、日本の国公立大学として初めて取得[3]。
教育の特徴
カリキュラム
2年間の課程を通じて、コア科目(投資理論、コーポレート・ファイナンス等)から応用科目(フィンテック、M&A戦略、リスクマネジメント等)までを体系的に学ぶ。特にデータサイエンスやAIの進展に合わせた計量分析科目の拡充が図られている。
ワークショップ(ゼミナール)
本プログラムの根幹をなす少人数制指導。学生は指導教員のもとで2年間かけて、実務上の課題を理論とデータで解決するプロジェクト・ペーパー(修士論文)を執筆する。
アドミッション・ポリシー
本プログラムは、多様なバックグラウンドを持つ学生が互いに刺激し合うことで、学習成果やキャリア形成の財産を築くことを重視している。そのため、金融業界出身者に限らず、製造業、サービス業、IT、マスコミなど幅広い業界からの社会人を求めている[4]。
入学にあたっては、以下の能力を備えていること、あるいは入学までに自ら努力して改善・習得する意欲があることが求められる。
入学者に求められる基本能力(単位取得に必須)
講義およびワークショップ(ゼミ)を履修し、修士号を取得するために最低限必要となる能力である[4]。
- 主体的問題解決意識:自分の頭で考え、論理的に問題を解決しようとする強い姿勢。
- コミュニケーション能力:自分の考えを論理的な口頭発表や文章で表現する力に加え、他者の考えを傾聴し、建設的な意見交換ができること。
- 英語読解力:英語で書かれた専門書籍や学術論文を精読できる能力。
- 数学的素養:ファイナンス理論や統計分析の基礎として、少なくとも高等学校卒業レベルの数学(微分・積分、数列とその和)を理解していること。
- ITスキル:ワープロ、表計算ソフト(Excel等)を実務で支障なく操作できること。
学習を深化させるための推奨能力
より質の高い学習や、高度な修士論文(プロジェクト・ペーパー)を作成するために、習得していることが望ましい能力である[4]。
入試情報(社会人選考)
社会人のキャリア形成を支援するため、筆記試験を課さない選考方式を採用している[5]。
- 出願資格: 入学時点において企業・官公庁等における原則2年以上の実務経験を有する者。
- 選考方法:
- 1次試験:書類選考(志望理由書、研究計画書、実務経験報告書等)
- 2次試験:口述試験(面接)