鋼鉄の騎士 (小説)

From Wikipedia, the free encyclopedia

日本
言語 日本語
ジャンル 冒険小説
鋼鉄の騎士
作者 藤田宜永
日本
言語 日本語
ジャンル 冒険小説
発表形態 書き下ろし
刊本情報
刊行 四六上製本
出版元 新潮社
出版年月日 1994年11月
受賞
1995年 第48回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
テンプレートを表示

鋼鉄の騎士』(こうてつのきし)は、藤田宜永による小説。1994年に新潮社のレーベルである"新潮ミステリー倶楽部"の収録作として書き下ろし長編で刊行された。1995年、第48回日本推理作家協会賞受賞(長編部門)[1]、同年『このミステリーがすごい! '96年版』第2位[2]

大作がいくつも発表された当時としても、単行本で上下2段組み800ページ超は偉容であった、あとがきによると作中で行われるグランプリ レースは、実際に行われたレースと年月日と場所を合わせてあるという[3]。続編である『廃墟の騎士』は雑誌連載が中断したまま、作者の死去により未完となった[4]

1930年代後半のパリが主な舞台である。日本での左翼運動に挫折した千代延義正は、陸軍軍人である父親のフランス赴任により家族と渡仏する。無気力な日々を送る義正であったが、父親の友人とトリポリでのグランプリレースを観戦してから、止まっていた歯車が動き出す。カーレーサーを目指して駆ける若者の情熱と、第二次世界大戦前夜の緊張感が漲るヨーロッパでの諜報戦が交錯する。1938年4月に南仏ポーで行われる決勝レース当日までの、足かけ4年の軌跡を描いた大河小説である。

主な登場人物

  • 千代延義正 千代延子爵家の次男
  • 千代延義親 義正の兄
  • 千代延宗平 義親・義正兄弟の父 帝国陸軍フランス駐在武官
  • 千代延寿子 宗平の妻 義親・義正兄弟の母
  • 北島恭子 千代延家の女中
  • 有馬正二 有馬家の次男 左翼運動時代の義正の先輩
  • 有馬小百合 正二の腹違いの妹
  • 須崎進太郎 ホテル"ネアン"の経営者
  • ゲーリー水島 アメリカ在住の骨董商
  • 高石三郎 パリ在住の遊民
  • シャルル・ド・トゥルニエ伯爵 千代延宗平の友人
  • アルド・ベルニーニ イタリア人レーサー
  • ギィ・ディアメル フリージャーナリスト
  • ジェルメール・ブルグラン 帝国陸軍武官室秘書
  • セルジュ・ゴテック 自動車修理工場の経営者
  • ジャン・ルイ・ゴテック その息子 父親の工場で働く
  • マルセル・カシニョール ERAを操る初老のドライバー
  • クラウス・シュミット ドイツ人レーサー
  • エリカ・グッドマン ユダヤ係科学者
  • 弓王子 パリの盗賊団の首魁
  • ドンジョン 弓王子の情婦
  • ニコライ・ブルガーコフ ツァーリ軍人会会長
  • フィヨドール・プーシキン ツァーリ軍人会書記

作中に登場する主なレースカー

書籍

未完の続編

関連項目

出典

Related Articles

Wikiwand AI