食道静脈瘤
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食道粘膜下層の静脈の拡張により、肉眼的に粘膜が瘤状に隆起しているのが認められる疾患である。
病態
原因
症状
検査
診断
内視鏡で肉眼的に静脈瘤を確認する。検査で偶然発見されることも多い。
治療
治療は静脈瘤出血の止血と静脈瘤自体の消失の大きく2つに分けられる。前者は対症療法、後者は根治療法にあたるため、最終的な目標は静脈瘤の消失となる。
- 食道バルーンタンポナーデ
- 出血時には、バルーンによって出血部位を圧迫することで止血を図る。長期間使用すると圧迫壊死を起こすため、あくまで一時的な止血手段であり、他の治療法によって完全に止血させる必要がある。
- 薬物療法
- 非破裂時には、バソプレッシンで門脈圧を低下させて止血を図る。βブロッカーやARBも有効とされる。
- 破裂時にはバゾプレッシンとニトログリセリンの併用が行われる。[2]
- 内視鏡的硬化療法(endoscopic injection sclerotherapy; EIS)
- 硬化薬(オレイン酸エタノールアミンなど)を血管内外に局注して止血を図る。90%以上の確率で止血可能。
- 内視鏡的静脈瘤結紮術(endoscopic variceal ligation; EVL)
- 内視鏡下でOリングで直接静脈瘤を結紮する。簡便に行えるというメリットがある。
- 経頚静脈的肝内門脈静脈短絡術(transjugular intrahepatic portasystemic shunt; TIPS)
- 肝内で門脈-静脈シャントを形成する。再閉塞の可能性がある。
- 手術療法
- 食道静脈瘤では食道離断術が多く行われる。中下部食道周囲の血管郭清、食道離断再縫合を行い、脾摘、腹部食道、胃噴門部血行遮断を行う。

