骨盤痛
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| 骨盤痛 | |
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| 女性の股関節 | |
| 概要 | |
| 種類 | 急性、慢性[1] |
| 診療科 | 婦人科 |
| 診断法 | 症状の履歴、身体検査、臨床検査、医用画像[2] |
| 鑑別 |
女性: 月経痛, 子宮内膜症, 子宮外妊娠, 骨盤内炎症性疾患, 卵巣捻転[3][4][2] 消化管: 虫垂炎, 過敏性腸症候群, 胃腸炎, 便秘[4][5][2] 泌尿器:膀胱感染症, 腎臓結石, 間質性膀胱炎[4] その他:線維筋痛症、腹壁筋損傷、腹部大動脈瘤[4] |
| 頻度 | 一般的[5] |
| 分類および外部参照情報 | |
骨盤痛(こつばんつう、英: Pelvic pain)は、股関節部分に生じる痛みである[4]。骨盤痛は、突然起こる急性の場合、または、断続的や長期間にわたる慢性の場合がある[1]。痛みの継続が3ヶ月未の場合は一般的に急性と分類される[2]、一方、痛みが6ヶ月以上続く場合は一般的に慢性と分類される[5]。うつ病によって症状を悪化させる可能性がある[4]。骨盤痛は会陰痛とは異なる[3]。
骨盤痛の原因には、女性の生殖器、消化管、尿路、骨盤付近にある大動脈の下部などが関連している場合がある[4]。女性の生殖器に関連する一般的な原因には、月経痛、子宮内膜症、子宮筋腫などがあり、深刻な原因には、子宮外妊娠、骨盤内炎症性疾患、卵巣捻転などがあげられる[3][4][2]。消化管に関連する一般的な原因には、過敏性腸症候群、胃腸炎、便秘、大腸がんなどがあげられる[4][5]。その他の深刻な原因には、虫垂炎などがあげられる[2]。尿路に関連する一般的な原因には、膀胱感染症、腎臓結石、間質性膀胱炎などがあげられる[4]。その他の原因には、線維筋痛症、腹壁筋の損傷、腹部大動脈瘤などがあげられる[4]。性的虐待を受けた後に慢性的な痛みが生じることもある[4]。
診断は、症状の履歴と身体検査が含まれ、臨床検査や医用画像によって裏付けられる場合もある[2]。妊娠の可能性があるすべての女性には妊娠検査が推奨される[2]。懸念される所見には、発熱、閉経後の膣出血、低血圧、腹膜炎などがあげられる[3]。
骨盤痛は女性と男性の両方に影響を与える可能性があるが、慢性骨盤痛は女性に最も多くみられる[5]。女性の約2%~24%は月経周期とは関係のない骨盤痛を経験をしており、8%~21%は性交痛を伴う経験をしており、17%~81%は月経痛を伴う経験をしている[5]。慢性骨盤痛は女性の少なくとも6~27%に発生する[5]。