魔法使いの弟子
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交響的スケルツォ『魔法使いの弟子』(こうきょうてきスケルツォ「まほうつかいのでし」、フランス語: L'apprenti sorcier, scherzo symphonique)は、フランスの作曲家ポール・デュカスが1897年に作曲した管弦楽曲[1]。日本においては通例「交響詩『魔法使いの弟子』」と表記される。
極度の完璧主義者として知られ、自らが佳作と認めない作品は生前にすべて破棄してしまったデュカスは、わずかに13曲しか作品を遺していない。この作品はそのうちの1つであり、したがってデュカスの自信作のひとつである。デュカスの最も有名な作品として知られる。
詩の大意

ゲーテが、サモサタのルキアノスの詩『嘘好き』(Philopseudes)に基づき書き上げたバラッド『魔法使いの弟子』(Der Zauberlehrling)の仏語訳を原典としている。
老いた魔法使いが若い見習いに雑用を言い残し、自分の工房を旅立つところから物語が始まる。
見習いは命じられた水汲みの仕事に飽き飽きして、箒に魔法をかけて自分の仕事の身代わりをさせるが、見習いはまだ完全には魔法の訓練を受けていなかった。そのためやがて床一面は水浸しとなってしまい、見習いは魔法を止める呪文が分からないので、自分に箒を止める力がないことを思い知らされる。絶望のあまりに、見習いは鉈で箒を粉々にするが、さらに箒の破片が新たな箒となり、水汲みを続けていき、かえって速く水で溢れ返ってしまう。もはや洪水のような勢いに手のつけようが無くなったかに見えた瞬間、師匠の魔法使いが戻ってきて、たちまちまじないをかけて急場を救い、弟子を叱り付けるのだった。
元の詩との差異
サモサタのルキアノスの詩『嘘好き Philopseudes』とでは話の本筋は変わらないが微妙な差異がある。元の詩では魔法使いはとあるエジプト人で、箒ではなく乳棒、最後に窮地を救うことは変わらないが叱りつけることはなかった[2]。
ファンタジア
1940年のウォルト・ディズニーのアニメ映画『ファンタジア』に使用され、ミッキーマウスが「弟子」役で登場したことにより、本作の知名度が上がった。


