鴸
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読み
原典
考察
鳴き声
その鳴き声の擬音語がそのまま鳥名となったという例は、ほかにも鳧徯(「西山経」)等があり、日本の例ではカッコウが挙げられる[7][注 2]。
凶兆
『図賛』では、鴸の出現を、鯨が波打ち際で死ぬ、彗星がよぎるという凶兆と比べている[4][6]。ただし、鯨の死と彗星の予兆を二つの別々の凶兆とするのは曲解で、『淮南子』天文訓で鯨の死が彗星を予告するのであり[9]、同書で挙げる八つの予兆(八物)の中に[注 3][10]鴸は含まれない。
また
梟に似た凶兆鳥の例は、『山海経』においても他にいくつかある[注 4]。
人面鳥と讙頭人
あくまで『山海経』じたいの文にしたがうならば、人の手を持つ鳥には属すが、人面鳥には属さない[13]。
しかし、前述したように「人面人掌」とする書物もみつかる(『事物紺珠』)[4]。
そして讙頭人という有翼で嘴をもつ民族(「海外南経」)を鴸と同定する近代の考察がある。この讙頭人と、堯の臣の讙兜が南海で罪を負って自殺した故事とを郭璞注では関連付けているが[14]、讙兜とは堯の子丹朱のことであり、その末裔が讙頭国という鳥人国を建国したという伝説があった、と現代神話学者の袁珂が解き明かす。そして丹朱の伝説と(字面の似た)鴸の伝説は、換骨奪胎、もともと同じ伝説の異聞に過ぎないと論じている[15]。
