黒主山

祇園祭後祭の山 From Wikipedia, the free encyclopedia

黒主山(くろぬしやま)は、祇園祭後祭の山。中京区室町三条下がるに位置する。

黒主山

概要

疫神を鎮める夏の祇園祭にあって、巡行する山鉾の意匠にあえて満開の桜の花を咲かせ、人びとを魅了してきたのが黒主山です。謡曲「志賀」に登場する大伴黒主の物語を題材としたその造形には、桜の花をモチーフにした優雅な装飾が随所に散りばめられています。また、棒鼻金具などに施された「黑」の文字はデザイン性に富み、黒主山に独特の存在感を付与しています。

そして、黒主山の周囲を飾る懸装品には、江戸時代にあつらえられた数々の名宝が伝わっています。また、御神体人形がその身にまとう衣装にも名品がそろいます。その他にも、見送幕に装着される飾り金具や、桜の花姿を模した角飾りの金具などにも、豪華な鍍金の細工が施され、祇園祭の華やいだ雰囲気をかもし出しています。

咲き誇る桜花と歌物語の世界を体現した黒主山。その風雅の彩りは、季節外れの春を人びとの前に見事に演出します。祇園祭には、都で培われた様々な歴史や文化の断片が散りばめられています。

脚注

外部リンク

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