ヤニねこ

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ヤニねこ』は、漫画家集団の「にゃんにゃんファクトリー」による日本漫画作品。当初はTwitterで投稿されていたが、後述の経緯により週刊ヤングマガジン』(講談社)にて特別掲載され、好評を受け連載化された[1]

ジャンルコメディ
作者にゃんにゃんファクトリー
出版社講談社
概要 ヤニねこ, ジャンル ...
ヤニねこ

テレビアニメで使用されたロゴ
ジャンル コメディ
漫画
作者 にゃんにゃんファクトリー
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
レーベル ヤンマガKCスペシャル
発表号 2023年18号 -
発表期間 2022年11月 -
巻数 既刊12巻(2026年5月20日現在)
アニメ
原作 にゃんにゃんファクトリー
監督 木村拓
脚本 あおしまたかし
キャラクターデザイン 松浦力
音楽 鈴木慶一
アニメーション制作 バイブリーアニメーションスタジオ
製作 ヤニねこ製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2026年7月3日 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ
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世界観として「人間」と「獣人」が共に存在する「神奈川県にゃがみ原市」にある安アパートを舞台に、自堕落に暮らすタバコが大好き猫耳少女「ヤニねこ」と、同じアパートの住民・友人らの生活を描くコメディ作品[2][3][4]

2025年8月時点で累計発行部数は40万部を突破している[5]。2026年7月よりテレビアニメが放送中[6]

制作背景

前述の通り、元々はTwitter上で投稿されていたものの商業化した経緯を持つ。商業化に至った経緯としては、作者のにゃんにゃんファクトリーによると、ヤングマガジン側から高額な原稿料を提示されたからという事情もある[7]

なお、作中では『まんがタイムきらら』(芳文社)での商業連載を望む描写があったが、喫煙や下ネタなどの下品な作風や、諸々の諸事情で、『ヤングマガジン』に商業連載が決まった(読み切りを含め4話目)扉ページの煽り文に「てめーにゃここ(ヤングマガジン)がお似合いだ」と書かれている。

登場人物

名前の項は呼び名 / 本名。声の項はテレビアニメ版の声優。

主人公と家族

ヤニねこ / 佐藤ヤニ子
声 - 夏吉ゆうこ[6]
本作の主人公[4]。かなりのヘビースモーカーで、近所の子供たちからも「ヤニカス」と呼ばれている。主に吸っているタバコメビウス10mg。一人称は「ニャー」で「ニャーはなんにも悪いことしてないのに」が口癖。21歳。巨乳でスタイルが良く美人だが、大量喫煙に加え、ジャンクフードコーヒーを暴飲暴食するなどの乱れた生活習慣から、酷い悪臭を放っている。実家を離れアパートで暮らしている。日雇いバイトで収入を得ているが、水道を料金未納で止められていたり、何度も部屋からボヤを出すような生活をしている。
妹子 / 佐藤妹子
声 - 本泉莉奈[8]
ヤニねこの妹で女子高校生。タバコ嫌いであり、家庭内に禁煙のルールを布いている。常識的な感性を持っており、学校では勉強・スポーツ共に成績優秀で、男子からの人気も高い。姉に対しては辛辣なこともあるが、基本的には仲良しで姉思いである。
静江 / 佐藤静江
ヤニねこと妹子の母親。ヤニねこ同様のヘビースモーカーだが、家庭内は禁煙という体裁を守っている。なぜかヤニねこには「静江」と呼び捨てで呼ばれているが怒らず、ヤニねこを溺愛している。夫(ヤニねこ・妹子の父親)は故人であり、家には遺影が置かれている。

アパートの住人

大家 / 大谷おう也(おおたにおうや)
声 - 稲田徹[9]塚田悠衣(子ども時代)
ヤニねこたちが住むアパートの大家で、肥満体型かつスキンヘッドの男性。非喫煙者で独身。口が悪く、自堕落極まりない生活態度のヤニねこらに対して厳しく当たることも多いが、面倒見は良い。消防団にも所属するなど善良な常識人だが、その風体のせいでアパートの住人の犯罪行為の犯人として通報されるなどの不遇な人物。
実は重度のケモナー[注釈 1]で、ヤニねこたちの卑猥な妄想でオナニーを欠かさず、獣人型のダッチワイフを所有し愛用している他、ヤニねこら獣人の何気ない性的な仕草や姿などで瞬時に激しく勃起し、獣人に触られると即座に果ててしまう。回を重ねるごとに馬並みを超える巨根になっていき、299mgでは自身の背後に勃起を隠してもなお自分の座高並になっている。
幼少時に、喫煙者である父親から虐待されていたようで、タバコに対してトラウマがある。
ヤクねこ / 越司丸益子
声 - 松岡美里[9]
ヤニねこの後輩で後輩口調を使って話す。20歳。違法な薬物に手を出していると思われる言動をしているが、日常的な行動はむしろ常識人寄りである。前科持ちであることが示唆されており、それが原因でアルバイトをクビになったこともある。繊細な心の持ち主で礼儀正しい一方で、格闘技の技のような動きでハメねこを制圧するなど腕っ節は強いようである。
ハメねこ / ゆるふわアナル天使ハメ子
声 - 船戸ゆり絵[9]
ヤニねこの友人。電子タバコを吸っている。ヤクねことは高校の同級生だった。格闘ゲームに強くハメキャラを愛用している。動画配信者で「ハメちゃんねる」と題するチャンネルを持っており、いつも動画撮影をしている。アイドルのように愛嬌を振りまく一方で、キレやすい性格である。本人は「ゆるふわ*天使」を自称しているが、市役所で申請した苗字が手続き上のミスで「ゆるふわアナル天使」と登録された[注釈 2]
カンサイねこ / 西薫子
声 - 清水彩香[9]
ヤニねこの友人。町田大学に通う大学生。吸っているタバコはピアニッシモ関西出身で関西弁を喋るロングヘアーの美人。比較的常識人ではあるものの、笑いを取ることに対して極めて貪欲であり、一方で肝心のギャグのセンスが残念。
アルねこ / 酒井アル子
声 - 井澤詩織[9]
ヤニねこの友人。ボクっ娘。24歳の大学生だが、小学生のような見た目の小柄な人物。
アルコール中毒者であり、いつもチューブで酒瓶等から酒を飲んでいる。酔うと徘徊する癖がある。一方でヤニねこらと異なり、非喫煙者。
マンカス / 辰野沙織
声 - 明智璃子[9]
ヤニねこらと同じアパートに住むプロの漫画家。獣人ではない普通の人間で、ハイライト・メンソールを吸うヘビースモーカー。「おちんぽ達郎」のペンネームで「ニャングマガジン」に連載を持ち、エロ漫画も描いている。プロ作家ではあるが、あまり売れておらず生活は荒んでおり、アシスタントがいないため、ヤニねこや獣人派遣サービスの手を借りて執筆をしている。職業柄か、歪んだ性癖の持ち主。
ペンペンねこ / 九条ナズナ
ヤニねこの友人の路上生活者。世俗的な物事を嫌う世捨て人のように表面上は振る舞っている。
元々は河川敷テント暮らしをしていたが、台風で川が氾濫したためテントを流され、アパートの敷地内に住み着くようになった。
実家は非常に裕福であり、毎日100万円の仕送りを貰っているものの、その使途は不明。
デブねこ / 小出文
田舎からアパートに越してきた。アパートの住民では初めての未成年。心優しい少女だが、大柄かつ太めの体型で、異常な食欲と凄まじい怪力を持ち合わせている。
ヒキねこ / 引田ヒキコ
大家の親戚。訳あって大家に引き取られている26歳の引きこもり。大家からは男と思われているが女である。

その他の登場人物

カンサイ弟 / 西春蘭
声 - 真白健太朗
カンサイねこの弟。本作の登場人物では唯一の男性型獣人でチャラ男のような容姿をしている。
字書きねこ / 賀来詠子
妹子の同級生でアパートに出入りしている。小説家を目指しており、小説投稿サイトで自作小説を公開しているものの、執筆よりSNSをしている時間のほうが長いなど、小説制作は今ひとつ。

評価

2024年8月、「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて本作は13位を獲得した[10]

Anime News Networkのケヴィン・コーマックは本作に星1.5をつけた[11]。コーマックはヤニねこに共感するのは難しいとした[11]

書誌情報

  • にゃんにゃんファクトリー 『ヤニねこ』 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、既刊12巻(2026年5月20日現在)
    1. 2023年8月4日発売[12]ISBN 978-4-06-532350-2
    2. 2023年11月6日発売[13]ISBN 978-4-06-533630-4
    3. 2024年2月6日発売[14]ISBN 978-4-06-534615-0
    4. 2024年5月7日発売[15]ISBN 978-4-06-535598-5
    5. 2024年8月6日発売[16]ISBN 978-4-06-536546-5
    6. 2024年11月6日発売[17]ISBN 978-4-06-537452-8
    7. 2025年2月6日発売[18]ISBN 978-4-06-538464-0
    8. 2025年4月28日発売[19]ISBN 978-4-06-539491-5
    9. 2025年8月6日発売[20]ISBN 978-4-06-540533-8
    10. 2025年11月6日発売[21]ISBN 978-4-06-541400-2
    11. 2026年2月6日発売[22]ISBN 978-4-06-542531-2
    12. 2026年5月20日発売[23]ISBN 978-4-06-543541-0

テレビアニメ

2026年7月よりTOKYO MXほかにて放送中[6]

製作

ヤニねこ役の夏吉ゆうこは役作りのためにタバコを購入し、第1話の喫煙シーン収録時に火を付けずに吸ったという[24]。なお、購入したタバコの銘柄は名前の可愛さから「わかば」を選んだとしている[24]

ヤクねこ役の松岡美里は同キャラを「真面目」だと捉えた[25]。また 松岡は「演じるにあたって」タバコについて調査したという[25]

オープニング映像は『パルプ・フィクション』『ロード・オブ・ザ・リング』などといった複数の映画作品のオマージュ映像で構成されている[26]

スタッフ

主題歌

「なんもねえ」[27]
忘れらんねえよによるオープニングテーマ。作詞・作曲は柴田隆浩、編曲は忘れらんねえよ。
「煙とブルー」[27]
ネクライトーキーによるエンディングテーマ。作詞・作曲は朝日、編曲はネクライトーキー。
「たりないか、」
忘れらんねえよによる第1話挿入歌。作詞・作曲は柴田隆浩、編曲は忘れらんねえよ。

各話リスト

さらに見る 話数, サブタイトル ...
話数サブタイトル絵コンテ演出作画監督総作画監督初放送日
01ニャーがヤニねこにゃ木村拓
  • 松浦力
  • 大熊成実
  • 山道到威
  • はっとりますみ
松浦力2026年
7月3日
02ニャーの後輩たちにゃ青柳隆平尋田耕輔
  • 高木司
  • 大熊成実
  • 須永正博
  • Seo Soo-min
  • Bang Hyo-jin
  • Na Ye-bin
  • sun qiang
  • fan dong dong
  • liu qi qi
  • zhang qian ru
  • HYUN GRAK
  • 松浦力
  • 能海知佳
7月10日
03ニャーはボケよりツッコミ寄りにゃ名和宗則栗西祐輔
  • 高木司
  • 大熊成実
  • Fincrossed Studio
  • 杭州神在動画
  • 所沢映画
  • 松浦力
  • 能海知佳
  • 曾品喬
7月17日
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放送局

地上波で放送される「オンエア版」と、作品の演出意図を尊重した「邪竜解放版」が存在する[28]

さらに見る 放送期間, 放送時間 ...
日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[28]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [29] 備考
2026年7月3日 - 金曜 0:30 - 1:00(木曜深夜) TOKYO MX 東京都 製作参加 / 字幕放送[30]
BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
2026年7月26日 - 日曜 0:30 - 1:00(土曜深夜) AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり / R15+指定[31] / 邪竜解放版
特記のない放送局では「オンエア版」を放送。
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さらに見る 配信開始日, 配信時間 ...
日本国内 インターネット / 配信期間および配信時間[28]
配信開始日 配信時間 配信サイト 備考
2026年7月3日 金曜 1:00(木曜深夜) 以降順次更新 オンエア版・邪竜解放版
邪竜解放版
オンエア版
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コラボレーション

儒烏風亭らでん
2025年2月6日発売の単行本7巻にVTuberの儒烏風亭らでんが原作を手掛け、にゃんにゃんファクトリーが漫画化したエピソード「短命」が収録された[32]。ゲスト作家の寄稿作品の一つとして収録されたもので、古典落語の『短命』がストーリーのベースとなっており、作中には儒烏風亭らでんに似た人物も登場する[32]。なお、前年9月には儒烏風亭らでんが所属するホロライブプロダクションのユニット「ReGLOSS」が活動1周年を記念して『週刊ヤングマガジン』とコラボしており、その際、喫煙する儒烏風亭らでんとヤニねこのコラボイラストが公開されていた[32]
ドカ食いダイスキ! もちづきさん
2025年4月28日発売の『週刊ヤングマガジン』22/23号にて、『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』の作者まるよのかもめ執筆のコラボ漫画が掲載された[33]。同日発売の『ヤニねこ』単行本8巻の巻末にも、おまけのコラボ漫画が収録された[33]。また、同年5月9日発売の『ヤングアニマルZERO』6月1日増刊号(白泉社)にて、にゃんにゃんファクトリー執筆のコラボ漫画が掲載された[34]千葉繁がナレーションを担当するコラボPVもYouTubeにて公開された[34]
ブルーピリオド / 平成敗残兵☆すみれちゃん
2026年5月25日発売の『週刊ヤングマガジン』26号にて、三作品のキャラクターが描かれたコラボイラストが掲載された[35]。また、限定スペシャルグッズの販売も発表された[35]。このコラボは、『ブルーピリオド』作者の山口つばさによる「ヤニねことすみれちゃんが好きだから」の一言がきっかけとなり企画された[35]
小田急バス
2026年7月17日から吉祥寺営業所管内でヤニねこのラッピングバスが運行されている。

脚注

外部リンク

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