遺構
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英語で言うところの「Feature」が、日本語の遺構に近い概念だが、一般的に「Feature」には、垂直的なもの(ピット、壁、溝など)は含まれるが、水平的なもの(生活面、床面、庭、道路など)は含まれないとされる[要出典]。
考古学が研究対象とする遺構で、地上に残されている(または存在が地表上で視認できる)ものの例として、エジプトのピラミッドやギリシャのパルテノン神殿などの大規模な古代建造物のほか、盛土で構築された塚や古墳の墳丘、近世城郭の堀や石垣などがあげられる。これに対し、地表上に残されていない(視認できない)ものの例としては、地中に掘り込まれた後に埋没した竪穴建物や土壙墓・溝・井戸・掘立柱建物の柱穴などがあげられる。
考古学調査の遺構検出
遺跡の発掘調査の際、埋没した遺構(竪穴建物や溝など)は、上部に堆積した表土および遺物包含層を掘削・除去し、調査区内を水平に掘り下げることでその掘り込みの輪郭を面的に捉えて検出される(遺構検出)。遺構の分布が面的に捉えられた掘り下げ面を遺構面と呼ぶ[1]。さらに遺構内に溜まった覆土を掘削して、内部の土器などの遺物や、炉・カマドなどの細かな構造物を精査・記録し、個々の遺構の年代決定や遺跡全体の性格付け・評価が行われていく[2][3]。
このように考古学でいう遺構は、遺跡の本体をなす要素であることから遺跡と同義語のように用いられる場合もある。遺跡の発掘調査で遺構を研究することで、その遺跡に建っていた建造物の様式や、そこで活動していた人々の活動内容を推定することが可能となる。
遺構の年代
遺構の種類

考古学でいう遺構には、
- 生活にかかわる遺構(竪穴建物跡、掘立柱建物跡、柱穴(またはピット)や礎石・礎板、井戸跡、炊事場跡、炉跡、カマド跡、貯蔵穴、トイレ遺構など)
- 生業にかかわる遺構(狩猟における陥し穴、漁労における簗など)
- 生産にかかわる遺構(水田跡、土器や石器の製作跡、製鉄遺構、製銅遺構、製塩遺構、窯業遺構など)
- 政治や軍事にかかわる遺構(宮都跡、官衙(役所)跡、城柵跡、楼閣跡、城館跡およびそれにともなう堀切・土塁・曲輪・馬場など)
- 交易や交通にかかわる遺構(道路跡、港湾遺構、橋跡、一里塚など)
- 信仰にかかわる遺構(寺院跡、神社や神殿の跡、経塚、祭祀遺構、信仰にかかわる塚や祠や石碑(信仰塔)、板碑など)
- 葬送にかかわる遺構(土坑墓、配石墓、環状列石、古墳、火葬墓など)
- 区画施設(塀跡、溝跡など)
- その他(学校跡、各種の記念碑など)
がある。

