9階のハギモトさん!

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出演者 萩本欽一
杉原凜 ほか
ナレーター 杉原凜 ほか
9階のハギモトさん!
ジャンル バラエティ番組
出演者 萩本欽一
杉原凜 ほか
ナレーター 杉原凜 ほか
製作
製作 BS日テレ
放送
放送局BS日テレ
BS日テレ4K[1][注釈 1]
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
公式ウェブサイト
9階のハギモトさん!(SEASON1)
放送期間2025年10月7日 - 12月25日
放送時間火曜日水曜日木曜日 5:26 - 5:30
火曜日・水曜日・木曜日 22:56 - 23:00(同日再放送)[1]
放送分4分
回数36回
9階のハギモトさん!SEASON2
欽ちゃんのド~ンと応援してみよう
放送期間2026年1月31日3月7日3月14日
放送時間土曜日 22:00 - 22:30(不定期放送)
放送分30分
回数3回
9階のハギモトさん!SEASON3
欽ちゃんのド~ンと応援してみよう
放送期間2026年4月11日5月9日6月13日(予定)[2]
放送時間毎月第2土曜日 22:00 - 22:30
放送分30分
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9階のハギモトさん!』(きゅうかいのはぎもとさん)は、2025年10月7日からBS日テレで放送されているバラエティ番組[1]萩本欽一冠番組で、ゼロからつくる「新しいテレビ」をコンセプトに、スポンサーなし、出演料なしでスタートした[1]。開始当初はミニ番組[注釈 2]として放送。2026年1月からは放送枠を拡大した30分番組として放送されている[3]

2026年1月〜3月は『9階のハギモトさん!SEASON2 欽ちゃんのド~ンと応援してみよう』(きゅうかいのはぎもとさんシーズンツー きんちゃんのドーンとおうえんしてみよう)のタイトルで放送された[3]。4月からはSEASON3が放送中[4]

萩本欽一が、スポンサーなし、出演料もなし、という異例の体制[5]で、「ゼロ」からスタートさせた番組。萩本は「番組を作る前から『スポンサーになってください』というのは虫が良すぎる」とコメント[1]。番組を見て「応援したい」と思ったらスポンサーとして名乗り出てもらうという試みであり、それまでの番組制作費は萩本の貯金から捻出する[6][7]。この試みは業界からも注目を集めているという[8]

低予算ゆえスタッフは最小限で[9]、セットも萩本の事務所「萩本企画」のビルの9階の応接室に、建築家志望の大学生が作成[7][9]。この撮影場所が番組タイトルの由来となっている[9]

番組のキャッチフレーズは、「誰かをほめたり、ほめられたりする新しいテレビ」「合言葉は『人生に、虹をかけよう』」[10]

ミニ番組として放送開始し、当初は36回(2025年12月)で終了予定[6]とされていた。しかし、2026年1月以降も番組が継続されること、1月からはSEASON2として放送枠が30分に拡大されることが番組内で発表された[# 2][# 3]

SEASON2は2026年1月〜3月に不定期で放送。また、SEASON2放送期間中の1月〜3月にはSEASON1の再放送も行われた[7][11]。引き続き4月からはSEASON3が放送されることが番組内で発表された[# 4]。SEASON3はレギュラー番組として編成され[12]、毎月1回の放送となった[4]

番組開始までの経緯

萩本がこの番組を始めたきっかけは、日本テレビの田中裕樹[注釈 3]からの勧めだったという[9]2024年の終わり頃から、萩本は田中に「新しい番組を作るのではなく新しいテレビを作りたい」と語るようになり[15]、後日、田中から「小さくでもいいからテレビ、やってみませんか」と提案を受けたことが、本番組の発端となる[9]。「むしろBSの方がいい」と語る[# 5]萩本は、田中から当時BS日テレの顧問だった中山良夫を紹介され、2025年5月9日、萩本はBS日テレを訪問し、新番組の企画をプレゼン[9][# 7]。中山がこの企画に対し「それは面白い」[9][# 7]と好意的な反応を示したことがきっかけとなり、番組の放送開始が実現した。

番組セットを手掛けたのは、建築家志望の大学生の本多和声[6][注釈 4]である。2025年3月26日、この日放送の『news every.』を見た萩本は、出演していた建築家志望の和声[注釈 5]に目が留まった。翌日の打ち合わせで、萩本が和声について「あの子は最高だな」[6]と話題を出すと、田中は和声に番組のセットを作成してもらうことを提案。萩本は「それは新しい」[6]「あの子の設計で建てたい」[# 9]とその提案に乗り、セット制作を決めたという[6]

7月22日、和声は、セットデザインの打ち合わせのために萩本企画を訪れた。萩本は和声との会話から「言葉が初々しい」「テレビに出ないのがもったいない」と彼女を評価し、セット制作のみならず本番組への出演も決めた[# 9]。萩本企画のビル「来るびる」[17]の階数表記は動物の名前[注釈 6]になっており、また、打ち合わせの中で和声は、萩本が「動物が好き」「動物は人間が気がついていないことを教えてくれる」と語っていたのが印象に残ったという[# 10]。そこから着想を得て、魚のデザインの照明をセットに取り入れた[# 10]。セットは9月15日に和声が家族とともに設営した[# 10]

杉原凜の起用は田中の推薦による。本番組に先駆け、2025年9月18日に萩本のインタビュー[注釈 7]の収録が行われ、この聞き手を担当。杉原は、台本なし、質問項目なしで臨んだが、萩本と意気投合し、3時間を超えるロングインタビューとなったという。これが決め手となり本番組の出演が決まった[# 11]

スポンサー・制作費について

本番組は、田中との打ち合わせの中で萩本が掲げた「新しいテレビ」「スポンサーのありかたを変える」[# 5]という構想からスタートした。

萩本は、テレビ番組が放送前にスポンサーから「枠」を購入してもらうという一般的な仕組みについて疑問を抱き、「これまでのテレビのシステムとは違うものをやってみたい」と考えた[9]。番組も、本来育てて初めて面白くなっていくはずのものであるにもかかわらず、育てる前からお金をもらっている形となっている[21]と考えたからだ。放送前にスポンサーを集めるために、多数のタレントを起用しなくてはいけない[21]、リスク回避のために発想が無難なものになってしまう[9]、といった問題点もあると指摘する。

こうした問題意識から、まずは先に番組を作って放送し、面白いと評価した人(企業)が現れたら、後からスポンサーになってもらうという方法を着想した[9][21]。面白い番組を制作することが収益につながる仕組みであれば、より良いものを作ろうとする意欲が高まるというメリットもある[9]と語る。萩本が「むしろBSのほうがいい」と考えた理由については、「こんなシステムから変えるようなことをやるなら、開拓途中のBSがいい」と述べている[21]

そして、BS日テレでのプレゼンの機会を得た萩本は、その席でこの「新しいテレビ」像を説明した[9]。中山は、「テレビをやっている人間でこれに乗らない人はいるのか」[# 7]「このような大きな仕事を私のところによく持ってきてくれた」[21][22][23]と高く評価し、「すぐやろう」[22]と前向きな姿勢を見せた。ただし、プレゼンの中で萩本が提示した、自身の出演料はいらない[9][22][# 7]、(局に迷惑をかけたくないとの考えから)番組の制作費も全て自身で支払う[22][# 7]、との案に関しては、中山は難色を示した。テレビ局が萩本へ出演料を支払わず、かつ萩本から局へ制作費を支払ってもらうことはできない[22]とし、制作費は局が出すことを提案[# 7]。しかし萩本がそれを固辞した[# 7]ことにより、話は平行線となり費用面については一旦保留となった[22]

しばらくして日本テレビから、「普段は番宣を流しているスポンサーに売らない枠」を使用したミニ番組であれば「日本テレビが使える時間だから、(局への)金はいらない」との提案がなされ[9][22]、萩本もこれに同意。「新しいテレビ」である本番組が、ミニ番組として放送開始されることが決定した。

田中によると、萩本はスポンサーが離れていったフジテレビの問題を深刻に受け止めていたという。番組には、「自分たちは傲慢になっていたのではないか」との考えから、スポンサーが戻ってくるような番組を作りたいという意図が反映されている[15]

番組内容

本番組はフォーマットをあえて定めておらず、回ごとに内容が異なる[1][6]が、萩本と出演者によるトークが番組の主軸である。

トークの企画としては、萩本へのインタビュー[# 12]や、ニュース番組風の回[# 13]、クイズ形式の回[# 14]などがある。いずれも、萩本と出演者によるアドリブによる掛け合い[15]が共通の特徴となっている。

ニュース番組風の回では、杉原がキャスター、萩本がコメンテーターとテロップで表示され、主に杉原により番組に関する情報がニュース風に読み上げられる[# 1]。クイズ形式の回では、萩本に関する問題が出題される。出演者が解答し、正解発表後に萩本自身がそのエピソードを語る[# 15][# 16]、というのが代表的な流れである。萩本本人が解答者に加わることもある[# 17]

また、番組誕生の経緯や出演者が起用されるまでの背景を取り上げたドキュメンタリーの回[# 18]や、オビツ製作所による番組オリジナルキューピー人形の製作過程(打ち合わせの様子など)を追った回[# 19]も放送されている。

反響

視聴率

通常は視聴率が出ず、視聴率データ上では米印(*)[注釈 8]で表記される時間帯で放送されていた本番組(SEASON1)が、0.1%という数字を記録したと番組内で報じられた[# 20]。ミニ番組で放送時間が短いため、新聞のラテ欄にも番組名が掲載されず、テレビなどの番組表でも(一般的なデフォルトの状態では)タイトルが表示されない[21][# 20]という条件下での記録でもあった。BSとしては「とんでもない数の人が見た」[22]という。放送開始から2週間後、萩本にBS日テレから高視聴率への祝意として花が贈られた[21][22]

オビツ製作所

番組開始の2日後である2025年10月9日、本番組を見たオビツ製作所が萩本企画を訪れた[# 21]。「応援したいし、応援してください」[# 21]との意向を伝えるための訪問であった。同社は「会社を大きくしたい」という希望を萩本に語っている[# 22]。同社はスポンサーとして名乗り出たのではなかったため、スポンサーを期待していた萩本は「(番組が応援するというのは)話が逆ではないか」と思ったという[25]。しかし、すぐに「これは新しい発想だ」と考えを改め[25]、同社の意向に賛同[25][26]。番組とオビツ製作所による共同企画が開始された[25][26]

ソフトビニール人形を製作する同社は、限定デザインのキューピー人形の製作を提案。萩本らを交えた打ち合わせを経て、同社の商品「フル可動キューピー」[27]の顔つき、髪型、服装を萩本のイメージに近づけた[# 23]、本番組オリジナルキューピー人形の製作・販売が決定した[# 24][28]。人形のアイディアには萩本の他、杉原、和声、水音[29]らの意見も取り入れられている[# 24][# 25]

商品名が「フル可動QP ダメよ!欽ちゃん」に決定し、2026年1月31日の番組放送終了直後に、萩本企画の公式サイト内[30]で予約受付が開始された[# 22][31]。人形にはドールケースや、萩本の直筆メッセージが印刷されたカードなどがセットになっており、価格は9000円(税別)で数量限定販売された。商品の発送は4月が予定されている。商品説明によると、人形は職人のハンドメイドにより製作され、9000円という価格は萩本の補填によって成立した破格の金額だという[30]。予約開始からおよそ3時間で完売した[# 6][32][注釈 9]

放送リスト

SEASON1

放送回 放送日 内容[7][10][35] 備考
1 2025年10月7日 欽ちゃん&凜ちゃんのニュース
2 2025年10月8日 “欽ちゃん”を知らない20代女性3人 VS ハギモトさん(1)
3 2025年10月9日 “欽ちゃん”を知らない20代女性3人 VS ハギモトさん(2)
4 2025年10月14日 Episode1 84歳の欽ちゃんが新番組作る理由 「9階のハギモトさん!」誕生の舞台ウラ(1)
5 2025年10月15日 Episode2 欽ちゃんvsBS日テレ顧問の中山さん 「9階のハギモトさん!」誕生の舞台ウラ(2)
6 2025年10月16日 クイズ!欽ちゃんのランチ今年1番食べたお弁当は?
7 2025年10月21日 「キューピー人形」オビツ製作所がやってきた
8 2025年10月22日 「欽ちゃんのダメよキューピー人形」製作へ
9 2025年10月23日 20代女性3人が聞く「欽ちゃんが尊敬する人は?」
10 2025年10月28日 Episode3 建築家めざす和声さんと欽ちゃんの出会い 「9階のハギモトさん!」誕生の舞台ウラ(3)
11 2025年10月29日 Episode4 欽ちゃんからのお願いでセットを作る和声さんに密着 「9階のハギモトさん!」誕生の舞台ウラ(4)
12 2025年10月30日 推理クイズ!欽ちゃんが食べた「にぎり寿司」の順番は?
13 2025年11月4日 推理クイズ!欽ちゃんが食べた「にぎり寿司」の順番は?(2)
14 2025年11月5日 推理クイズ!欽ちゃんが食べた「にぎり寿司」の順番は?(3)
15 2025年11月6日 欽ちゃんの「ダメよ」キューピー人形!製作スタート
16 2025年11月11日 Episode5 日テレの凜ちゃんと欽ちゃんの出会い 「9階のハギモトさん!」誕生の舞台ウラ(5)
17 2025年11月12日 推理クイズ!「オレのこと好き?」と聞かれた3人の息子は?
18 2025年11月13日 推理クイズ!二男が欽ちゃんを「キライ」と言った理由は?
19 2025年11月18日 推理クイズ!去年のハギモトさん病院「問題編」
20 2025年11月19日 推理クイズ!去年のハギモトさん病院「正解編」
21 2025年11月20日 20代女性3人が聞く!欽ちゃんのプライベート
22 2025年11月25日 欽ちゃん&凜ちゃんのニュース速報(1)
23 2025年11月26日 欽ちゃん&凜ちゃんのニュース速報(2)
24 2025年11月27日 欽ちゃん&凜ちゃんのニュース速報(3)
25 2025年12月2日 ホラー漫画クイズ!最後の弟子は見た自宅のハギモトさん(1)
26 2025年12月3日 ホラー漫画クイズ!最後の弟子は見た自宅のハギモトさん(2)
27 2025年12月4日 ホラー漫画クイズ!最後の弟子は見た自宅のハギモトさん(3)
28 2025年12月9日 ついに顔出し!繁盛おじさん&あの人がやってきた!
29 2025年12月10日 打ち切りか!? 継続か!? 重大ニュースをアノ人が発表(1)
30 2025年12月11日 アノ人が来年の重大ニュースを3つ発表!
31 2025年12月16日 Episode6 渡辺真理さん!欽ちゃんが会いたかったワケ 「9階のハギモトさん!」誕生の舞台ウラ(6)
32 2025年12月17日 渡辺真理&わせい&凜が面接!繁盛おじさんの再就職(1)
33 2025年12月18日 渡辺真理&わせい&凜が面接!繁盛おじさんの再就職(2)
34 2025年12月23日 試作品をチェック!欽ちゃんの「ダメよ」キューピー人形
35 2025年12月24日 欽ちゃんが行く!キューピー人形のオビツ製作所
36 2025年12月25日 来年からシーズン2!欽ちゃんからクリスマスメッセージ

SEASON2

放送回 放送日 内容
1 2026年1月31日 「ダメよ!欽ちゃん」4カ月ドキュメント。次は桃屋と…[注釈 10]
2 2026年3月7日 欽ちゃん勝手に桃屋のアニメCMを作る![36][37]
3 2026年3月14日 爆笑!公開アフレコでまさかのマンガ書き直し[38][39]

SEASON3

放送回 放送日 内容
1 2026年4月11日 松丸亮吾さんと「人生」のナゾを解く[40]

出演者

レギュラーおよび複数回出演している主な出演者を記載。

ナレーター

スタッフ

  • 企画・演出:田中裕樹[注釈 3](ノンクレジット)[6]
  • ディレクター:今井夕輝(ノンクレジット)[# 4]
  • プロデューサー:立川拳太、松野勇二(ノンクレジット)[10]

SEASON1

  • 制作協力:萩本企画、株式会社サイドスイッチ
  • 製作著作:BS日テレ

SEASON2・3

  • 主題歌:「ひとりのチカラは小さくても」[注釈 14]
  • 画:高垣雄海[注釈 15]
  • 技術:レック
  • 編集・MA:麻布プラザ
  • 制作協力:萩本企画、株式会社サイドスイッチ
  • 製作著作:BS日テレ

ネット配信

脚注

外部リンク

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