I-260 (航空機)
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- 用途:戦闘機
- 設計者:OKB-155 (ミコヤン・グレヴィッチ設計局)
- 製造者:未完成
- 運用状況:計画中止
I-260 (ロシア語:И-260) または«F» («Ф») は、ソビエト連邦のミコヤン・グレヴィッチ設計局が計画した戦闘機である。
1945年2月、クレムリンに招集された戦闘機設計者達に対し、ヨシフ・スターリンはジェット戦闘機の開発計画が手付かずであることに怒りを示した。スターリンは彼らに対し、鹵獲したドイツ製ジェットエンジンか、それをコピーしたソ連製エンジンを搭載した戦闘機の開発を早急に行うように指示した[1]。指示を受けた各設計局のうち、ラヴォーチキン設計局およびヤコヴレフ設計局は単発機を、スホーイ設計局およびミコヤン・グレヴィッチ設計局(以下、ミグ設計局)は双発機の開発を担当する事になる[1]。
ミグ設計局では1945年5月よりジェット機の設計作業に入り、製品«F»と呼ばれる設計案を完成させた[2]。航空産業省(NKAP)では当初、開発リスクを抑えるためにもドイツのMe 262をコピーするべきという意見が主流であり、I-260と命名された«F»もMe 262の影響を強く受けた、主翼下のナセルにエンジンを搭載した直線翼機だった[1][3]。エンジンはBMW 003を2基使用する[2]。
だが、設計作業を進めるうちに、ミグ設計局ではより適切なエンジンの位置として、主翼下ではなく胴体前部に搭載するI-300案が浮上する。この新計画は1945年6月より始動し、比較検討の結果、I-260よりも有望であることが確認されたため、I-260の開発はそこで中止となった[2]。
スペック
出典:「Soviet Secret Projects: Fighters Since 1945」21頁[2]
- 全長: 10.1 m
- 全幅: 約9.9 m
- エンジン: BMW 003 軸流式ターボジェットエンジン ×2
- 武装: 機関砲 3門