OPS-18
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概要
1968年、アメリカ施政権下にあった小笠原諸島の本土復帰が実現すると、周辺海域の防衛力強化が重視されるようになった[1]。これに伴い、昭和48年度計画の輸送艦のために10目標までの衝突予防表示機能 (ARPA) を備えたレーダとして開発されたのがOPS-18であった[1]。
OPS-18を元にした護衛艦用のレーダーとして開発されたのがOPS-18-1であった[1]。これは艦の運用を考慮したシステムスタディの結果、衝突予防機能を削除し、送信系を2系列としているほか[1]、最小感度も向上させている[2]。護衛艦のほかにも、砕氷艦や海洋観測艦、補給艦、訓練支援艦などにも順次に装備された[1]。
一方、OPS-18-1を元にしたミサイル艇用のレーダーとして開発されたのがOPS-18-2であった[1]。これはアンテナ部をスロットアレイ型に変更し、400ヘルツ電源を採用するなどして軽量化したもので、1号型ミサイル艇(02PG)より装備化された[1]。
1992年頃になると、OPS-18シリーズは設計から約25年を経過して部品の入手が困難になったため、OPS-18-1の仕様をベースとして、OPS-18-2で培った最新技術を取り入れて設計を改訂して開発されたのがOPS-18-3であった[1]。これは部品のモジュール化による制御系のコンピュータ化、信号のデジタル処理化、空中線(スロットアレイ型)回転制御等の性能向上を図ったものであった[1]。平成8年(1996年)度に装備化されたのち、OPS-16DやOPS-18-1の換装用のほか、はやぶさ型ミサイル艇(11PG)や「しらせ」(17AGB)など新造艦にも搭載されている[1]。
搭載艦艇
- 警備艦
- 補助艦
- とわだ型補給艦(59AOE)
- ふたみ型海洋観測艦(51/58AGS)
- 訓練支援艦「くろべ」(61ATS)
- 訓練支援艦「てんりゅう」(09ATS)
- ひびき型音響測定艦(01AOS)
- 練習艦「かしま」(04TV)
- 試験艦「あすか」(04ASE)