S&P 600
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S&P SmallCap 600指数(エスアンドピー・スモールキャップ・ろっぴゃくしすう)、通称 S&P 600(エスアンドピーろっぴゃく)は、S&P グローバル・レーティング(現在はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスの一部)によって設定された株価指数である。この指数は、主にアメリカ株の小型株(スモールキャップ)の範囲をカバーしており、時価総額加重型指数を用いて算出される。
概要
S&P 600は、より大型のS&P 500(大型株)やS&P 400(中型株)とともにS&P 1500を構成する。S&P 400とS&P 600を合わせたものがS&P 1000である。これらの指数はすべて、米国の証券取引所で取引されている少数の外国株を含む場合がある。
指数に組み入れられるには、銘柄の総時価総額が12億ドルから80億ドルの範囲にある必要がある[4]。これらの時価総額の適格基準は、指数への新規採用のためのものであり、継続的な構成銘柄であるためのものではない。そのため、構成銘柄が新規採用基準を満たさなくなった場合でも、継続的な状況が指数変更を正当化しない限り、除外されることはない[4]。
さらに、S&P 500やS&P 400と同様に、財務的な存続可能性の要件がある。企業は、直近の四半期と、直近の4四半期(合計)の両方で、報告された利益がプラスでなければならない。
2024年12月31日時点では、この指数の時価総額の中央値は20.6億ドルであり、米国の株式市場全体の約3パーセントをカバーしている[1]。この小型株指数がカバーする時価総額の範囲は、ラッセル2000指数がカバーする範囲(1.69億ドルから40億ドル)よりも狭く、非常に小規模な企業の一部は除外される[5]。
この指数は1994年10月28日に開始された[6]。ティッカーシンボルは、金融ウェブサイトによってSML、^SML、SP600、または^SP600のいずれかとなる。
構成銘柄
S&P SmallCap 600指数は、米国の株式市場における小型株600社(一部の企業の複数株式クラスを含むため銘柄総数は602)で構成される。これらの銘柄は、S&P 400の企業よりも時価総額が小さい企業群を代表する。
投資
以下の上場投資信託(ETF)は、この指数およびサブ指数への連動を目指している。S&P 600は、ラッセル2000指数とパフォーマンスを比較されることが多い[7][8][9]。
インデックスファンド
- iShares Core S&P Small-Cap ETF (NYSE Arca: IJR)
- Vanguard S&P Small-Cap 600 ETF (NYSE Arca: VIOO)
- SPDR Portfolio S&P 600 Small Cap ETF (NYSE Arca: SPSM)
グロース・インデックスファンド
- iShares S&P Small-Cap 600 Growth ETF (NYSE Arca: IJT)
- Vanguard S&P Small-Cap 600 Growth ETF (NYSE Arca: VIOG)
- SPDR S&P 600 Small Cap Growth ETF (NYSE Arca: SLYG)
バリュー・インデックスファンド
バージョン
一般的に引用される「S&P 600」は価格リターン指数であり、この指数には「トータルリターン」バージョンと「ネット・トータルリターン」バージョンも存在する。これらのバージョンは、配当金の計上方法が異なる。価格リターン・バージョンは配当金を考慮せず、指数構成銘柄の価格変動のみを捉える。トータルリターン・バージョンは、配当再投資の効果を反映する。最後に、ネット・トータルリターン・バージョンは、海外投資家に対する源泉徴収税の控除後の配当再投資の効果を反映する。
年間リターン
| 年 | 価格リターン | トータルリターン |
|---|---|---|
| 2024 | 6.82% | 8.70% |
| 2023 | 13.89% | 16.05% |
| 2022 | −17.42% | −16.10% |
| 2021 | 25.27% | 26.82% |
| 2020 | 9.57% | 11.29% |
| 2019 | 20.86% | 22.78% |
| 2018 | −9.75% | −8.48% |
| 2017 | 11.73% | 13.23% |
| 2016 | 24.75% | 26.56% |
| 2015 | −3.36% | −1.97% |
| 2014 | 4.44% | 5.76% |
| 2013 | 39.65% | 41.31% |
| 2012 | 14.81% | 16.33% |
| 2011 | −0.16% | 1.02% |
| 2010 | 24.98% | 26.31% |
| 2009 | 23.78% | 25.57% |
| 2008 | −31.99% | −31.07% |
| 2007 | −1.22% | −0.30% |
| 2006 | 14.07% | 15.12% |
| 2005 | 6.65% | 7.68% |
| 2004 | 21.59% | 22.65% |
| 2003 | 38.79% | |
| 2002 | −14.63% | |
| 2001 | 6.54% | |
| 2000 | 11.80% | |
| 1999 | 12.40% | |
| 1998 | −1.31% | |
| 1997 | 25.58% | |
| 1996 | 21.32% | |
| 1995 | 29.96% | |
| 1994 | −4.77% |