SkyDrive (企業)

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機関設計 取締役会設置会社、監査役設置会社
市場情報 非上場
略称 SkyDrive
株式会社SkyDrive
SkyDrive Inc.
種類 株式会社
機関設計 取締役会設置会社、監査役設置会社
市場情報 非上場
略称 SkyDrive
本社所在地 日本の旗 日本
471-0023
愛知県豊田市挙母町二丁目1番1号[1]
北緯35度4分56秒 東経137度9分38.3秒 / 北緯35.08222度 東経137.160639度 / 35.08222; 137.160639座標: 北緯35度4分56秒 東経137度9分38.3秒 / 北緯35.08222度 東経137.160639度 / 35.08222; 137.160639
設立 2018年7月[1]
業種 輸送用機器
法人番号 4011101084852 ウィキデータを編集
事業内容 空飛ぶクルマ(電動垂直離着陸航空機(eVTOL))の開発・製造・販売・運航サービス等
代表者 代表取締役CEO 福澤知浩[1]
純利益
  • ▲50億2,835万3,000円
(2025年12月期)[2]
総資産
  • 78億9,310万円
(2025年12月期)[2]
従業員数 301名(2025年9月時点)
決算期 毎年6月30日
主要子会社 株式会社 Sky Works、株式会社 AlterSky、SkyDrive America, Inc.
外部リンク https://skydrive2020.com/
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SkyDrive(スカイドライブ)は、空飛ぶクルマ(電動垂直離着陸航空機(eVTOL))の開発を行っている日本のスタートアップ企業。

株式会社SkyDriveは、2018年、空飛ぶクルマ(垂直離着陸型(eVTOL))の開発を行っていた有志団体CARTIVATORのメンバーが中心となり、事業化を目的として設立された。創業当初は同団体との共同開発を行っていたが、2020年にCARTIVATORの活動内容変更に伴い、空飛ぶクルマの機体開発に関する全事業を引き継いだ[3][4]

その後、空飛ぶクルマの開発で培った航空機開発技術を応用し、ドローン事業を展開。2022年5月には、物流ドローンサービス「SkyLift Plus」[5]、2024年3月には、空のエンターテインメントサービス「ドローンショー」を開始[6]。2025年7月に子会社株式会社AlterSkyを設立し、ドローン事業を同社へ分社化[7]

開発機種

  • SD-03:有人試験機
  • SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型):商用機
  • SD-XX:コンセプトモデル

「SKYDRIVE」 基本仕様

同社の商用機「SKYDRIVE」の基本仕様は以下である。

  • 機体サイズ(全長×全幅×全高):約11.5m×約11.3m×約3m(プロペラ含む)
  • 乗員:3人(操縦士1名・乗客2名)
  • 動力:バッテリー
  • 駆動方式:モータープロペラ12基
  • 主要構造材:複合材(炭素繊維強化プラスチック)やアルミ合金など
  • 最大離陸重量:1,400kg
  • 最大巡航速度:100km/h(対気速度)
  • 最大航続距離:15~40km

同機種は2022年6月19日に発表された仕様変更で、乗員が2人から3人に増加した[8]

2025年日本国際博覧会でのエアタクシーサービス運行を目標としていたが[9]、2024年6月に商用運航を断念、デモフライトにとどめるとした[10]2025年日本国際博覧会でのデモフライトを実施後[11]、同年9月には大阪港バーティポートでのデモフライトを実施。[12]2026年には東京でのデモフライトも予定している。

受賞歴

  • 2021年度グッドデザイン賞[13]
  • iF Design Award 2023[14]

受注歴

  • 2022年
    • 11月 - ベトナムのディベロッパー・パシフィック・グループが最大100機の購入予約[15]
  • 2023年
    • 04月 - 日本のトータル・エンジニアリング企業・大豊産業が購入予約[16]
    • 04月 - 日本の個人・千葉功太郎氏が購入予約[16]
    • 07月 - アメリカのチャーター機運航会社・オースティン・アビエーションが5機の購入予約[17][18]
    • 07月 - ベトナムの総合都市開発事業・無人航空機事業等を行うCTグループが最大100機の購入予約[19][20]
    • 09月 - 韓国の航空機リース会社・ソリュー・カンパニーが最大50機の購入予約[21]
    • 11月 - 日本の一般社団法人MASCが購入予約[22]
  • 2024年
    • 03月 - アメリカのプライベートチャーター機運航会社・ブラボーエアーが最大5機の購入予約[23]
    • 11月 - アメリカのプライベートジェット運航会社・SAIフライトが10機の購入予約[24]
  • 2025年
    • 01月 - インドのプライベートジェット運航会社・JetSetGoが50機の購入予約[25]
    • 02月 - ドバイのヘリコプターチャーター会社AeroGulf Servicesが最大50機の購入予約[26]
    • 05月 - 日本の総合建設コンサルタント会社・長大が購入予約[27]
    • 05月 - 台湾の大型ドローンシステム会社・新楽飛無人機(7A Drones)が最大10機の購入予約[28]
    • 08月 - インドネシアのヘリコプター運航会社・Whiteskyが最大30機の購入予約[29]
    • 08月 - 日本の鉄道会社・東日本旅客鉄道(JR東日本)が購入予約。

鉄道会社とのサービス開発

同社は、国内の主要な鉄道会社4社と連携し、航路とサービスモデルの検討をおこなっている[30]

出資企業

2025年12月時点[31]

株主には多様な事業会社・金融機関が名を連ねる。累計資金調達額が約430億円に達しており[32]、これら株主との資本業務提携を通じて空飛ぶクルマの開発・実用化に向けた機体開発やインフラ整備を進めている。

拠点

  • 豊田本社:愛知県豊田市挙母町2-1-1
  • 豊田開発センター:愛知県豊田市西中山町山ノ田20-2
  • 豊田テストフィールド:愛知県豊田市足助地区
  • 東京オフィス:東京都千代田区平河町1-3-13 平河町フロントビル
  • 名古屋空港オフィス:愛知県西春日井郡豊山町大字豊場 県営名古屋空港2F
  • 大阪オフィス:大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800 大阪駅前第一ビル8F
  • 山口テストフィールド:山口県山口市阿智須

子会社

  • 株式会社Sky Works:静岡県磐田市
  • 株式会社 AlterSky:愛知県豊田市
  • SkyDrive America, Inc.:500 Carteret Street, Suite D, Beaufort, South Carolina 29902, U.S.A.

歴史

<有志団体CARTIVATOR>

<株式会社SkyDrive>

  • 2018年
    • 07月 - 会社設立。
    • 08月 - 経済産業省「第1回 空の移動革命に向けた官民協議会」で、「日本発 空飛ぶクルマ’SkyDrive’の開発」を発表[33]
    • 12月 - 「第4回 空の移動革命に向けた官民協議会」で、空飛ぶクルマの実現に向けたロードマップが策定[34]
  • 2020年
    • 08月 - 有人試験機「SD-03」のデモフライトを実施[35]
  • 2021年
  • 2022年
    • 01月 - アメリカのラスベガスで開催された世界最大のIT家電ショー「CES 2022」に出展[38]。有人試験機「SD-03」のフルスケール機を海外で初公開した[38]
    • 04月 - 近鉄グループホールディングス(近鉄グループ)が、同社への出資を表明[39]
    • 05月 - ドローンサービス「SkyLift Plus」開始。
    • 06月 - 長大大林組とともに「空飛ぶクルマ」離発着場モデルの設計プロジェクトを始動[40]
    • 06月 - 世界最大級のスタートアップピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ2022」の日本予選ファイナリスト10社に選定[41]
    • 07月 - 同社が参画する「空飛ぶクルマの大阪ベイエリア航路実現性の調査」が内閣府の「先端的サービスの開発・構築等に関する調査事業」に採択[42]
    • 07月 - 東レ・カーボンマジックと共同で「材料適合性試験」を開始したと発表[43]
    • 07月 - 「スタートアップワールドカップ2022」日本予選で優勝[44]
    • 07月 - 大林組関西電力近鉄朝日航洋、グロービング、三菱電機大日本印刷東京海上日動火災保険日本工営大阪公立大学大阪府大阪市と共同で「空飛ぶクルマ」の大阪ベイエリア航路実現性の調査を開始[45]
    • 09月 - アメリカのVolatus社とバーティポート垂直離着陸飛行場)に関する業務提携の覚書を締結[46]
    • 09月 - 大阪府の「空飛ぶクルマ都市型ビジネス創造都市推進事業補助金」対象事業に採択されたと発表[47]
    • 09月 - 13社を引受先とした第三者割当増資及び銀行融資を行いシリーズCラウンドにおいて総額96億円の資金調達を実施[48]
    • 09月 - 2025年の実用化を目指す新機種「SD-05」のデザインと仕様を発表[49]
    • 09月 - スズキがSkyDriveへの出資を発表[50]
    • 09月 - サンフランシスコで行われた「スタートアップワールドカップ2022」の本戦で準優勝[51]。(出場10社、優勝カナダ代表srtx社)[51]
  • 2023年
    • 01月 - ドイツの航空機メーカーで空飛ぶクルマを開発するボロコプターで最高技術責任者(CTO)を務めたArnaud Covilleが同社の最高開発責任者(CDO)に就任[52]
    • 01月 - 兵庫県と同社が「空飛ぶクルマの実現に向けた連携協定」を締結[53]
    • 02月 - 2025年日本国際博覧会の「未来社会ショーケース事業出展」のうち、「スマートモビリティ万博」における空飛ぶクルマの運航に係る事業者に選定される[54][55]
    • 04月 - 商用機「SD-05」の個人向け予約販売を開始[56][57]
    • 05月 - 「SD-05」が世界三大デザイン賞の1つ「iFデザインアワード2023」を受賞[58]
    • 06月 - 4th.aiと自律飛行技術開発支援のサポーター契約を締結[59]
    • 06月 - 「SD-05」の仕様変更するとともに、機種名を「SKYDRIVE」と改名[60]
    • 06月 - スズキが同社と協業すると発表[61]。同社が開発中の機体を、2024年頃からスズキグループの静岡県内の工場で生産することを目指すとしている[61]
    • 06月 - タレス社とフライトコントロールシステムのサプライヤー契約を締結[62]
    • 07月 - アヴィダイン英語版社とアビオニクス・システムの サプライヤー契約を締結[63]
    • 09月 - 「SKYDRIVE(SD-05型)」製造のため、製造子会社「株式会社Sky Works」設立[64]
    • 09月 - JAXAと「空飛ぶクルマ」の騒音低減に向けた共同研究に関する契約を締結[65]
    • 09月 - 韓国のリース会社・Solyuと最大50機のプレオーダーを合意[66]
    • 10月 - 経済産業省が同社に対して、124億円を補助することを発表[67]
  • 2024年
    • 06月 - 日本の国土交通省航空局を通じて、アメリカ連邦航空局に「SKYDRIVE(SD-05型)」の型式証明申請を行い、2024年4月29日に本申請が受理されたと発表[68]
    • 07月 - 同社と九州旅客鉄道(JR九州)が九州エリアにおける空飛ぶクルマを用いた事業の成立可能性の検討を行うことを目的に連携協定を締結[69]
    • 11月 - 北米最大級の航空機整備会社「フィーム エアロ」と、機体整備などに関する業務提携を行ったと発表[70]
  • 2025年
    • 02月 - 東日本旅客鉄道(JR東日本)と連携し、2026年春に小岩井農場に開業するホテル「AZUMA FARM KOIWAI」での空飛ぶクルマの移動体験提供に向けた検討を開始したと発表。[71]
    • 02月 - 九州旅客鉄道(JR九州)と、大分県における「空飛ぶクルマ」の活用に向けた包括連携協定を大分県と締結したと発表。2028年度ごろに別府~湯布院間の運航を目指す。[72]
    • 02月 - 開発中の「SKYDRIVE(SD-05型)」について、国土交通省航空局から型式証明の適用基準が発行されたと発表。
    • 03月 - 大阪・関西万博で使用する会場外離着陸場「大阪港バーティポート」が完成し、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)と大阪市が竣工セレモニーを開催。[73]
    • 07月 - スズキ東日本旅客鉄道(JR東日本)、九州旅客鉄道(JR九州)など11社を引受先とする第三者割当増資により、プレシリーズDラウンドで総額83億円の資金調達を実施したことを発表。[74]
    • 07月 - デモフライトが、大阪・関西万博の会場・夢洲でスタート。[75]
    • 07月 - ドローン事業を子会社化し「株式会社AlterSky」を設立。[76]
    • 10月 - タイ民間航空局、バンコクエアウェイズ、サハ・グループ、サハ東急コーポレーションと共に官民協議に参加。[77]
    • 11月 - 東京都の「空飛ぶクルマ実装プロジェクト(Ⅰ期)」に採択。 [78]
    • 11月 - アブダビ首長国の政府組織と「SKYDRIVE (SkyDrive式SD-05型)」を交通手段として導入するための覚書を締結。[79]

脚注

関連項目

外部リンク

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