Su (渋谷すばるのアルバム)

From Wikipedia, the free encyclopedia

『Su』
渋谷すばるスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
時間
レーベル トイズファクトリー
チャート最高順位
渋谷すばる アルバム 年表
Lov U
(2024年)
Su
(2025年)
-
『渋谷すばる』収録のシングル
  1. さらば
    リリース: 2025年3月12日 (2025-03-12)
ミュージックビデオ
「さらば」 - YouTube
「Final Note」 - YouTube
テンプレートを表示
映像外部リンク
渋谷すばる - New Album「Su」Trailer(2025.11.5 Release) - YouTube
【渋谷すばる×ダイアン津田さんコラボ】『Su』の差し上げ方(ロングver) - YouTube

Su』(ス[7])は、渋谷すばるの5枚目のフル・アルバム[8][9][10][11]2025年11月5日トイズファクトリーから発売された[8][9][10][11]

各形態概要

  • 前作『Lov U』から約1年ぶりのリリース[8][9][10][11]
  • CDは完全生産限定盤[注 1]、初回生産限定盤、通常盤の3形態で発売[8][9][10][11]
  • 本作は「あなたと共に」をコンセプトに制作された[9][10][11]
  • 本作には、SUPER EIGHT横山裕がゲストボーカルとして参加し[12][13][14][15][16]Wienners玉屋2060%が渋谷と共同編曲を担当した表題曲「Su」や、渋谷が作曲とゲストボーカルで参加した横山の楽曲「繋がる」をThe Birthdayの演奏でセルフカバーした「繋がる -Su ver.」、配信限定シングル「さらば」など、全形態共通で全12曲を収録[8][9][10][11]
  • 完全生産限定盤と初回生産限定盤の特典Blu-rayには、横山も出演した表題曲「Su」のミュージック・ビデオやメイキング映像、The Birthdayとの制作過程を追った「繋がる -Su ver.」のドキュメンタリー映像などを収録[9][10][11]
  • 本作の完全生産限定盤は、CDがアナログサイズジャケット仕様となっているほか、本作のアートワークを使用したオリジナルTシャツやビニールレコードバッグが付属している[8][9][10][11]
  • 本作のアートディレクターは、前作『Lov U』などトイズファクトリーとの契約以降、渋谷のアートワークやツアーグッズを手がけている丸井元子と仁平早紀が担当[9][10][11]
  • 本作を対象のオンラインショップ[注 2]にて対象期間内に予約すると、早期予約特典として、2025年11月より開催予定のアジアツアー『渋谷すばる ASIA TOUR 2025-2026「Su」』の抽選に申し込みができる「CD予約最速先行申し込みシリアルナンバー」が配布された[8][10]
特典
特典内容 形態
特典Blu-ray(詳細は「#特典Blu-ray」を参照) 完全生産限定盤
アナログサイズジャケット仕様
ビニールレコードバッグ
Tシャツ(フリーサイズ)
特典Blu-ray(詳細は「#特典Blu-ray」を参照) 初回生産限定盤
PHOTO BOOK(28P)

購入者特典

ショップ別オリジナル特典

特典内容 販売店
フォトカード(HMV ver.) HMV[注 3]
フォトカード(タワーレコードver.) タワーレコード[注 3]
メガジャケ Amazon.co.jp
アクリルキーホルダー 楽天ブックス
アクリルコースター セブンネットショッピング
フォトカード(トイズストア ver.) トイズストア
告知ポスター(B2サイズ) 応援ショップ

会場限定特典

2025年9月20日から10月5日かけて開催された横山と渋谷による対バンイベント『横山裕×渋谷すばる』の各会場のCD販売ブースにて、本作の初回生産限定盤または通常盤の予約者を対象に、会場限定特典として先着で「渋谷すばるトレカ(YY×SSver.)」が1枚配布された[18]

販売形態

  • 発売日:2025年11月5日
    • 完全生産限定盤(PPTF-8188〜8189:CD+Blu-ray+GOODS)[注 1]
      • アナログサイズジャケット仕様。
      • 「ビニールレコードバッグ」付属。
      • 「Tシャツ」(フリーサイズ)付属。
    • 初回生産限定盤(TFCC-81162〜81163:CD+Blu-ray)
      • 「PHOTO BOOK」(28P)封入。
    • 通常盤(TFCC-81164:CD)

制作

制作時期

2024年11月から12月にかけて開催された前作のツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2024「Lov U」』の終了後からしばらくは疲れから何もできない時期があったという[19]。そのため、次に向けた制作に本格的に取り掛かったのが2025年春頃となった[19]

タイトル・コンセプト

制作当初、本作のアルバムタイトルを『with U』にすることに決めていたという[20][21][22][23][24][25]。これに伴い、アルバムのコンセプトが「あなたと共に」に決まり、タイトルトラックとして「with U」の制作から始まった[20][21][23][24][25]。同曲はこれまでの渋谷の楽曲にはなかったテイストにチャレンジしており、自身でも手応えのある楽曲に仕上がったため、そこから制作意欲がどんどん湧いてきて、様々なジャンルの楽曲が制作できたという[26]

コンセプトの「あなたと共に」について、アルバムは全編を通してライブでの客席の盛り上がりや一体感を意識して制作しているため、「お客さんと一緒にライブで完成させたい」という想いがある[23][25]。これは、前作のツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2024「Lov U」』の際に、「もっとオーディエンスにライブを楽しんでほしい」と感じ、トイズファクトリーのスタッフと「ライブを意識した楽曲を増やしていきたい」という話になり、音源を聴いてリスナーにライブで聴くことを楽しみにしてもらえるようなアルバムを制作したいとの想いから、ライブを意識した楽曲を中心に制作することになった[21][22][27][28]。また、『Lov U』のツアーはとても楽しいものと感じた一方で、同時に「もっと自分にしかできないライブを突き詰めていきたい」という想いが芽生えたことから、新しく作る楽曲は「ライブでどう響くか」ということを自然と意識するようになったという[19]

しかし、楽曲「with U」の完成後に「Su」が完成し、アルバムのジャケット写真などを撮影する際に、アートワークを担当したアートディレクターの丸井元子に完成したての「Su」を聴かせたところ、丸井が「Su」をとても気に入り、「アルバムのタイトルは『Su』の方が良いのではないか」という案が挙がったことから、渋谷よりも先にスタッフが「それにしましょう!」と了承し、渋谷がその案を快諾したことから最終的にアルバムタイトルは『Su』となった[21][22][23][24][25][26]。これは、丸井が全く知らない曲をその場で初めて聴いて興奮し、感動していたことから、「それぐらい誰かの心を動かすことができて、その人がそれをアルバムタイトルにしたほうがいいと言うのであれば間違いないんじゃないか」「その反応を大事にした方がいいな」と直感的に考えたからである[21][24][26]。なお、楽曲「Su」は「響きが面白い」という理由で作った楽曲であるため[注 4]、「まさかそれがアルバムのタイトルになるとは思ってなかった」と自身でも想定外だったことを明かしている[21]

楽曲・レコーディング

前作『Lov U』は12曲中11曲が提供曲で編曲を担当した楽曲は1曲も収録されていなかったが、本作では12曲中9曲で作詞・作曲・編曲のいずれかを担当している[29][23][19][28][注 5]。なお、制作当初から自作曲と提供曲のバランスを考えていたわけではなく、前作で提供曲が多かったことにより、様々なクリエイター目線の渋谷すばるを客観視できたことで様々な発見があり、新しい表現をすることができたため、それを経て「自作曲」や「提供曲」ということに関係なく自由に制作した結果、スタッフからクリエイターを提案されたりする中で、制作期間は限られていたものの、自然とこのバランスになったという[30][22][23][31][25][19]

独立して5年ほどは、とにかく自分の内側に深く入り込んでいき、自身の想いを表現として提示して、「少しでも結果を出したい」ともがいていたというが、本作の制作では、前作『Lov U』を含め多くの人との出会いを通して様々な気付きがあり、渋谷自身が救われ、心身共に健やかな状態でいるため、自分で作る楽曲が内側ではなく外側に向いている感覚があるという[19]。そのような状況下でアルバム全体のバランスやトーンといったことはほぼ考えずに、とにかく一曲一曲としっかり向き合いながら作っていった結果、収録曲が完成した感覚だという[19]。なお、ライブで演奏して歌うことはどの楽曲を作る上でも頭の片隅にあったため、ライブに来た人も一緒に歌えるようなコーラスを入れた曲が自然と増えていったと渋谷は考えている[19]

また、『Lov U』を引っさげて開催された『渋谷すばる LIVE TOUR 2024「Lov U」』を経て本作の制作期間に入った時には、『Lov U』の前の作品を制作していた時とは明らかに感覚が変わっており、本作の制作において前作の経験はとても大きかったという[30][22][23]。「リスナーに自分の音楽を楽しんでほしい、届けたい」という基本的な思いは変わらないが、「ちゃんと物事を伝えるにはどうしたら良いか」を考えるようになったことで、その伝え方の種類が変わったという[22]

前述の通り、制作当初の表題曲として「with U」から制作を始め、同曲を「今までの自分のイメージとは違うチャレンジになればいいな」との想いで作ると、そこが上手く表現ができたため、『渋谷すばる LIVE TOUR 2024「Lov U」』を経たこともあり、「こういうこともやって良いのか」「そうならば次はこういう曲を書きたい」「ライブでこんな曲をやりたい」と次々に発想が生まれていったという[30][22][24][28]

「with U」の制作後は、常に頭の中で曲の控えがある状態であり、楽曲制作は「(頭の中にある控えを)1曲1曲を消化していく」という作業だったという[21]。「with U」を制作したことで「制作することの楽しさ」や「自身でデモを作った時の喜び」などを感じることができたといい、そこからエンジンがかかって何曲か制作し出した中で完成した曲が「Su」であり、渋谷は「with U」と「Su」を制作できたことが今回の作品にとって大きかったと語っている[21]

本作の新曲の中では「POPEYE」を除く全ての楽曲のボーカルが渋谷のレコーディングスタジオで一人で収録されている[32][23]。前作は「他者にディレクションをしてもらいながらボーカルをレコーディングする」という手法を取っており、他者のディレクションによる発見もあったというが、本作の楽曲においては「自分の歌の良さは自分が一番分かっている」と考え、ほぼ一人でレコーディングを行った[23]

本作の収録曲は、デモ音源の段階でアレンジも含めて完成形に近いものを渋谷が制作し、そこからアレンジャーが参加している[33]。渋谷は「自分が作ったアイデアの良い部分をさらに伸ばしてもらう」「エッセンスを注入してもらう」という感覚だったという[33]

ビジュアル・デザイン

本作のアートディレクターは、前作『Lov U』をはじめ、トイズファクトリーとの契約以降、渋谷のアートワークやツアーグッズを手がけている丸井元子と仁平早紀が担当している[9][10][11]

前述の通り、本作のビジュアル撮影の際に、本作のタイトルが『Su』に決まった[21][22][23][24][25]

曲順

本作の収録曲の曲順は、渋谷が意識したものではなく、スタッフが構成したものである[24]。これは、自分自身ではアルバムの全体像として客観視をすることが難しいこともあり、「ここはスタッフに委ねた方が良い」と考えたという[24]

また、曲順をスタッフに委ねることで、「自分で曲を作る」「表に出て表現する」という役割に徹することができたという[24]

プロモーション

2025年

  • 8月21日、本作の発売とアーティスト写真やジャケット写真、さらに後述のアジアツアー『渋谷すばる ASIA TOUR 2025-2026「Su」』の開催が発表された[8][34][9][10][11]
  • 9月16日、本作の店舗別予約・購入者特典の絵柄が公開された[35][17]
  • 9月17日、後述の横山との対バンイベント『横山裕×渋谷すばる』での本作の会場予約特典が発表された[18]
  • 9月20日、SUPER EIGHT横山裕との対バンイベント『横山裕×渋谷すばる』の初日公演である兵庫神戸ワールド記念ホール公演にて、「繋がる」に続く横山と渋谷のコラボレーション楽曲として、本作の表題曲「Su」に横山がゲストボーカルで参加していることがサプライズで発表され、同公演にて初披露された[13][14][15][16]
  • 9月25日、本作の収録曲と楽曲提供者のコメントが公開された[36]
  • 10月5日、『横山裕×渋谷すばる』の最終公演である東京東京ガーデンシアター公演にて、本作の収録曲「Final Note」がサプライズで初披露された[37][38][39]
  • 10月11日、本作の全曲視聴トレイラー映像が公開された[40]
  • 10月12日 - 23日、本作の全収録曲のセルフライナーノーツが毎日1曲ずつ公開された[41]
  • 10月24日、本作の完全生産限定盤と初回生産限定盤の特典Blu-rayに収録されている、収録曲「繋がる -Su ver.」のドキュメンタリー映像のティザー映像が公開された[42]
  • 10月24日 - 11月4日、本作の全収録曲のレコーディング映像が毎日1曲ずつ公開された[43]
  • 11月4日 - 10日
    • 本作の発売を記念し、HMV&BOOKS SHIBUYAにて、渋谷がアートワーク撮影で本人が着用したマスクが展示された[44]
    • 本作の発売を記念し、HMV&BOOKS SHIBUYAとタワーレコード渋谷店にて、本作のパネル展を実施された[44][45]。また、それに伴うパネルの抽選プレゼントもそれぞれで実施された[44][45]
  • 11月5日
    • 本作が5thアルバムとして発売された[8][9][10][11]
    • 本作のリリースを記念し、スマートフォンアプリ『Stationhead』にて、本作を含めた渋谷の楽曲をプレイリスト[注 6]で聴きながら、リアルタイムでチャットに参加することができるオンラインのリスニングパーティーが開催された[46]

ミュージック・ビデオ

Su
Final Note

チャート成績

  • オリコンチャート
    • 2025年11月4日付の「オリコンデイリー CDアルバムランキング」で初登場5位を獲得した[1]
    • 初週5,265枚を売り上げ、2025年11月17日付の「オリコン週間 CDアルバムランキング」で週間13位を獲得した[2]
    • 初週5,471ptを記録し、2025年11月17日付の「オリコン週間 合算アルバムランキング」で週間18位を獲得した[3]
    • 初週104ダウンロードを記録し、2025年11月17日付の「オリコン週間 デジタルアルバムランキング」で週間30位を獲得した[4]
  • Billboard JAPAN
    • 初週4,156枚を売り上げ、2025年11月12日公開の「Billboard Japan Top Albums Sales」で週間18位を獲得した[5]
    • 2025年11月12日公開の「Billboard Japan Top Download Albums」で週間27位を獲得した[6]

収録曲

CD

  1. 繋がる -Su ver. - [5:13]
    作詞:横山裕
    作曲:渋谷すばる
    編曲:フジイケンジ
  2. Nekonome - [3:22]
    作詞:渋谷すばる
    作曲:中山卓哉
    編曲:akkin
  3. Su - [3:28]
    作詞・作曲:渋谷すばる
    編曲:玉屋2060%、渋谷すばる
  4. Jam Jam Jam - [3:58]
    作詞:渋谷すばる、藤森真一
    作曲:藤森真一
    編曲:野間康介
  5. さらば - [4:38]
    作詞・作曲:micca
    編曲:THE CHARM PARK
    • 配信限定シングル。
  6. with U - [3:33]
    作詞・作曲:渋谷すばる
    編曲:ha-j
  7. POPEYE - [3:45]
    作詞・作曲・編曲:フジイケンジ
    • The Birthdayのフジイケンジからの楽曲提供[17]
  8. マリネ - [3:56]
    作詞・作曲・編曲:渋谷すばる
  9. Final Note - [4:29]
    作詞・作曲:渋谷すばる
    編曲:三井律郎、渋谷すばる
  10. 月と東京 - [4:48]
    作詞・作曲:渋谷すばる
    編曲:野間康介、渋谷すばる
  11. ダンデライオン - [2:55]
    作詞・作曲:micca
    編曲:野間康介
  12. ひとひら - [5:40]
    作詞・作曲・編曲:渋谷すばる

特典Blu-ray(完全生産限定盤・初回生産限定盤)

Blu-ray
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.Su(MUSIC VIDEO)  
2.「Su」(BEHIND THE SCENES)  
3.繋がる -Su ver.(DOCUMENTARY)  
4.さらば(MUSIC VIDEO)  
合計時間:

楽曲解説

  1. 繋がる -Su ver.
  2. Nekonome
    • ネコノメソウを題材にした楽曲[50]
    • 作曲を担当した愛しておくれの中山卓哉から届いたデモ音源を聴いた時に、簡単なギターとリズムにピアノの旋律が乗っているだけの状態だったが、とても前向きで力強いメッセージを感じたという[51][50][25]
    • 数か月が経ち、作詞を始めようとした際に、初めて聴いた時の前向きさに加えて、踏まれても踏まれても起き上がる雑草魂のような力強い印象を受けたことで歌詞のイメージが固まり、そこから調べていく中でネコノメソウという雑草に出会い、雨や朝露を受けると、葉が猫の目みたいに光る姿を「面白い植物だな」と感じたことから一気に歌詞を書き上げて完成した[51][50]
    • 歌詞はキャッチーな言葉でオノマトペの要素が散りばめられている[25]
    • 直接的な言葉や強い表現ではなく、言葉遊びや「ポップで軽やかだけど、聴いた後になんか前向きな力を感じられるような歌詞」にしたかったという[51]
    • 編曲を担当したakkinは、制作時に渋谷や制作スタッフによる「バンドでのライブがイメージできる、バンドメンバーの顔が浮かぶような作品にしたい」という話し合いをしていたという[17]
    • akkinいわく、同曲のコンセプトが明確だったため、スムーズに楽しくレコーディングができたという[17]
  3. Su
  4. Jam Jam Jam
  5. さらば
  6. with U
    • ファンクR&Bボカロなどのテイストを盛り込んだポップなダンスチューン[21][22][29][52]
    • 制作当初の本作のアルバムタイトルが『with U』であったため、当時の表題曲として本作収録の新曲の中で一番初めに制作された[20][22][23][27]
    • 前作『Lov U』の次のアルバムということもあり、渋谷が「今まで作ったことのないような曲にチャレンジしてみよう」という考えから制作された楽曲[20][21][33][52]
    • 渋谷は同曲を「オシャレで、カッコ良くて、踊れて、ライブが見える」というような曲を目指しており、その上で少し大人でスタイリッシュなイメージがあったため、編曲をha-jに依頼したという[20][21][33][52][25][24]
    • また、渋谷が同曲のようなオシャレなポップスも歌えるということを伝えたかったという[24]
    • しかし、「オシャレでカッコ良い」というイメージのまま英語の歌詞にすることは、渋谷は自分が歌う上で少し違うと感じだといい、「日々いろんな思いを持って生きてる人たちに寄り添って、ちょっとでも背中を押せる歌にできたらいいな」というイメージで歌詞を制作したといい、「いつだって横にいる」という深い絆が歌われている[20][22][52]
    • 都会で生きる忙しい人達や、繰り返しの毎日をただ消費するように生きている現代人、人には言えず様々なものを抱えて生きている人など、「今を生きる全ての人の日常に寄り添い、心地良い風で洗い流し、明日に向かう光のようなもの」になるように制作された歌詞となっており、
    • 同曲は仮歌がそのまま本番のテイクとして使用されている[17]
    • 同曲が完成すると、そこから、次の曲の発想が次々と湧いてきてアルバムの形が見えていったという[21]
    • コード進行や演奏方法もこれまでの渋谷の楽曲にはなかったアプローチであり、ピアノやギターのカッティングなど、これまで積極的に取り入れてはいなかったファンキーな曲調となっている[22]
    • さらに、「ブラスが入ったら、曲の印象がもっと豪華になるかな」と考え、ha-jに相談して取り入れたという[22]
  7. POPEYE
    • The Birthdayフジイケンジからの楽曲提供[17][53]
    • 同曲は、フジイが所属するThe Birthdayがレコーディングに参加している[17][25]
    • 同曲は、骨太なロックナンバーとなっている[32]
    • 前作『Lov U』でフジイから楽曲提供された「渚と台風」のボーカルレコーディングのディレクションもフジイが担当しており、渋谷はその時の自分ができる全てで表現したが、「ケンジさんの中のイメージを表現しきれてない」と感じ、その時のレコーディングは悔しさが残ったという[53][32]
    • そこで、同曲のボーカルレコーディングもフジイに担当してもらいたいと考えた渋谷は、同曲の演奏レコーディングの後にフジイに頼み、今回もフジイがボーカルレコーディングを担当した[53][32]
    • 同曲のレコーディングで前回の自分を超えようと臨んだ結果、渋谷は「前回よりはケンジさんの中のイメージを表現することができたんじゃないかな」と語っている[53][32]
    • これらの経緯により、本作の新曲の中では唯一渋谷のスタジオで一人で収録していない楽曲となっている[32][23]
  8. マリネ
    • 同曲は、渋谷がアコースティック・ギターの弾き語りで制作していた曲を、自由な感覚でアレンジした楽曲[54][21]
    • 絵を描く時と似たような感覚で、「心が反応した音」を迷わず重ねて制作したという[54]
    • なお、同曲はライブを意識して制作していないため、セルフライナーノーツでは、「ライブでやる時、(音源とは)全く違うアレンジになるかも知れない」と綴っている[54]
  9. Final Note
    • イントロのブルースハープと、ギターユニゾンが印象的な青春パンクの楽曲[47][48][49][55]
    • ライブで披露することをイメージし、音楽フェスティバルなどで渋谷を初めて見た人が「あそこで楽しそうなことをやっているな」と見に来てくれるようなシーンをイメージして制作された[56][55]
    • 同曲の歌詞には、創作の始まりや意義が描かれている[57]
    • 2025年はバンドメンバーが大幅に変更されたため、新しいバンドメンバーとの親睦会をした際に、渋谷と同い年で主にバンドマスターを担当しているギターの三井律郎(THE YOUTHLOST IN TIMEla la larks)と音楽の話をしている中で、「ハーモニカとギターがユニゾンするリフってカッコいいよね」という話になったことから「じゃあそういう曲を作ろう」と同曲の制作が始まった[57]
    • 本作収録の渋谷が作詞・作曲を手がけた曲の中で、最後に完成した楽曲[56][21][57]
    • 本作の制作期間が限られている中で、同曲の後に「曲はもらっているけど自分で作詞しなければいけない曲」がまだ数曲残っていたため、完成できるか不安な状況下で制作していたという[57]
    • 渋谷が制作したデモ音源にはギターとベースとドラムとシンセパッドのみが入っており、渋谷はオルガンを入れたいと考えたが、「一歩間違ったらダサい方向に行かないかな?」と不安になってしまったという[57]
    • しかし、このことをアレンジャーとして参加した三井に話したところ、「今の若い子たちは普通に聴けると思うよ」と言われ、音楽が一周していることを感じ、振り切れて制作できたという[57]
    • 2025年10月5日に開催された、横山と渋谷による対バンイベント『横山裕×渋谷すばる』の最終公演である東京東京ガーデンシアター公演3日目にて、同曲がサプライズで初披露された[37][38][39][58]
  10. 月と東京
    • 渋谷は、東京について、「一番長く住んでいる場所だが、狭く感じる時も広く感じる時もある」「その時々で感じ方が違う」という感覚があり、どこか謎なイメージがあったという[22]
    • そこで、渋谷が東京で大きな満月を見た際に、まるで「この世の終わり」と思えるほど大きな満月が東京という狭い街に浮かんでいる様子や、渋谷区渋谷スクランブル交差点のように狭い場所に沢山の人がいる風景をとても「不思議」な感覚を覚え、そこからイメージが湧いて制作された[59][22]
    • なお、同曲はサビから制作したといい、アコースティック・ギターでコードとメロディを探りながらサビの1回しが完成し、そこから同曲のテンポ感が決まっていったため、最初からバラードを想定していたわけではなかったという[22]
    • 同曲には生ドラムや歪んだギターも入っているが、バンドの音だけで完結させたくなかったといい、前述のような東京の不思議なイメージと合わせるように、少し変わったシンセサイザーの音を入れたという[22]
  11. ダンデライオン
    • 柔らかいメロディと包み込むような歌声が印象的な楽曲[32]
    • 作詞・作曲を担当したmiccaは、前作『Lov U』以降の渋谷の楽曲を多数手掛けているため、渋谷は同曲のレコーディングの際に、miccaが同曲に込めた想いを自分なりに汲み取って歌ったという[32]
    • 渋谷はmiccaが作る曲に対して「一番何も考えずに歌える」と語っており、頭で考えるよりもまず歌った方が楽曲に込められた想いなどが分かるといい、 歌っているととても短く感じるという[32]
  12. ひとひら
    • 同曲は渋谷が作詞・作曲・編曲の全てを担当している[29]
    • 弾き語りから始まり、後にバンドのアンサンブルが加わっていく構成となっている[29]
    • 同曲は、トイズファクトリーのスタッフと話す中で「『Lov U』を経て、日々生きることや誰かの人生の支えになるような曲を今のすばるくんなら作れるんじゃない?」と言われたことがきっかけで生まれた楽曲[57][50][27]
    • 終盤に「"行ってこい"と手を振った声 / 今も背中を押してる」という歌詞があるが、渋谷は8年が経った2025年時点でも関ジャニ∞(当時)のメンバーとの関係性は変わっていないといい、グループで活動しているメンバーもソロで活動しているメンバーもそれぞれの場所で活躍しているからこそ「多分全員、誰にも負けたくないって思ってる」「良い仲間だし、ライバルでもある。でもそれだけじゃない」と渋谷は考えている[27]
    • 渋谷は独立した当初は「とにかく自分は結果を残さないとダメだ」と強く考えていたというが、前作『Lov U』の制作やトイズファクトリーとの出会いを経て、「しないと」という義務の考えではなく、もう少し素直に音楽を楽しむことができるようになり、メンバーに対して「俺、頑張ってやっているよ」のような感覚になれたという[27]
    • 曲の最後の「生まれ変わるとかじゃなくてただ少し優しくなれたらいい」という歌詞は、自分のことを全部は好きになれなかったり、人のことが羨ましくなったりした際に、そこで無理に「変わろう」とするのではなく、「そんなに大きなことをする必要はなく、少しで良いのではないか」という想いが込められている[50]
    • 本作の表題曲「Su」のような言葉の勢い自体を意識した楽曲とは異なり、同曲の場合は「言いたい想いはこれだけど、それをどう言えば伝わるのか」ということをかなり考えたという[57]
    • 同曲の歌詞は、歌詞を書く前に、思いついた言葉を表現やメロディを気にせずにとにかく書き出し、そこからメロディの兼ね合いなどで違う表現に変更していく作業を何度も繰り返して完成した[57]
    • 同曲の歌詞の中で一番意識したのは、「押し付けがましくはなりたくないが、寄り添いたい」「頑張れとは言いたくないが、頑張ろうと思ってもらいたい」という表現であり、曲を聴き終わった後に「なんか良かったな」と感じてもらいたかったという[57]

楽曲提供者

※表記は曲順通り[17]

参加ミュージシャン

※アルバムクレジットより。

繋がる -Su ver.
Nekonome
  • Programming & All Instruments:akkin
  • Recorded by 渋谷すばる
  • Mixed by 中原正幸
Su
Jam Jam Jam
  • Keyboads野間康介
  • Guitar:生本直毅
  • Bass:柳野裕孝
  • Chorus Arranged by 田中秀典
  • Sound Produce, Programming & All Other Instruments:野間康介
  • Recorded by 渋谷すばる、山中勲
  • Mixed by 中原正幸
さらば
with U
  • Guitar:山口俊樹
  • Chorus:宮原ひとみ、塚本タカセ
  • Programming & All Other Instruments:ha-j
  • Recorded by 渋谷すばる
  • Mixed by 中原正幸
POPEYE
マリネ
  • All Instruments:渋谷すばる
  • Recorded by 渋谷すばる
  • Mixed by 中原正幸
Final Note
月と東京
  • Keyboads:野間康介
  • Guitar:三井律郎(THE YOUTH、LOST IN TIME、la la larks)
  • Bass:柳野裕孝
  • Sound Produce, Programming & All Other Instruments:野間康介
  • Recorded by 渋谷すばる、山中勲
  • Mixed by 中原正幸
ダンデライオン
  • Keyboads:野間康介
  • Guitar:三井律郎(THE YOUTH、LOST IN TIME、la la larks)
  • Bass:柳野裕孝
  • Sound Produce, Programming & All Other Instruments:野間康介
  • Recorded by 渋谷すばる、山中勲
  • Mixed by 中原正幸
ひとひら
  • Guitar:五味孝氏(T-BOLAN)、三井律郎(THE YOUTH、LOST IN TIME、la la larks)
  • Bass:平田卓巳(うさぎドライヴ)
  • Drums:茂木左(The ピーズ、myeahns)
  • Keyboads:西野恵未
  • Chorus:五味孝氏、三井律郎、平田卓巳、茂木左、西野恵未
  • Recorded by 渋谷すばる、中原正幸
  • Mixed by 中原正幸

関連ライブ

  • 渋谷すばる ASIA TOUR 2025-2026「Su」(2025年11月15日 - 2026年4月26日、全8公演)[34][9][10][11]

脚注

参考文献

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI