あゝ野麦峠 新緑篇
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上映データ
キャスト
- 中谷タケ:三原順子
- 河合アイ:岡田奈々
- 生田朝子:中井貴惠
- 宮田常治:江藤潤
- 今井丈吉:なべおさみ
- 塚本トシ:石田えり
- 久保田清司:宮崎達也
- 吉田勝代:影山仁美
- 金丸大介:神山繁
- 佐々総務部長:高城淳一
- 小沢検番:伊藤敏孝
- 北見検番:樋浦勉
- 沖名梅太郎:下條正巳
- 武井ひで:浅利香津代
- 津川祥夫:風間杜夫
- 加山努:原康義
- 斉藤健一:辻萬長
- 生田達治:奥村公延
- 桜井ヤス:橋本晶子
- 佐藤トメ:岡本プク
- 平井スミ:井上夏葉
- 塩川ケイ:伊藤公子
- 武田シナ:松村和美
- 後藤ミキ:江川眞理子
- 増田君江:宇田川智子
- 生田チヨ:斉藤ゆかり
- ナミエ:難波香織
- 林義人:武内文平
- 高峯すぎ:木村夏江
- 生田市子:石田富子
- すず:小笠原慶子
スタッフ
製作
前作の予想外の大当たりで、新日本映画の当時の社長であった持丸寛二も、続編もやろうではないかと乗り気で、製作を正式に決定し[2]、公表はされなかったが、内々で準備を進め、山本薩夫監督にも声をかけ、キャスティング等、ある程度進んでいた[2]。
内容は前作が明治時代末期だったのに対して、続編は大正末期から昭和初期にかけて信州岡谷で起きた「山一争議」を中心に進めようとしていた[2]。山本監督も「女工哀史」を1本の映画で描くのは難しいと話していたことから、続編の製作は必然的であった[2]。
ところが製作決定から2ヵ月経ったところで持丸が急に製作をストップさせ、中止を正式に決定した[2]。その理由をはっきりとは公表されなかったが、内部情報によれば、持丸が「興味がなくなった」と言っていたといわれる[2]。曰く因縁のあった幻の企画を実現させたエネルギーはもうなく、「商売にならない」と踏んだのではと映画関係者は見ていた[2]。東宝映画としても自社向きの映画で、渡りに船とばかり、製作も担当することになり、東宝の番線映画となった[2]。
製作決定時に「前作より女優陣をガラリと変え、舞台を明治から昭和初期へ移し、"女の自立の映画"になる予定」と公表された[3]。製作会社は変ったが、前述のように当初から予定していた「山一争議」を扱う内容になった[2]。新日本映画は代わりに『南十字星』を製作している[2]。
塚本トシ役の石田えりは前作『遠雷』で大胆に脱ぎ、本作でも再びヌードを披露した[4]。『遠雷』は日活スタッフによる撮影だったため、ヌードには手慣れていたが、本作のスタッフはヌードに縁の薄いスタッフで、助監督も冷や汗をかいて目のやり場に困っていたという[4]。
盆踊りのシーンで櫓の上で太鼓を叩いているのは、当時、佐藤勝の音楽に打楽器奏者として参加していた秋山気清(2002年 - 2023年NHKのど自慢の鐘奏者)である。画面では秋山の背中がアップになっている[5]。