えのしま (列車)

小田急電鉄が運行している特別急行列車 From Wikipedia, the free encyclopedia

えのしま[3]は、小田急電鉄新宿駅 - 藤沢駅片瀬江ノ島駅間を小田原線江ノ島線経由で運行する特別急行列車ロマンスカー)の愛称。

概要 えのしま メトロえのしま, 概要 ...
えのしま
メトロえのしま
30000形(EXE)で運行される「えのしま」(2008年6月1日 新百合ヶ丘駅)
30000形(EXE)で運行される「えのしま」
(2008年6月1日 新百合ヶ丘駅
概要
日本の旗 日本
種類 特別急行列車
現況 運行中
地域 東京都神奈川県
運行開始 えのしま:1964年
メトロえのしま:2018年3月17日[1][2]
後継 特急「ホームウェイ」「モーニングウェイ」
運営者 小田急電鉄
東京地下鉄(メトロえのしまのみ)
路線
起点 えのしま:新宿駅
メトロえのしま:北千住駅
停車地点数 えのしま:6(新宿駅 - 片瀬江ノ島駅間、起終点含む)
メトロえのしま:8(起終点含む)
終点 藤沢駅片瀬江ノ島駅
営業距離 えのしま:59.9 km(新宿駅 - 片瀬江ノ島駅間)
メトロえのしま:76.0 km(北千住駅 - 片瀬江ノ島駅間)
列車番号 500+号数
使用路線 小田急:小田原線江ノ島線
東京メトロ:千代田線
車内サービス
身障者対応 各車両の記事を参照
展望 1・7号車(70000形)
技術
車両 30000形電車(EXE・EXEα)
60000形電車(MSE)
70000形電車(GSE)
軌間 1,067 mm狭軌
電化 直流1,500 V架空電車線方式
備考
一部の列車は新宿駅・北千住駅 - 相模大野駅間で特急「はこね」「メトロはこね」「さがみ」のいずれかと併結運転
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本項では東京メトロ千代田線に直通し、北千住駅 - 片瀬江ノ島駅間で運行する「メトロえのしま」についても述べる。

運行概況

2026年(令和8年)3月14日現在、「えのしま」は新宿駅 - 片瀬江ノ島駅間の列車が平日下り1本・上り3本と土休日下り6本・上り8本、新宿駅 - 藤沢駅間の列車が平日下り1本運行されている[4][5][6][7][8]。「メトロえのしま」は北千住駅 - 片瀬江ノ島駅間の列車が土休日下り2本・上り1本運行されている[5][7][8]

「えのしま」は土休日6往復の列車が新宿駅 - 相模大野駅間で「はこね」と、「メトロえのしま」は全列車が北千住駅 - 相模大野駅間で「メトロはこね」と併結運転する。

なお、下りは新宿発17時00分以降の全特急が「ホームウェイ」、上りは新宿着9時30分までの全特急が「モーニングウェイ」となる。江ノ島線系統の「ホームウェイ」は片瀬江ノ島行きが平日2本・土休日4本、藤沢行きが平日3本・土休日1本、「モーニングウェイ」は全列車藤沢始発で平日2本・土休日1本運行されている[4][5][6][7][8]

「メトロえのしま」を含む、片瀬江ノ島駅発着の全列車が藤沢駅でスイッチバックを行う。2026年(令和8年)3月現在、日本における大手私鉄の定期特急列車でスイッチバックを行っているのはこの「えのしま」と西武鉄道の「ちちぶ」のみとなっている。

その他

  • 2004年(平成16年)12月より、平日ダイヤでは昼間時間帯の「えのしま」を削減し、湘南急行快速急行に置き換えた。
  • 藤沢駅の通常の発着は1番ホームであるが、土休日の4号・34号・36号のみ2番ホームの発着となっている。[要出典]

停車駅

えのしま
新宿駅 - 新百合ヶ丘駅 - 相模大野駅 - 大和駅 - 藤沢駅 - 片瀬江ノ島駅
メトロえのしま
北千住駅 - 大手町駅 - 霞ケ関駅 - 表参道駅 - 成城学園前駅 - 相模大野駅 - 藤沢駅 - 片瀬江ノ島駅

使用車両

現在の車両

2026年(令和8年)3月14日時点での固定運用として、「えのしま」の平日2・3・4号、土休日の4号以外の全列車で使用される[4][5][6][7][8]
2026年(令和8年)3月14日時点での固定運用として、「えのしま」の平日1号、「メトロえのしま」の全列車で使用される[4][5][6][7][8]
2026年(令和8年)3月14日時点で、「えのしま」の土休日4号で使用されることがある[4][5][6][7][8]

過去の車両

7000形「LSE」・10000形「HiSE」が運用離脱中に代走使用されたことがある。
従来は20000形「RSE」同様、7000形「LSE」・10000形「HiSE」が運用離脱中に代走で入線していたが、2016年(平成28年)3月26日のダイヤ改正で平日のみ江ノ島線での定期運用が設定された。
2016年(平成28年)12月、本来運用予定の車両の故障が原因で、1051編成+1251編成の10両が「えのしま」74号に代走使用された[9]

沿革

1929年(昭和4年)に江ノ島線が全通し、急行列車が夏期を中心に運行された。この時期の江ノ島線は「普通列車のガラスまで割れる」、「列車のトイレに10人乗っていた」ほどの混雑を呈したと言われる[要出典]。しかし、座席指定席制を採用した列車は運行の事実がないとされており、直接的なものとしては戦後に運行を再開した際に運行された海水浴輸送の臨時特急列車およびそれに類する列車群からである。

  • 1951年(昭和26年):新宿駅 - 片瀬江ノ島駅間で座席定員制の「納涼列車」が運行される。
    • 箱根特急の運行終了後にビール等を積み車内で販売し、利用者はそれを片手に片瀬江ノ島駅より片瀬海岸で夕涼みをしてから新宿方面へ帰るものであったが、後に「えのしま」が定期化されると、夏期のみビールの販売や「ビヤホール列車」などとして運転されたとされる。後に、「すず風」などの愛称がつけられた。しかし、沿線の宅地化が進んだことで1970年代に休止。1990年代に一時的に復活したが、現在では行われていない。公式にはこれを「江ノ島特急」の緒としている。
  • 1952年(昭和27年):新宿駅 - 片瀬江ノ島駅間で特急料金の設定を開始し、臨時列車ながら特急列車の運行を開始。
    • 基本的には、海水浴の輸送が主となる夏期臨時列車であった。なお、この当時は「サービス特急」と称する[要出典]通勤形電車による料金を徴収しない特急列車や快速急行も運行され、これの一種として箱根特急の合間に特急形車両を使用して特急料金を徴収する「特急」を運行としたとされる。そのため、運行されるのは箱根方面の列車本数が少ない平日のみであった。また、愛称は「かもめ」・「ちどり」・「江ノ島」・「かたせ」・「しおじ」など多種多様のものが使われた。
  • 1964年(昭和39年):「えのしま」の名称で、休日に限り定期運転を開始。
  • 1965年(昭和40年):「えのしま」、毎日運行開始。
  • 1967年(昭和42年):新原町田駅(現:町田駅)に停車開始。
    • 1966年(昭和41年)に「さがみ」の運行も開始しており、これより通勤輸送も視野に入ることとなる。また、同じ年に新原町田駅停車の「あしがら」も運行を開始する。
    • 以来、車両の変遷はあるが、一貫してロマンスカーを使用した特急列車として運行される。ただし、本数は1時間に1本程度であり、当初は3000形「SE」・「SSE」を中心に使用するなど、「さがみ」・「あしがら」と同様に中間停車特急並みに扱われていた。
  • 1996年(平成8年)3月23日大和駅に停車開始[10]。また、一部列車は30000形「EXE」により運行されるようになる。この列車は、「あしがら」と併結運転を開始する。
  • 1998年(平成10年)8月22日:停車駅を従来の町田駅から相模大野駅に変更[11]
  • 1999年(平成11年):「サポート」運転開始に合わせて、一部列車は新百合ヶ丘駅に停車。「えのしま」の大部分の列車が「サポート」と併結運転となる。また、新宿駅18時以降の「えのしま」に「ホームウェイ」の名称を使用開始。ただし、江ノ島線方面の「ホームウェイ」については新百合ヶ丘駅通過とされる。以後、30000形「EXE」が運用の中心となる。
  • 2004年(平成16年):日中の新宿駅 - 藤沢駅間に快速急行が毎時2本新設され、到達時間で「えのしま」との差異が少なくなったことから運転本数も見直され、平日を中心に大幅な減便となる。また「サポート」の愛称が「はこね」・「さがみ」に分割・変更されたことにより、「えのしま」との併結列車の愛称も同様に変更となる。
  • 2012年(平成24年)3月17日:ダイヤ改正実施により「あさぎり」の使用車両が6両編成の60000形「MSE」に変更され、合わせて停車駅に相模大野駅が追加となったことで、休日のみ運転の「あさぎり」11・12号と併結運行を開始する[12][13]。また、土休日の「ホームウェイ」が新百合ヶ丘駅に停車する[12]
  • 2013年(平成25年):ダイヤ修正実施により、土曜・休日の「さがみ・えのしま」65号が「はこね・えのしま」15号に変更される。また、「さがみ・えのしま」80号が「はこね・えのしま」16号に変更される。
  • 2016年(平成28年)12月:本来運用予定の車両の故障が原因で、1000形1051編成+1251編成の10両が「えのしま」74号に充当された[9]
  • 2018年(平成30年)
    • 3月17日:ダイヤ改正により「メトロえのしま」を新設[1][2]。朝方の新宿方面への「えのしま」を「モーニングウェイ」に改称[1]。「えのしま」全列車が新百合ヶ丘駅に停車[1]。70000形「GSE」運行開始。また、「あさぎり」(同改正で「ふじさん」に改称)との併結運行が廃止される。
    • 7月10日:7000形「LSE」運用終了[14]。同日の「ホームウェイ」83号は本来は藤沢行きであるが、片瀬江ノ島行きに延長運転された[15]
  • 2022年(令和4年)3月12日:ダイヤ改正により、土休日は上り2本を除く全列車が「はこね」との併結運転に変更される。

脚注

関連項目

外部リンク

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