大手町駅 (東京都)

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大手町は隣接する丸の内とともに日本屈指のオフィス街金融街であり、多数のビジネス客が利用する。JR東京駅に比較的近く、多数の路線が乗り入れており、東京の地下鉄の中心的存在の駅の一つである。東京サンケイビルと直結していることから丸ノ内線ではサンケイの副駅名が案内される[要出典]なお、三田線でもラッピング開始(後述)から東急目黒線日吉駅延伸まで読売新聞社の副駅名があり、次駅案内放送でも流れていた[要出典]

路線ごとの所在地は以下である。

  • 丸ノ内線・千代田線・半蔵門線:東京都千代田区大手町一丁目6-1
  • 東西線:東京都千代田区大手町二丁目1-1
  • 三田線:東京都千代田区丸の内一丁目3-1

各路線の駅の深さは[注 1][注 2]、丸ノ内線が10.2 m、東西線が18.4 m、千代田線が14.1 m、半蔵門線が27.1 m、都営三田線が12.9 mである[3][4]

乗り入れ路線

歴史

営団地下鉄大手町駅の出入口(1956年)
  • 1956年昭和31年)7月20日帝都高速度交通営団(営団地下鉄)丸ノ内線が開業(最初に東京サンケイビル下に開業したのが始まり。丸ノ内線の車内放送では「大手町」の後に「サンケイ前」とアナウンスしている)。
  • 1966年(昭和41年)10月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)東西線が開業(東京駅に近い永代通り地下に駅を建設。東京駅ではなく大手町駅として開業)。
  • 1969年(昭和44年)12月20日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)千代田線が開業(千代田線と都営地下鉄6号線が当駅 - 日比谷駅間を一体で建設するが、千代田線の駅が先に開業する)。
  • 1972年(昭和47年)6月30日:都営地下鉄6号線が開業。
  • 1977年(昭和52年)7月19日:半蔵門線当駅部の土木工事が完成[5](大手町五・六工区[5])。ただし、半蔵門 - 九段下間の建設が反対運動により大幅に遅れたため、当駅への延伸開業は完成から11年半後となった[5]
  • 1978年(昭和53年)7月1日:都営地下鉄6号線を三田線に改称。
  • 1989年平成元年)1月26日:営団地下鉄半蔵門線開業[6](丸ノ内線と千代田線との間にホームがあり、これが完成して現在の形態となった。)。
  • 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[7]
  • 2007年(平成19年)3月18日ICカードPASMO」の利用が可能となる[8]
  • 2008年(平成20年)3月15日小田急ロマンスカーの千代田線への直通運転が開始され、停車駅となる[9]
  • 2015年(平成27年)6月3日:東西線ホームに発車メロディを導入[10]
  • 2018年(平成30年)
    • 9月13日:半蔵門線ホームに発車メロディを導入[11]
    • 10月27日:千代田線ホームに発車メロディを導入。

駅構造

配置略図

各路線の駅をつなぎ合わせるとアルファベットの「P」のような配置になっており、左下から時計回りに三田線・千代田線・半蔵門線・丸ノ内線・東西線の順に並んでいる。半蔵門線の駅が開業した当時は「日本一の地下鉄駅」としてNHKのニュース番組などでも取り上げられた[要出典]

東京メトロ

丸ノ内線は相対式ホーム2面2線、その他の路線は島式ホーム1面2線を有する地下駅である。駅務管区所在駅であり、大手町駅務管区として大手町地域、日比谷地域、新木場地域を管理する[1]。 東京メトロ各線は改札内で連絡しているが、丸ノ内線・半蔵門線と東西線の乗り換え部分は直接の連絡がなく、改札内で乗り換える場合は千代田線ホームを経由することになる。なおいずれの路線も東京メトロの他の3路線全てとの間で改札外乗換ができるようになっている[12]

各路線固有の説明

丸ノ内線
南隣の東京駅に近すぎないようにという理由で、現在の位置に建設された。
東西線
各路線の建設の経緯上、大手町駅では東西線のみが、他の路線への乗り換え距離が遠くなっている。当駅が最寄りとされている施設も、東西線を使う場合は隣の竹橋駅を使う方が近いケースもある。当路線の駅では飯田橋駅も同じ状況にある。
当駅 - 東京駅間のトンネルの下にも駅施設があるため、改札外通路が丸ノ内線トンネルの部分を掘り下げた構造になっており、ホームも丸ノ内線トンネルとの交差部分のみ天井が少し低くなっている。
改札口からJR東京駅八重洲口・丸の内口への2方向に分かれるが、新幹線は八重洲口(日本橋口を含む)を利用するよう表記されている。
JR東京駅とホームが最も近接している東西線に限り、東京駅への乗り換え案内を行っている。逆に、東京駅では東西線への案内を駅構内のみで行っている。なおJR東京駅構内には、東西線に加えて丸ノ内線についても乗り換え案内があるが、これは大手町駅ではなく丸ノ内線東京駅を接続駅としているものである。
千代田線
もともと当駅が第一期開業区間の終点であったことから、新御茶ノ水駅寄りに渡り線が設置されている。当駅から先への延伸後は緊急時に使用されている。当駅(厳密には日本橋川神田橋付近)から日比谷駅にかけて都営地下鉄三田線との並行区間(同時施工・営団が東京都から受託施工)となっており、日比谷通りの地下を千代田線は東側、三田線は西側(皇居側)を通っており、両線のトンネルが一体構造となっている[13]
日比谷通りの幅員の制約により、千代田線と三田線の駅を並べて設置することはできないことから、約2 kmの並行区間に約500 m間隔で駅を設置することとし、千代田線大手町駅、三田線大手町駅、千代田線二重橋前駅、三田線日比谷駅、千代田線日比谷駅が交互に設けられている[13]

のりば

番線路線行先[14]
1 M 丸ノ内線 荻窪方南町方面
2 池袋方面
3 T 東西線 西船橋津田沼東葉勝田台方面
4 中野三鷹方面
5 C 千代田線 代々木上原伊勢原方面
6 北綾瀬我孫子取手方面
7 Z 半蔵門線 渋谷長津田中央林間方面
8 押上〈スカイツリー前〉久喜南栗橋方面

(出典:東京メトロ:構内図

  • 当駅のホーム番号は8番線まであり、同一駅での日本の地下鉄の中では最多である。
  • 千代田線では、平日夜間時間帯に当駅始発の本厚木特急ロマンスカーメトロホームウェイ」が4本設定されている。ただし、千代田線内でのダイヤの関係上、留置線のある湯島駅より回送してから客扱いを行う。また当駅からロマンスカーに乗車する場合、千代田線内のみの利用はできない[15]。そのため小田急線方面の5番線では乗車専用、北千住方面の6番線では降車専用扱いとなる。
  • 半蔵門線ホームは押上側のホームがやや湾曲しているため、終日駅員による立ち番がいる。
  • 当駅から北千住駅までは千代田線経由と半蔵門線・東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)経由の2つのルートが利用可能であり、東武線内でのダイヤ乱れにより半蔵門線との直通運転が中止されると、半蔵門線内では当駅まで乗車の上、千代田線経由で北千住駅から東武線に乗り換えるよう案内されることがある。

発車メロディ

全ホームで発車メロディ(発車サイン音)を使用している。

東西線ホームでは向谷実作曲のメロディ(詳細は東京メトロ東西線#発車メロディを参照)、それ以外のホームではスイッチ制作のメロディを使用している[16][17][18][19]

番線 路線 曲名 作曲者
1 丸ノ内線 快適乗降 串田亨
2 潤い電車 福嶋尚哉
3 東西線 A Day in the METRO 向谷実
4 Beyond the Metropolis
5 千代田線 光のカテナリー 福嶋尚哉
6 あなたと一緒なら 塩塚博
7 半蔵門線 マーキュリー 福嶋尚哉
8 メトロでGo!

バリアフリー設備

丸ノ内線ホーム以外は改札口とホームとの間を連絡するエレベーターが設置されている。

トイレは全部で6か所あるが、多機能トイレは東西線中央改札と半蔵門線ホーム直上の渋谷側地下3階の2か所のみの設置である。乳幼児オストメイト対応設備は後者にのみ併設されている。

リノベーション工事

2016年の開業60周年に向けて、2013年から丸ノ内線・東西線・千代田線の駅のリノベーション工事を行っている。風格を感じさせる「凛とした駅」をデザインコンセプトとし、コンコースとホームの壁のリニューアルを中心に行っている。丸ノ内線は歴史ある建築物から「煉瓦」、東西線は青く映える高層ビルの壁面のイメージから「ガラス」、千代田線は皇居近辺の豊かな樹木から「木目」をデザインに採用している。なお、先行して拡幅工事を行った東西線西改札付近のコンコースには、工事を紹介するコーナーが設けられている[20]

工事期間中、改装工事を紹介するパンフレットを発行していたが、2014年10月から「ココドコ」というフリーペーパーを発行している。同紙でも改装工事の紹介記事が掲載されている。

東京都交通局

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。直営駅。当駅から日比谷駅にかけては千代田線との並行区間である(前述・営団が東京都から受託施工)[13]

一時期は、コンコースの壁にスタジオジブリ作品や読売日本交響楽団の画像がデザインされたラッピングが施されていた。同様にプラットホームの柱やホームゲート、駅広告には読売ジャイアンツ新聞の意匠のラッピングも施されていた[注 4]

日比谷側の地上出入口の一部は、千代田線二重橋前駅の出口と共用している。また、2007年に行幸地下通路が完成し、東京駅へ地下道経由でアクセスすることができる。

乗り換え各線が帝都高速度交通営団(営団地下鉄)だった時代は駅到着時の放送で「営団地下鉄線はお乗り換えです」と放送されていたが、東京メトロ発足後は「東西線、千代田線、丸ノ内線、半蔵門線はお乗り換えです」と路線名を案内するようになった。

のりば

番線路線行先[21]
1 I 都営三田線 目黒MG 東急線方面
2 西高島平方面

(出典:都営地下鉄:駅構内図

利用状況

駅周辺

駅周辺には大手銀行や商社・マスメディアなどの本部・本社およびその業界団体などが立地し、日本経済の中枢部である。

バス路線

大手町駅前交差点(2010年4月29日)

神田橋(C1・C2出口付近)

大手町(C8・C9出口付近)

  • 都営バス
    • 東43:荒川土手行/東京駅丸の内北口行

呉服橋(B6・B7出口付近)

東京サンケイビル(A4出口付近)・経団連会館JAビル(C2出口付近)・読売新聞(C3出口付近)

パレスホテル
大手町フィナンシャルシティグランキューブ/星のや東京
大手町フィナンシャルシティグランキューブ

このほか、B7出入口は東京駅の高速バス降車場である日本橋口に隣接する。詳細は「東京駅のバス乗り場」を参照。

隣の駅

東京地下鉄(東京メトロ)
M 丸ノ内線
東京駅 (M 17) - 大手町駅 (M 18) - 淡路町駅 (M 19)
T 東西線(東陽町以西は全列車が各駅に停車)
竹橋駅 (T 08) - 大手町駅 (T 09) - 日本橋駅 (T 10)
C 千代田線
ロマンスカー以外の列車種別(千代田線内は各駅に停車)
二重橋前〈丸の内〉駅 (C 10) - 大手町駅 (C 11) - 新御茶ノ水駅 (C 12)
Z 半蔵門線(線内は全列車が各駅に停車)
神保町駅 (Z 07) - 大手町駅 (Z 08) - 三越前駅 (Z 09)
東京都交通局(都営地下鉄)
I 都営三田線(線内は全列車が各駅に停車)
日比谷駅 (I 08) - 大手町駅 (I 09) - 神保町駅 (I 10)

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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