北原みのり

日本の著作家 From Wikipedia, the free encyclopedia

北原 みのり(きたはら みのり、1970年〈昭和45年〉11月24日 - )は、日本著作家フェミニスト[1][2]、社会活動家、実業家。自身の会社アジュマで、女性のためのセックスグッズフェムケアグッズ)ショップ「ラブピースクラブ」や、翻訳書を含めフェミニズムや性に関する本を取り扱う出版部門「アジュマブックス」を運営[1][2][3]性暴力の根絶を訴える「フラワーデモ」の呼びかけ人[2][4]。「希望のたね基金」理事[5][6]

生誕 (1970-11-24) 1970年11月24日(55歳)
日本の旗 日本神奈川県横浜市
出身校 津田塾大学卒業
日本女子大学大学院中退
職業 著作家、社会活動家、実業家
団体 希望のたね基金理事
概要 きたはら みのり 北原 みのり, 生誕 ...
きたはら みのり
北原 みのり
生誕 (1970-11-24) 1970年11月24日(55歳)
日本の旗 日本神奈川県横浜市
出身校 津田塾大学卒業
日本女子大学大学院中退
職業 著作家、社会活動家、実業家
団体 希望のたね基金理事
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『奥さまは愛国』『毒婦。』『性と国家』『日本のフェミニズム』など、フェミニズム、ジェンダーに関する著書多数[2][7]

経歴

ヴァギナ・モノローグスタフツ大学の公演)
フラワーデモ東京の参加者が作ったメッセージボード
  • 2019年、3月に相次いだ性犯罪の無罪判決を受けて、性暴力の根絶を求める「フラワーデモ」を呼びかけた[2][5][4]。フラワーデモは2023年現在も毎月11日に日本各地で行われている[38][39][40]
  • 2021年、絶版になったフェミニズム古典や、性に関する本などを取り扱うため、出版部門「アジュマブックス」を立ちあげた[1][41]。コミュニティ・サイト「メガリア」で活動した女性たちによるドキュメント『根のないフェミニズム』や、性売買を経験した女性の自伝『道一つ越えたら崖っぷち』など、韓国フェミニズムの翻訳書を中心に10冊以上を出版を手がけた[1][42][43]
  • 2020年5月からは、朝日新聞出版が運営するニュースサイト 『AERA DIGITAL』にて連載コラム「おんなの話はありがたい」を執筆している[44]。また、『週刊金曜日』の書評委員も務めている[45]

見解

性売買について

矯風会館外観(2009年)
  • 2015年に韓国で開催された慰安婦問題に関するツアーで宮本潤子と出会い、三浦綾子の小説『われ弱ければ 矢島楫子伝』を勧められたことをきっかけに、日本キリスト教婦人矯風会の主張と実践への共鳴を強めた[46]。1886年に設立された矯風会は、戦前から公娼制度の廃止を求めてきた団体で、戦後には性売買に関わる女性たちを支援する運動を展開し、この運動には性暴力サバイバーも関わった[47][48][49]。北原は同会のこうした実践をシスターフッドをベースにするフェミニズムとして位置づけ、「元祖#MeToo」と評価している[47][50][48]
  • 性産業については「性搾取」「性暴力」として、そこで起きている差別や被害、性産業を支えている歴史や文化を考えなければいけないとしている[35][1][51][49]。北原自身は、女性が主体的に性を楽しめる社会にするために仕事をしてきており、25年以上セックストイを販売し、風俗現場やAV女優を取材し、取材を兼ねて買う側を体験し、わいせつ物陳列罪の疑いで逮捕もされている[1][47][52][48][49]。だからこそ、「性を仕事にする者を差別するな」と言うが、「性の売買を普通の労働として認めるべき」とは言えないのだという[1][49]。その理由には「男女間の経済格差」など「性産業を支える、社会の性差別構造」や「妊娠の恐怖」「性感染症のリスク」「筋力差・体格差による暴力の恐怖から逃れるのは難しいこと」「当たり前に女性の性の商品化がされてること」「買う側の男性の需要の本質が見えないこと」「『性の自己決定』『自己責任』を巧妙に利用して、人を食い物にしていること」などをあげている[1][51][48][49][53][54]

萌えキャラについて

アニメなどに登場する「萌えキャラ」について、幼さとエロさを併せ持ち、自分の性的魅力に無自覚で他者の性欲に寛容であり、しばしば「女子高生」といったモノ化された女性の記号として表象されていると指摘している[55][56]。また、萌えキャラの描写については、「骨格や筋肉など人間の身体としての合理性ではなく、『見たいものを見たいように描く説得力』が重視され、乳房や股間の形が分かるように服のシワや影を入念に描き、不自然な角度で足首や腰、頭を曲げるなど、欲情を喚起する独特の“文法”がある」と述べている[55][56]。さらに、萌えキャラの表現は性差別的な文化を背景としているとし、企業や官公庁による萌えキャラの採用について、萌えキャラを重宝し濫用する男社会に多くの大人の女性が不快感や戸惑いを抱いていると述べている[55][57]

著書

単著

  • 『はちみつバイブレーション』河出書房新社、1998年11月。ISBN 4-309-01249-3
  • 『男はときどきいればいい 愛とセックスのレシピ』〈祥伝社文庫〉1999年。ISBN 4-396-31122-2
  • 『フェミの嫌われ方』新水社、2000年。ISBN 4-88385-015-3
  • 『オンナ泣き』晶文社、2001年。ISBN 4-7949-6483-8
  • 『ブスの開き直り』新水社、2004年。ISBN 4-88385-067-6
  • アンアンのセックスできれいになれた?』朝日新聞出版、2011年。ISBN 978-4-02-250807-2
  • 『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』朝日新聞出版、2012年。ISBN 978-4-02-331081-0
  • さよなら、韓流河出書房新社、2013年。ISBN 978-4-309-02160-7
  • 『メロスのようには走らない。女の友情論』ベストセラーズ 2014年
  • 佐藤優対談収録完全版 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』講談社、2017年9月13日。ISBN 978-4062937726

編著

  • 『日本のフェミニズム since1886 性の戦い編』河出書房新社、2017年12月20日。ISBN 978-4309248370

共著

翻訳

  • ユミ・スタインズ、メリッサ・カン、ジェニー・レイサム(イラスト) 著、北原みのり 訳『こんにちは!同意 誰かと親密になる前に知っておきたい大切なこと』集英社、2022年6月24日。ISBN 978-4083331701

出版、アジュマブックス

出演

ラジオ

  • FM FUJI「おんなのひとのはなし~femvoice」(2022年10月2日 - 、日曜10:00 - 10:30)[61][62]
  • FM FUJI「バイエルンから愛を込めて」(2023年4月2日 - 、日曜19:30 - 20:00、不定期出演)[63][64]

脚注

外部リンク

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