西谷修
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愛知県生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学 (1949-2011)大学院、パリ第8大学(指導教官はアンリ・メショニック)で学ぶ。明治学院大学文学部教授、東京外国語大学大学院地域文化研究科教授、同大学総合国際学研究院(先端研究部門)教授を経て、2014年4月、東京外国語大学名誉教授。同年、立教大学大学院文学研究科特任教授。2019年退任。
人物
- バタイユ、ブランショ、レヴィナス、ルジャンドルらに影響を受けた。フランス現代思想の研究をベースに、世界のグローバル化によって引き起こされる複合的な諸問題を、認識論を踏まえた思想史的観点から取り扱う。研究テーマは、戦争論、世界史論、メディア論、ドグマ人類学、身体・医療思想、芸術論など。戦争論については、世界戦争、その後の死の意義を考察する。反「反テロ戦争」も提言。著書に『不死のワンダーランド』(1990年)、『戦争論』(1992年)、『理性の探求』(2009年)など。
- 立憲デモクラシーの会呼びかけ人・安保法制に反対する学者の会呼びかけ人を務め、安保法案に関して、2015年9月16日、国会前における安保法案反対デモにおいて、「産業の軍事進出には経済活動の健全化のためにもとくに警戒してゆく必要がある」という主旨のスピーチを行っている[4]。その際、「(防衛産業を抱える)三菱のものは明日から鉛筆一本買わないことが大事!」と三菱鉛筆を三菱グループと混同した発言を行い、後に訂正とお詫びを行った[5]。
- 2017年の第48回衆議院議員総選挙では日本共産党の池内さおりを支援した[要出典]。
- 日本による対韓輸出優遇撤廃に反対する、<声明>「韓国は「敵」なのか」呼びかけ人の1人[6]。
著書
単著
- 『不死のワンダーランド』(青土社) 1990年、のち講談社学術文庫 1996年
- 『戦争論』(岩波書店) 1992年、のち講談社学術文庫 1998年
- 『夜の鼓動にふれる - 戦争論講義』(東京大学出版会) 1995年、のちちくま学芸文庫 2015年
- 『離脱と移動 - バタイユ・ブランショ・デュラス』(せりか書房) 1997年
- 『世界史の臨界』(岩波書店) 2000年
- 『「テロとの戦争」とは何か - 9.11以後の世界』(以文社) 2002年、のち増補新版『<テロル>との戦争』 2006年
- 『理性の探求』(岩波書店) 2009年
- 『アフター・フクシマ・クロニクル』(ぷねうま舎) 2014年
- 『破局のプリズム 再生のヴィジョンのために』(ぷねうま舎) 2014年
- 『戦争とは何だろうか』(ちくまプリマー新書) 2016年
- 『アメリカ 異形の制度空間』(講談社選書メチエ) 2016年
- 『わたしたちはどんな世界を生きているか』(講談社現代新書) 2020年
- 『“ニューノーマルな世界”の哲学講義』(アルタープレス) 2020年
- 『戦争と西洋 : 西側の「正義」とは何か』(筑摩選書) 2025年
共著
- 『原理主義とは何か』(鵜飼哲, 港千尋、河出書房新社) 1996年
- 『「世界史」の解体 - 翻訳・主体・歴史』(酒井直樹、以文社) 1999年
- 『アメリカはなぜ狙われたのか - 徹底討論・同時多発テロ事件の底流を探る』(酒井啓子, 臼杵陽, NHKイスラム・プロジェクト、岩波書店) 2002年
- 『アメリカ・宗教・戦争』(鵜飼哲, 宇野邦一、せりか書房) 2003年
- 『非対称化する世界 - 『〈帝国〉』への射程』(酒井直樹, 遠藤乾, 市田良彦, 酒井隆史, 宇野邦一, 尾崎一郎, トニ・ネグリ, マイケル・ハート、以文社) 2005年
- 『アルジャジーラとメディアの壁』(石田英敬, 中山智香子, 港千尋、岩波書店) 2006年
- 『3・11以後 この絶望の国で 死者の語りの地平から』(山形孝夫、ぷねうま舎) 2014年
編著
- 『グローバル化と奈落の夢』(せりか書房) 2006年