髷
日本の伝統的髪型
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朝鮮半島


李氏朝鮮では、髷は儒教の教えと礼や格式を重視した精神を象徴するもので[2]、歴史的に既婚男性のみが髷を結い、その結い方は、長く編んだ髪を全て頭頂部に持っていき、うずたかく盛り上がるようにまとめるものだった[3]。未婚男性の髪形は長髪を長く垂らしたもので(総角)、結婚し冠礼の儀を行って成人になったことを周囲に示すために髷を結った[3]。伝統社会では既婚者と未婚者の間には厳格に差別があり、幼くとも結婚すれば髷を結って成人の扱いを受けたが、老いても未婚の者は差別的な扱いを受けた。そのため、既婚者であるかのように装って髷を結う者もいて、これを「コンサントゥ」と呼んだ[3]。
髷の留め具には、金・銀・銅などで作られた「トンゴッ」と呼ばれる棒を差し、髪の毛が顔にかからないようにするために額には「網巾(マンゴン)」と呼ばれる馬の毛で作った鉢巻を巻いた[3]。
髷は遅くとも三国時代には結われていたことが壁画の記録から判明しており、朝鮮時代には身分にかかわらず男性は髷を結うのが一般的であったが[3]、西洋文化を積極的に取り入れることを目指した国の施策により、1895年、男性は西洋式に髪を短く切ることになった[2]。
諺には、髷にまつわる次のような表現がある[2]。
- 僧の髷
- 求めることが難しいものを意味する喩え。
- 老人の髷が大きくてどうするのか、網巾の紐だけ締められれば十分である
- 中身があり相応であればよく、あえて大きく見せようとする必要は無い、という意味の喩え。

