みちのく潮風トレイル
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環境省は東日本大震災(2011年3月)からの復興に資するため翌年5月に「三陸復興国立公園の創設を核としたグリーン復興のビジョン」を策定し、森・里・川・海のつながりにより育まれてきた自然環境と地域のくらしを後世に伝え、自然の恵みと脅威を学びつつ、それらを活用しながら復興することを提唱した。その具体的な取組は「グリーン復興プロジェクト」と呼ばれる。三陸復興國立公園の創設を中心に、自然環境モニタリング、環境教育、エコツーリズムの推進など7つのプロジェクトから構成された[1]。
7つのプロジェクトのうちのひとつが、三陸地域を南北につなぎ交流を深くめる道「東北太平洋岸自然歩道」である。「みちのく潮風トレイル」は通称である。(2013年3月に地域からの公募により決定した愛称。)「みちのく潮風トレイル」は、地域の自然環境や地域のくらし、震災の痕跡利用者と地域の人々などを様々に「結ぶ道」として、青森県八戸市蕪島から福島県相馬市松川浦までを対象に設定された長距離自然歩道である。[2]
「長距離自然歩道とは、国土を縦断、横断または循環し、複数の都道府県にまたがる歩道で、多くの人々が四季を通じて手軽に楽しくかつ安全に国土の優れた景勝地を歩くことにより、沿線の豊かな自然、歴史、文化に触れ、我が国の国土を再認識し、あわせて健全な身体を育成するとともに、自然保護思想の高揚に資することを目的としているものである。みちのく潮風トレイルは、これらに加え、利用の促進を図ることで、被災地域における交流人口を増加させ、地域の活性化につなげ、復興に寄与するものとして構想されたものである。また、東北太平洋岸を歩くスピードで旅することで、車の旅では見えない風景(自然・人文風景)、歴史、文化(風俗・食)などの奥深さを知り、体験する機械を提供するものである。」[3]
みちのく潮風トレイルは2019年6月9日に全線開通し、青森県八戸市から福島県相馬市までを南北に縦断する一本の道つながった。全線開通時の距離は1,025キロである(環境省発表)。また、日本の長距離自然歩道の10番目に指定されている[4]。