わたしの線香

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リリース
時間
「わたしの線香」
花譜×羽生まゐごシングル
初出アルバム『組曲
リリース
規格 音楽配信
ジャンル J-POP
時間
レーベル KAMITSUBAKI RECORD
作詞・作曲 羽生まゐご
プロデュース PIEDPIPER
花譜の「組曲」 年表
花譜×たなか飛翔するmeme
(2022年)
花譜×羽生まゐごわたしの線香
(2022年)
花譜×くじら春陽
(2022年)
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わたしの線香」(わたしのせんこう)は、2022年2月23日に配信リリースされた、花譜×羽生まゐごの楽曲である[1][2][3]。花譜がリアルのアーティストやコンポーザーとコラボレーションする企画である「組曲」の第5弾である[1][2][3][4]

ミュージックビデオは同日YouTube上で公開された[5][4]

本楽曲は、KAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガーである花譜の活動3周年を記念して始まったコラボプロジェクト「組曲」の一つであり、その第5弾となるコラボレーション楽曲である[1][2][3][6]。「組曲」は2021年10月に開始された[1]

本楽曲はボカロPとして活動している作曲家羽生まゐごが楽曲提供したものであり、この2人のコラボレーションは2021年12月にリリースされた羽生まゐご「抜刀 feat.花譜」に続くものである[1]。本楽曲は、このコラボレーションをきっかけに制作されたものである[2][3]

2024年には、花譜のアルバム『組曲』に収録された[7]

テーマ

タイトルからも連想されるように、楽曲のモチーフは「」である[6]

本楽曲では、「私が死んだらみんな泣いてくれるのかな」というテーマがに落とし込まれている[1][2]。作詞作曲を行った羽生まゐごによれば、「わたしの線香」は究極の愛情表現であり、「私が死んだらみんな泣いてくれるのかな」というのは人生で一度は考えることである[8]

裏テーマとして、振り向いてくれない人に対する嫌がらせのようなヤキモチの複雑な感情が込められている[1][2][3]。すなわち、本楽曲の根幹には承認欲がある[8]。羽生は、それを表現するには「言いたくない、でも言いたい」という相反する意識が常に必要で、花譜の唯一無二の歌声、吐息によって曲に命が込められたと語っている[2][8]。音楽ジャーナリストの柴那典によると、相手に振り向いてもらうために、イマジナリーな自分の死を思い描く、葛藤に満ちた感情が歌詞には描かれており、可憐でもあるけれど、とても重い愛情表現だとされる[6]

歌唱を担当した花譜は、本楽曲中に登場する女の子をとても可愛らしく感じ、「もっと近づいて覗いてみたいな」という惹かれるような思いでどうやって歌うか考えて取り組んだことを語っている[8]。妄想の世界を夢中で見たりそんな自分に嫌気が差したり、葛藤したりするような情景がとてもリアルであると指摘している[8]。また、「健気に、ハタから見ればきっと静かに、内側で燃やし続けるような恋心」の可憐さと重さとのどちらもを表現して歌ったことを語っている[2][8]

楽曲

作詞・作曲・編曲のいずれも羽生まゐごによる[5]。羽生は、和楽器アレンジを用いたトラックと、哀愁や妖しさを感じさせる日本的な情緒溢れる歌詞が特徴のアーティストであるとされる[6][4][9]。本楽曲も和楽器をメインとした、幽玄な楽曲になっている[9]

花譜の歌声は「儚くも確かな香りが漂う」と表現され、和室に立ち上る線香の煙のごとく楽曲に呼応して、言葉のひとつひとつを柔らかに吐き出すように歌っていると評されている[9]。花譜は羽生の使う音などにどこか浮遊感があるとしている[8]

また、柴は「花譜の声が醸し出すある種のヴァルネラビリティ英語版の感覚、傷つきやすさや居場所のなさ、その反面としてある凛とした強さのようなものが羽生まゐごの世界観の奥の方にあるものを引き出している」と評している[10]

ミュージックビデオ

ミュージックビデオのディレクターは鈴本蓮、グラフィックデザインはreiya、制作は根岸秀幸による[5]

2022年8月24日に日本武道館で開催された花譜 3rd ONE-MAN LIVE「不可解参(狂)」では、本編終了後にボーナストラックとして演奏された[11]。この際に流された映像のモーショングラフィックスは、葛飾出身によって制作された[12]

反響

出典

外部リンク

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