アクシスジカ
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| アクシスジカ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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アクシスジカ Axis axis | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Axis axis (Erxleben, 1777) [1][2] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| アクシスジカ[3] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Axis deer[1] Chital[1][2] Indian spotted deer[1] Spotted deer[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
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アクシスジカの分布 |
アクシスジカ(Axis axis)は、哺乳綱偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)シカ科アクシスジカ属に分類される偶蹄類(シカ)である。別名アキシスジカ。
分布
形態
生態
落葉性もしくは半常緑性の森林や開けた草原で頻繁に見かけることができ、数も多い[7]。最も生息数が多いのはインドの森でそこでは背の高い草や低木を食べて暮らしている[8] 。ブータンの国立公園であり天然のサラソウジュが残る唯一の場所でもあるピブソー野生生物保護区でも発見されている。標高の高い地域ではサンバーの様な種と競合するのであまり見られない。直射日光には弱いために林冠が良く茂って林床は日陰になるような森林も好む[8][7]。
食植性で主な食べ物はイネ科の草の新芽である[7][8]。他にも広葉性の草の新芽や樹木の果実や枝も食べることがあり、特に樹上のサルが落とした時にはよく食べている[7]。特にオスは後ろ脚で立ちあがり、樹上の葉もよく食べることも多い[7][8]。毎年生え変わる古くなった角も食べてしまう。これはミネラルの摂取だろうと言われている[7][8]。水辺を好み暑い季節には朝夕水を飲む。
南アジア一帯に広く分布するサルの一種ハヌマンラングール Semnopithecus entellus の群れと本種の群れの間には興味深い関係が観察されている。サルの群れは樹上で葉や木の実を食べ、シカは地上で草を食んでいる。サルは樹上からあたりを見回し、捕食者の接近を見つけると警告する[7]。シカはこれを聞いて早く逃避体制に入れるので明らかに利益がある。サルの立場で見るとシカの優れた嗅覚によって敵の接近が分かると考えられている[7]。シカにとっては他にも利益があり、樹上のサルが木の実を落とすことによってそれを食べることが出来る[9]。
10頭から50頭の群れを作って生活する。一番大きく支配的なオスたちを中心に周りをメスや子供が取り巻く形となる。オスの子供は大きくなると群れを出なければならず、その目安は角のビロードがとれるときである。同じくらいの大きさのオスが群れに入ろうとしたら、群れのボスであるオスは慎重に角を突き合わせて新参者を観察する[8]。角の突き合いは若い個体で盛んにおこなわれる。体の大きな個体はマーキングすることをより好む[8]。後ろ足で立ちあがって頭上の枝にマーキングを行うことも知られている[7][8]。
繁殖期は熱帯性気候の期間中はだらだらと続き、出産は年中行われることもある。発情期の最中オスは大きな声で鳴く。メスの発情周期は約3週間である。オスは発情しているメスを引き連れて守り続け、その間は食事もしない。交尾の前には追いかける期間と互いになめ合う期間がある[7]。メスは1回の出産で1頭、まれに2頭を生む[8]。寿命は8-14年ほど。
アクシスジカを捕食する捕食者としてはトラ、インドライオン (ライオンはごく限られた地域のみ)、ヒョウ、ドール、ヌマワニなど。他にも子供はアカギツネに襲われることもある。一般にアクシスジカのメスと子供はアクシスジカのオスよりも捕食されてしまう[8]。アクシスジカは捕食者から逃げるときには最高70 km/hで走ることが出来るが、アクシスジカのオスでも集団で狩りをするドールにはよく捕食されている事が多い。アクシスジカのオスがドールに捕食される確率はトラやヒョウに捕食される確率よりも高い[8]。
- 草をはむ群れ
- 水を飲む個体
- 子育中のメス
