アタール (シロップ)
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| アタール (カタール) قَطْر | |
|---|---|
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オレンジフラワーウォーターとローズウォーター入りのアタール | |
| 別名 | attar, qattar, qatir / Shħūr |
| 種類 | シロップ |
| 地域 | アラブ世界 |
| 主な材料 | 砂糖、水 |
| その他お好みで | レモン汁、ローズウォーター、オレンジフラワーウォーター |
アタール、またはカタール(アラビア語: قَطْر)は、中東の菓子作りに使用される甘いシロップの一種である。飲料として飲まれることもある[1]。
砂糖と水を主原料とし、やや黄金色で濃厚になるまで火にかけ少し煮詰められる[2]。砂糖が再結晶するのを防ぐためにレモン汁が加えられるほか[2]、バラの水や油、オレンジフラワーウォーター[1]、シロップと似た名前を持ちかすかにバラの香りがするアタール[要出典]などの香料を追加で加えて味にメリハリを出す。冷ましたアタールは蜂蜜のような粘度を持つ状態になる[3]。
多くのアラビアの、特にレバントの菓子作りに欠かせない食材で、その中にはクナーファ、バクラヴァ、ハリーサなどを含むがこれらに限定されない。焼き菓子の場合、味を良く染み込ませるため、そして生地がふやけた状態になるのを防ぐため、焼き上がりの熱い菓子に冷たいまたは室温の、アタールがかけられる[2]。菓子を焼き上がり直後に食しない場合、アタールをかけずに保存し、提供される前に再度菓子を温め直しててからアタールをかける[4]。
菓子の生地自体に砂糖などの甘味を加えず、アタールをかけることによって甘味を調節する役割もあるが[2]、菓子が既にアタールにどっぷり浸っている[2]場合が多い。
- アタールがまだかけられていない調理途中のカターイフ
- アタールが薄っすら滲む完成したカターイフ
- 蜂蜜のような粘度のアタールがかけられているハラーワートジュブン