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アルテミスI

アルテミス計画の初号機 From Wikipedia, the free encyclopedia

アルテミスI(アルテミスワン、英: Artemis I、旧称: Exploration Mission-1)は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) が企画するアルテミス計画の一番最初にあたるミッションのこと。オリオン宇宙船と宇宙発射システム(SLS)ロケットの無人飛行試験であり、将来の有人月面探査に向けたシステムの安全性と信頼性を実証することを目的として実施された[1]。

任務種別無人月周回飛行
運用者NASA
COSPAR ID2022-156A
任務期間25日10時間52分46秒
概要 任務種別, 運用者 ...
アルテミスI
任務種別無人月周回飛行
運用者NASA
COSPAR ID2022-156A
任務期間25日10時間52分46秒
特性
宇宙機
製造者
任務開始
打ち上げ日2022年11月16日 06:47:44 UTC
ロケットスペース・ローンチ・システム
打上げ場所ケネディ宇宙センター (LC-39B)
任務終了
回収担当アメリカ海軍 (ポートランド)
着陸日2022年12月11日 17:40:30 UTC
着陸地点バハ・カリフォルニア沖
軌道特性
参照座標月周回軌道
軌道周期14日
月オービター
軌道投入 2022年11月25日 21:52 UTC
軌道脱出 2022年12月1日 21:53 UTC

ミッション徽章
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ウェットドレスリハーサルでLC-39B発射台に設置されたアルテミスI
2022年3月18日、ウェットドレスリハーサルに向け、LC-39B発射台に設置されたアルテミスI

概要

本ミッションは、オリオン宇宙船とSLSの初の統合飛行試験であり、月周回軌道への到達、約6日間の月周回、および地球への帰還に至るまでの各段階における性能と安全性を検証することを目的[2]とした。

2022年11月16日、ケネディ宇宙センターから打ち上げられたオリオン宇宙船は、月周回の遠方逆行軌道(英語版)を飛行した。飛行中には、有人対応宇宙船としてはアポロ13号が記録していた最遠到達距離を上回る約43万kmに到達した[3]。その後、12月11日にバハ・カリフォルニア沖の太平洋上へ着水し、約25日間にわたるミッションを完了した。

無人の有人宇宙船試験機には、NASAと所縁の深いキャラクター、スヌーピーなどが搭乗している[4]。

JAXAのOMOTENASHIや東京大学中須賀・船瀬研究室[5]とJAXA共同のEQUULEUSといった10基のCubeSatも同時に打ち上げられる[6]。

打ち上げ

当初の予定では2018年後半に打ち上げる目標だったが、溶接問題での遅延が発覚し、2020年6月に変更された[7]。

しかし度々延期され、具体的な日付が設定されたのは2022年8月29日、日本時間の21時33分にアメリカ合衆国のフロリダ州にある、NASAのケネディ宇宙センター内にあるLC-39B発射台から打ち上げられる予定だった[8]。当日になって、エンジンの不具合が発覚し、打ち上げは再び延期された[9]。NASAによれば、アルテミスIの3番エンジンの液体窒素が指定の温度に保つ事ができず、打ち上げを見送りした。

打ち上げに適した次回の日程は9月2日と思われたが、8月29日時点では、打ち上げに関する新たな情報はまだ発表されていなかった。その後、打ち上げ予定日時は9月3日18時17分(UTC、日本時間9月4日3時17分)に設定された[10]。

さらに、現地時間9月3日11時17分ごろに、ロケットのコアステージに推進剤を装填している際に、液体水素の漏れが発生し、再び打ち上げを見送りとした[11]。その後、打ち上げ予定日は9月23日か27日になることが発表された[12]が、繰り返し延期があり、9月27日(予備日10月2日)と発表された[13]。さらにこれもハリケーン接近のおそれが出てきたために見送られ[14]、その後は11月12日から27日にかけての打ち上げ可能期間を目指すことになった[15]。NASAは新たな打ち上げ予定日を11月14日に設定した[16]が、またもトロピカルストームの接近のために11月16日(予備日11月19日)に変更した[17]。

ようやく、2022年11月16日、東部標準時間午前1時47分(日本時間午後3時47分)、フロリダ州のケネディ宇宙センターLC-39B発射台から打ち上げられた[18][19]。

相乗りキューブサット

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行程

2021年に計画された概要図

https://astropics.bookbright.co.jp/artemis-i

  1. 11月16日:リフトオフ
  2. LAS等投棄
  3. メインエンジン停止、1段分離
  4. 軌道マヌーバ
  5. (18分9秒後):周回軌道。太陽電池展開
  6. 2段点火。月遷移軌道に移行
  7. 2段分離。
  8. OTC点火、DROへの移行開始
  9. (1時間57分36秒後):月へのフライバイ
  10. 11月21日(6日目):月周回軌道へ
  11. 11月25日(10日目):DRO(遠方逆行軌道)
  12. 12月1日(16日目):DRO離脱
  13. 帰還フライバイ
  14. リターントランジット
  15. 12月11日(26日目):サービスモジュールからクルーモジュール分離
  16. 大気圏に再突入
  17. 太平洋に着水

脚注

外部リンク

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