イプティーメー From Wikipedia, the free encyclopedia イプティーメー(古希: Ἰφθίμη, Iphthīmē)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してイプティメとも表記される。主に、 イーカリオスの娘 ドーロスの娘 の2人が知られている。以下に説明する。 イーカリオスの娘 このイプティーメーは、イーカリオスとペリボイアの娘で、トアース、ダマシッポス、イメウシオス、アレーテース、ペリレオース、ペーネロペーと兄弟[1]。ペライの王エウメーロスと結婚し[2]、おそらくゼウクシッポスの母となった。ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』によると、女神アテーナーは思い悩んで眠るペーネロペーを慰めるためにイプティーメーに似せた幻を作り、ペーネロペーの夢枕に立たせた[3]。しかしペーネロペーの妹はメデーとも[4]、ヒュプシピュレーであるとも言われた[5]。 ドーロスの娘 このイプティーメーは、ドーロスの娘。ヘルメースとの間にサテュロスのリュコス、ペレスポンドス、プロノモスを生んだ[6]。 脚注 [脚注の使い方] [1]アポロドーロス、3巻10・6。 [2]『オデュッセイアー』4巻796行-799行。 [3]『オデュッセイアー』4巻794行-841行。 [4]サモスのアシオス断片(『オデュッセイアー』4巻797行への古註)。 [5]アンドローン断片(『オデュッセイアー』4巻797行への古註)。 [6]ノンノス、14巻114行。 参考文献 アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁 訳、岩波文庫(1953年) 『オデュッセイア / アルゴナウティカ』松平千秋・岡道男 訳、講談社(1982年) 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年) Related Articles