松平千秋
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1915年、岐阜県生まれ[1]。静岡県立静岡中学校[2]、旧制静岡高等学校[3]を経て、1938年、京都帝国大学文学部文学科言語学専攻卒業[4]。1941年、同大学大学院を修了、同大講師[1]。1947年から助教授[5]。1958年、京都大学教授[1]。1962年、「イーリアス第二歌の研究」で京都大学より文学博士の学位を取得。1979年、停年退官[1]、名誉教授。その後も光華女子大学や京都産業大学で教鞭を執った[1]。日本西洋古典学会委員長(第4代:1973-1986年)を務めた[1]。
田中美知太郎の信頼が厚く、ギリシア語・ラテン語教科書を出版している[1]。また、ギリシア語作品の巧みな訳でも知られ、エウリピデスやホメロス、ヘロドトスの翻訳は高く評価された[1]。岩波文庫版のホメロス『イリアス』『オデュッセイア』の各新訳・改訳を行い、旧版の呉茂一訳から松平訳に切り替えられた。
受賞・栄典
著書
- 『ホメロスとヘロドトス-ギリシア文学論考』(筑摩書房 1985年)
共著
- 『ギリシア語文法』田中美知太郎(創元社 1950年、岩波書店(改訂版)1968年)
- 『ギリシア語入門』田中美知太郎(岩波書店〈岩波全書〉1951年、改訂版1962年、新装版2012年)
- 『新ラテン文法』国原吉之助(南江堂 1968年、東洋出版(改訂版)1992年)
- 『ラテン語読本 Latine Legamus』国原吉之助(南江堂 1970年)
- 「第三章 エウリーピデースについて」- 『ギリシア悲劇全集 別巻』(岩波書店 1992年)。編集委員
翻訳
- 「エペソス物語」「ハプロコメースとアンテイアの恋」クセノポン (大翠書院 1948年)
(世界文学全集16:河出書房 1952年、世界文学大系64:筑摩書房 1961年) - 「ヒッポリュトス」エウリーピデース (世界文学全集1:河出書房 1952年/岩波文庫 1959年)
「世界古典文学全集9 エウリピデス」筑摩書房、1965年/『ギリシア悲劇 3 エウリピデス』ちくま文庫 1986年 ほか - 「トロイアの女」「バッコスの信女」エウリピデス
「世界文学大系2」1959年、新版「筑摩世界文学大系4」、1972年、各・筑摩書房/『ギリシア悲劇 4 エウリピデス』ちくま文庫 ほか - 「騎士」アリストパネス (ギリシア喜劇全集1:人文書院 1961年)
「世界古典文学全集12」筑摩書房 1964年/『ギリシア喜劇 1』ちくま文庫 全2巻、1986年 - 「エレクトラ」ソポクレス(「ギリシア劇集」田中美知太郎編、新潮社 1963年)
「世界古典文学全集8」筑摩書房、1964年/『ギリシア悲劇 2 ソポクレス』ちくま文庫 1986年 ほか - 「アンドロマケ」エウリピデス「世界古典文学全集9」筑摩書房 1965年/『ギリシア悲劇 3 エウリピデス』ちくま文庫 ほか
- ヘロドトス『歴史』「世界古典文学全集10」筑摩書房 1967年
「歴史」岩波文庫(上中下)※ 1971-72年、改版2006年、ワイド版2008年 - 「アンティゴネ」ソポクレス/「綱曳き」プラウトゥス 「世界文学全集2」講談社 1978年
- ホメロス『オデュッセイア』「世界文学全集1」講談社 1982年/岩波文庫(上下)※ 1994年、ワイド版2001年
- クセノポン『アナバシス』筑摩書房 1985年/岩波文庫 1993年
- ヘシオドス『仕事と日』岩波文庫 1986年
- ロンゴス『ダフニスとクロエ』岩波文庫 1987年
- 単行版(岩波書店 2005年)- マルク・シャガールによる挿画リトグラフ全42点を収録
- 『ギリシア奇談集』アイリアノス(中務哲郎共訳)岩波文庫 1989年
- 「アルケースティス」エウリーピデース(「ギリシア悲劇全集5」岩波書店 1990年)
- 「イオーン」エウリーピデース(「ギリシア悲劇全集7」岩波書店 1991年)
- ホメロス『イリアス』岩波文庫(上下)※ 1992年、ワイド版2004年
- ※は電子書籍版も刊