ウォルフ1061 d
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| ウォルフ1061 d en:Wolf 1061d | ||
|---|---|---|
| 星座 | へびつかい座 | |
| 分類 | 地球型惑星 | |
| 発見 | ||
| 発見日 | 2015年12月18日 | |
| 発見者 | ニューサウスウェールズ大学 | |
| 発見場所 | ヨーロッパ南天天文台 | |
| 発見方法 | ドップラー分光法 | |
| 位置 | ||
| 赤経 (RA, α) | 16h 30m 18.1s[1] | |
| 赤緯 (Dec, δ) | −12° 39′ 45.3″[1] | |
| 軌道要素と性質 | ||
| 軌道長半径 (a) | 0.470+0.15 −0.17 au[1] | |
| 近点距離 (q) | 0.2115 au (31,640,000 km)[1] | |
| 遠点距離 (Q) | 0.7285 au (108,980,000 km)[1] | |
| 離心率 (e) | 0.55+0.08 −0.09[1] | |
| 公転周期 (P) | 217.21+0.55 −0.52 日[1] | |
| ウォルフ1061の惑星 | ||
| 物理的性質 | ||
| 半径 | ~2.2 R⊕ | |
| 質量 | ≥7.70 +1.12 −1.06 M⊕[1] | |
| 表面温度 | 118 K (−155 °C; −247 °F) | |
| 他のカタログでの名称 | ||
| グリーゼ628d[1] | ||
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ウォルフ1061 dまたはWL 1061d[要出典]とは、地球からへびつかい座の方向に約13.8光年離れた赤色矮星であるウォルフ1061の周囲を公転している太陽系外惑星である。これは、既知の3つの惑星が発見されているウォルフ1061系の中で最も主星から離れた位置を公転しており、公転周期は約217日である。
質量・半径・温度
ウォルフ1061 dはスーパー・アースとして知られており、質量は地球よりもかなり大きいが、天王星や海王星よりは小さい。ただし、ドップラー分光法で発見されており、トランジットを起こさない惑星であるため、惑星の最小質量しかわかっていない。ウォルフ1061 dは少なくとも7.70地球質量であり、スーパー・アースの範囲の限界に近い[1]。惑星が地球型惑星であるならば、半径はおよそ1.7地球半径でなければならないだろう。岩石と揮発性物質の両方が混合している可能性が高い場合、ウォルフ1061 dは少なくとも2.2地球半径となる。
この惑星は、最も温度が低い既知のスーパー・アースの1つであり、平衡温度は約118 K (−155 °C; −247 °F)と計算されている。これは液体の水が存在するには低すぎる温度であり、惑星の実際の組成によっては、惑星が完全に氷で覆われていることを意味する。ただし、惑星の軌道離心率により、温度は176 K (−97 °C; −143 °F)から95 K (−178.2 °C; −288.7 °F)まで大きく変化する。
軌道
ウォルフ1061 dの軌道は、赤色矮星の周囲の軌道を公転しているスーパー・アースで観測された最長の軌道の1つであり、非常に変わった軌道を持っている。惑星と主星の間の平均距離(軌道長半径)は0.470天文単位、つまり地球と太陽の間の距離の47%である。これは、水星の軌道長半径である0.387天文単位に相当する。水星とは異なり、水星の公転周期は88日であるのに対し、ウォルフ1061 dは軌道を1周するのに217.21日かかる。また、軌道離心率は0.55とはるかに高く、水星のほぼ2倍である。ウォルフ1061 dは、軌道を1周する間に主星からの距離は0.2115天文単位から0.7285天文単位まで変化する[1]。
主星
ウォルフ1061 dは、スペクトル分類がM3.5Vの赤色矮星であるウォルフ1061の周囲を公転している。これは、14光年弱の距離で地球に最も近い恒星の1つである。主星は約0.294太陽半径、約0.307太陽質量で、温度は3342ケルビンで、年齢は不明である。なお、太陽の温度は5778ケルビン、年齢は45億年である。ウォルフ1061は、太陽の約1%の明るさである[1]。