オアシス (オアシスのアルバム)
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| 『オアシス』 | ||||
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| オアシス の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| 録音 | 1993年 – 1994年 | |||
| ジャンル |
ロック ブリットポップ | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | クリエイション・レコーズ | |||
| プロデュース |
マーク・コイル デイヴ・バッチェラー ノエル・ギャラガー オーウェン・モリス | |||
| 専門評論家によるレビュー | ||||
| オアシス アルバム 年表 | ||||
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| 『オアシス』収録のシングル | ||||
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『オアシス』 (原題:Definitely Maybe) は、オアシスのデビュー・アルバム、及び映像作品。
収録された楽曲のクオリティーの高さと、メンバーの奔放な言動などで発売前からメディアの注目を集めていたこともあり、デビュー・アルバムでありながら全英アルバムチャートで1位を獲得した。現在までにイギリス国内で200万枚以上、日本で47万枚以上、全世界のトータルでは500万枚以上のセールスを記録している[1]。
初めはモノウ・ヴァレー・スタジオ[注釈 1]で録音されていた。しかし、そこではデイヴ・バッチェラーによって選ばれた「各楽器の音が干渉し合わないようパーテーションで仕切り、ヘッドフォンでモニターしながら演奏する」という録音方法がバンドにそぐわず、お蔵入りされた。その後、ソーミルズ・スタジオでマーク・コイルを共同プロデューサーとして迎えて、「スタジオ内でライヴと同様に演奏する」という方法で再録音された。[2]ソーミルズ・スタジオでの音源はオーウェン・モリスに任せることとなり、モリスはジョニー・マーのスタジオでミックスを施し本作を仕上げた。またモノウ・ヴァレー・スタジオでの録音は、2024年に発売された30周年記念盤で発表された[3][4]。
ジャケットは、当時バンドのギタリストであったポール・“ボーンヘッド”・アーサーズの自宅の居間[注釈 2]にて撮影された[5]。ビートルズの『オールディーズ』から着想を得ており、室内にはバート・バカラックやロドニー・マーシュの写真、回転する地球儀、ライビーナで満たされたグラスなど、暗示的なオブジェクトが配置されている[5]。リアム・ギャラガーの「告別正装安置(葬儀の遺体)」のポーズは、マンチェスター科学博物館のエジプト学のセクションを訪れていたフォトグラファーのマイケル・スペンサー・ジョーンズによるアイデアである[5]。またジョージ・ベストのポートレイトが立てかけてある他、メンバーが観ているテレビ画面には映画『続・夕陽のガンマン』の1シーンが映し出されている。なおジョーンズは次作『モーニング・グローリー』でもジャケット・ワークを手掛けている。題名の「Definitely Maybe」について、リアムによると、当時、マンチェスターにいる仲間たちの間でDefinitely(間違いない)”と言い切った後に、“Maybe(たぶん)”と付け加える言い方が流行していたという。[6]
『ローリング・ストーン誌の選ぶオールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100』に於いて、42位[7]にランクインした。
収録曲
全曲 作詞・作曲:ノエル・ギャラガー
アナログ盤では2枚組で「ロックンロール・スター」から「リヴ・フォーエヴァー」までがA面、「アップ・イン・ザ・スカイ」から「コロンビア」までがB面、「スーパーソニック」から「シガレッツ・アンド・アルコール」までがC面、「ディグジーズ・ディナー」から「マリード・ウィズ・チルドレン」までがD面である。
- ロックンロール・スター - Rock 'n' Roll Star
- タイトル通り、「今夜、俺はロックンロールスター」とロックスターへの成り上がり精神を高らかに宣言するナンバー。ミュージック・ビデオも制作され、ライブでも頻繁に演奏される。
- デビュー以前にわずか2人の観客の前で演奏したことがあり、その際の反応は芳しくなく、翌日のライブでも観客数人の前で演奏したところ「もういい、ふざけた奴らだ」「お前ら救いのねえ野郎だな」などと野次られたため、喧嘩に発展したという。ノエルは「俺が書きたいことは全て、この曲に書いた」とコメントしている。
- シェイカーメイカー - Shakermaker
- リヴ・フォーエヴァー - Live Forever
- 3rdシングルであり、全英シングルチャートにてバンド初のトップ10入りを果たした。
- ノエルが建設会社で勤務中に足を骨折し、負担の少ない倉庫番の仕事をしていた時期に制作された。歌詞では、ギャラガー兄弟の母親について歌われ、「生きること」を肯定的にとらえた曲である。また、当時驚異的な人気を誇っていたグランジ・ブームの筆頭格であるニルヴァーナのカート・コバーンが当初アルバム『イン・ユーテロ』のタイトルにしようと考えていた、"I Hate Myself And I Want To Die"(自分が嫌いだし死にたい)への反発(Live Forever=生き続ける)も込められているという。
- クラウドバースト - Cloudburst
- 日本版CDのみの収録曲。
- アップ・イン・ザ・スカイ - Up In The Sky
- サッド・ソング - Sad Song
- 2枚組アナログ盤、及び日本版CDのみの収録曲
- コロンビア - Columbia
- スーパーソニック - Supersonic
- 1stシングル。間奏とアウトロで聴けるギターフレーズはジョージ・ハリスンの「マイ・スウィート・ロード」から。また歌詞にはビートルズの「イエロー・サブマリン」が登場する。
- ブリング・イット・オン・ダウン - Bring It On Down
- スーパーソニックが制作されるまで、1stシングル候補だった曲。
- シガレッツ・アンド・アルコール - Cigarettes & Alcohol
- ディグジーズ・ディナー - Digsy's Dinner
- スライド・アウェイ - Slide Away
- ポール・マッカートニーがオアシスの楽曲の中でも特に称賛している。
- マリード・ウィズ・チルドレン - Married With Children
- ノエルが知人のガールフレンドを観察して制作した楽曲。アルバム唯一のアコースティック・ナンバー。
備考
- 日本盤のみボーナストラックとして「Cloudburst」と「Sad Song」が追加されている。この2曲を収録のプロモーションCDがフランス版アルバムに付属された。
- 日本向けのリリースでは、日本語表記が「ディグジーズ・ディナー」ではなく「ディグジーズ・ダイナー」とミスクレジットされている。
- 北米(アメリカおよびカナダ)向けのリリースでは、「Digsy's Dinner」が「Digsy's Diner」とミスクレジットされている。
- ノエルは、本作をオアシスの最高傑作としており、「このアルバムがリリースされて以降、全世界でこのアルバムを超える作品は生まれてない。90年代のロックン・ロールを定義づけたアルバムだ」と憚らない。
- ギャラガー兄弟が尊敬するザ・ストーン・ローゼズのマニからは「史上二番目に素晴らしいデビューアルバム。一番は俺達のだが」と高く評価された。
- 結成10周年記念に、アルバム制作ドキュメントDVDが発売された。「サッド・ソング」を含む全曲と、全曲分のライヴ映像、シングル曲のビデオ・クリップ等が収録されている。
- オアシスのスタジオ・アルバムとしては唯一、リアムが全曲でリードボーカルを担当した。