オク・チャトラン
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駒の名称
語源と歴史
「チャトラン」はおそらくサンスクリット語の「catur-aṅga」あるいはペルシア語の「šaṭranj」に由来する[1]。「オク」(Ouk、Ok)は将棋そのものを指し、また王手をかけた時にも発声される。
この遊戯の正確な起源は、その他の将棋類と同様に、よく分かっていない。
オクの歴史的証拠には以下の事柄がある。

- 12世紀から13世紀のアンコール・ワット、プリヤ・カーン、バイヨンにレリーフが存在する。レリーフでは、2人の人物がいくつかの駒が置かれた机をはさんでいる。この場面は将棋を強く連想させる。しかしながら、盤上には5つまたは7つの駒しかなく、馬の駒もない。これは、単に様式化の結果であるか、ルールが異なっていたことを示しているか、あるいは全く異なる遊戯であるかのいずれかであろう。
- 13世紀に書かれたマルコ・ポーロの『東方見聞録』のいくつかの版では、この地域において黒檀が使われていたことが言及されている[2]。黒檀からは黒色の駒が作られる。
- 東南アジア(より正確にはシャム)における信頼できる最初の将棋類に関する記述は1687年にシモン・ド・ラ・ルベールによってなされた。彼は現地人が中国式の象棋(シャンチー)と「私達の」象棋を指していたと記した[3]。
ルール
盤は正方形で8かける8マス、市松模様には塗られていない。チェスのポーンにあたるトレイ(魚)が3行目にあり、王と女王の位置は相手と逆になっている(チェスではキング同士、クイーン同士が向い合っている)。
駒は、アン(王、1個)、ネアン(女王、1個)、コウル(杭、2個)、セス(馬、2個)、トウク(船、2個)、トレイ(魚、8個)の計6種、16個。動きはタイ将棋(マークルック)と同じである。トレイ(魚)は前に1マス進むことができるが前の敵駒は取れず、その代わり斜め前の敵駒を取ることができる。簡単に言うと、チェスのポーンと同じ動きである。
王の1歩目は馬のように動くことができるが、相手の駒を取ることはできない。女王の1歩目は2マス前に進んで3行目に移動することができ、相手の駒を取ることができる[4]。この特殊な動きに関するルールは地域毎に差異がある。
相手の王を詰ますと勝ちである。
