オニノツノガイ
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| オニノツノガイ | |||||||||||||||||||||||||||
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オニノツノガイ 8.5cm | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Cerithium nodulosum (Bruguière, 1792)[2] | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Giant knobbed cerith 中名 结节蟹守螺 (jié jié xiè shǒu luó)[3] |
オニノツノガイ(鬼の角貝)、学名 Cerithium nodulosum は、奄美大島以南に分布する大型の巻貝で、現生のオニノツノガイ科では最大の種[4][5]。
形態
貝殻
貝殻は大型で重厚堅固、殻高は11cmになる。成貝は螺層にゴツゴツした突起が1巻きあたり7個以上突き出す。白色の螺層には細い縦肋とそれに沿った黒褐色の螺線が巻かれるが、螺線模様は白色の石灰質で覆われ寸断される。螺層が淡い黄褐色で殻口近くの螺層でコブ状突起が14個程度出るものは、オニノツノガイの亜種 Cerithium nodulosum adansonii Bruguière, 1792 (紅海産)として区別される[7][8]。また本種の幼貝ではコブ状突起はまだ出ないため、小型の別種と間違えられやすい[9]。貝殻内面には螺溝が刻まれるが、特に殻口上面には1本の襞で仕切られた深い螺旋状の溝(anal canal)がある。蓋は楕円形で、開口部上端の螺旋状の溝は蓋で覆われずに開口している[10]。前端に長くはないが水管溝が突き出し、背面側へ反り返る[11]。
軟体
軟体部の特徴はほぼCerithium属の中では共通している[11]。櫛鰓に隣接した嗅検器は長く、外套腔とほぼ同じ長さ。鰓下腺も大きく、櫛鰓の3倍の幅で隣接し、大量の粘液を分泌する[12]。胃の中には晶体がある[13]。オスにペニスは無く、体の奥の淡橙色の精巣でつくられた正精子と副精子[14]は、生殖輸管で精莢に詰められる。メスは体の奥にクリーム色の卵巣を持ち、輸卵溝に隣接する精莢嚢と、前方と後方に2か所の精子嚢を持つ。輸卵溝にはアルブミン腺と卵嚢腺があり、卵嚢や卵塊が形成される[15]。歯舌は紐舌型[16]。