カテコールボラン
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| 物質名 | |
|---|---|
2H-1,3,2-Benzodioxaborole | |
別名 7,9-dioxa-8λ2-borabicyclo[4.3.0]nona-1,3,5-triene | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.005.447 |
| EC番号 |
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PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C6H5BO2 | |
| モル質量 | 119.92 g/mol |
| 外観 | 無色の液体 |
| 密度 | 1.125 g/cm3, liquid |
| 融点 | 12 °C (54 °F; 285 K) |
| 沸点 | 50 °C (122 °F; 323 K) at 50 mmHg |
| 危険性 | |
| GHS表示: | |
| Danger | |
| H225, H314 | |
| P210, P233, P240, P241, P242, P243, P260, P264, P280, P301+P330+P331, P303+P361+P353, P304+P340, P305+P351+P338, P310, P321, P363, P370+P378, P403+P235, P405, P501 | |
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
| 引火点 | 2 °C (36 °F; 275 K) |
カテコールボラン(英: Catecholborane)は化学式C6H4O2BHを持つ、カテコールとボランの誘導体である。無色の液体であり、有機合成に有用な有機ホウ素化合物である。
古くは冷却したTHF中でカテコールをボランとともに処理することで合成した。しかし、この方法では2モル当量の水素化物が失われてしまうという欠点があった。NöthとMännigはジエチルエーテルのようなエーテル系の溶媒中で、アルカリ金属水素化ホウ素(水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウム)とトリス(カテコラト)ビスボランとの反応を報告した[1]。2001年には、ハーバート・ブラウンらにより、トリ-o-フェニレンビスボレートをジボランで処理することによりカテコールボランを調製する方法を報告している[2]。ボランやアルキルボランとは異なり、カテコールボランはモノマーとして存在する。これは、アリールオキシ基が存在することによりホウ素原子のルイス酸性度が低下しているためである。


