カラスザンショウ
From Wikipedia, the free encyclopedia
カラスザンショウ(烏山椒[3]、学名: Zanthoxylum ailanthoides var. ailanthoides または Zanthoxylum ailanthoides)はミカン科サンショウ属の落葉高木。山地や海岸近くに生える。
| カラスザンショウ | |||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Zanthoxylum ailanthoides Siebold et Zucc. var. ailanthoides (1845)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| カラスザンショウ(烏山椒) | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Japanese Prickly-ash |
サンショウと違ってアルカロイドを含むので、イヌザンショウとともにイヌザンショウ属(Fagara)に入れる場合がある。
中国名は「椿葉花椒」「食茱萸」[1]。学名の「ailanthoides」は、「シンジュ(Ailanthus)のような(-oides)」の意味。
分布と生育環境
形態・生態
落葉広葉樹の高木で[5]、高さは15 - 25メートル (m) にもなる[3]。上方で枝を大きく横に広げる樹形になる[3]。樹皮は灰褐色で、短くて鋭いトゲがあり、老木ではいぼ状になってトゲの痕が残る[3][5]。若い枝は緑色や紅紫色で無毛で、枝にもトゲが多い[3]。葉は1回奇数羽状複葉。葉の形状はニワウルシ/シンジュ(神樹)に似る。小葉は広披針形で[5]、普通のサンショウに比べてはるかに大きな葉をつける。葉の裏は白っぽい[5]。サンショウ同様、葉には油点があり、特有の香りがある。
花期は7 - 8月[5]。雌雄異株[5]。花は小さく、枝の先に多数咲く[5]。紅紫色の球形をした実をつけて黒い種が露出し、特有の香りを持つ。実は辛味があるがサンショウほどではない[5]。冬でも枯れた果実が枝先に残ることもある[3]。
冬芽は半球形で小さな鱗芽で、芽鱗は3枚ある[3]。枝先に仮頂芽をつけ、側芽は枝に互生する[3]。葉痕は大きく目立ち、維管束痕が3個つく[3]。 サンショウ属の他の種に比べ、葉がはるかに大きいため、類似種との区別ができる。また、他の大柄な羽状複葉をつける樹木とは、幹のトゲと葉のにおいで区別できる。