キングデヴィッド

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欧字表記 King David[1]
性別
キングデヴィッド
欧字表記 King David[1]
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2009年3月13日[1]
ハットトリック
Storm West
母の父 Gone West
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ケンタッキー州[2]
生産者 Ben Lengacher[2]
馬主 Grenville Stable
→Larry Rivelli
→Danny Gargan
→Scarlet Stable
→Fedai Kahraman[2]
調教師 David Stephens
→George Leonard, III
→Larry Rivelli
→Nick Canani
→Michael Maker
→Murat Sancal[2]
競走成績
生涯成績 29戦7勝[2]
獲得賞金 45万5509米ドル[2]
勝ち鞍
GIジャマイカハンデキャップ2012年
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キングデヴィッドは、アメリカ競走馬トルコ種牡馬。主な勝ち鞍は2012年ジャマイカハンデキャップ[1]

日本からアメリカに種牡馬として輸出されたハットトリックの初年度産駒で、2011年フランスG1を2勝したダビルシムに続いてアメリカで最初にG1に勝利した同馬の産駒である[3]。引退後はトルコで種牡馬入りし、同国のダービー馬の父になった[4]

馬名はキングデイヴィッドともカナ表記される[3]

なお、2015年デンマーク産の同名馬King David(DEN)[注釈 1]がいるが、本項では2009年アメリカ産のKing David(USA)について記述する。

2011年10月4日、インディアナ州フージャーパーク競馬場ダートの2歳未勝利戦に初出走し、年内に4戦するが勝ち上がることができなかった[2]。5か月の間隔を開けて3歳時の2012年5月にオールウェザーの未勝利クレーミング競走(出走馬が売りに出される競走)に出走し初勝利を挙げると、6月から芝のクレーミング競走を4連勝し、最後のクレーミング競走でマイケル・メイカー調教師に3万5000ドル(当時のレートで約280万円)で購入されて転厩した[3][5][6][7]

2012年10月6日、転厩初戦にニューヨーク州ベルモントパーク競馬場で3歳馬限定の芝GI競走ジャマイカハンデキャップ(現在のベルモントダービーインビテーショナルステークス)に出走。GIはおろかステークス競走も初出走であるキングデヴィッドは出走7頭中でハンデ6番目の負担重量115ポンド、6番人気の単勝28倍という低評価であったが、スローペースを演出して逃げ粘った5番人気キングクリーサを3番手追走からゴール前でとらえ、半馬身差をつけて優勝した[3][5][6][7][8][9]

次走のGIIIコモンウェルスターフステークスは一転して出走14頭中トップタイの123ポンドを課せられるが[10]、僅差の2着で前走が単なるフロックでなかったことを証明した[11]。続いてクレーミングクラウン英語版エメラルドステークス4着、ジョンBコナリーターフカップステークス2着とステークス競走で入着を続けるが、軽度の故障があり[12]、8か月間隔を開けて出走した2013年9月の一般競走(アローワンス)に優勝した後は勝ち星から遠ざかった[2]

2013年、トルコダービーのガジ賞(ガジダービー)をディヴァインライト産駒のディヴァインハートが優勝したことからサンデーサイレンス系の種牡馬がトルコの競走馬生産に適していると考えた同国のオーナーブリーダーのフェダイ・カフラマンは、メイカー調教師にキングデヴィッドの購入を打診したが、売却を断られた[12]2014年には一般競走でもまったく勝てなくなっていたキングデヴィッドは同年末から再びクレーミング条件で出走するようになり[2]2015年10月2日のクレーミング競走でカフラマンによって2年越しで購入された[13]

毎年9月にイスタンブールで開催される国際競走のG2トプカプトロフィーに出走させてから種牡馬入りするプランもあったが、すでにピークを過ぎた6歳秋に購入されたため、アメリカで1走した後に翌年のトプカプトロフィーを待たずに引退し、トルコで種牡馬入りした[12]

競走成績

競走成績

以下の内容は、Equibase[2]の情報に基づく。

出走日競馬場競走名コース距離着順騎手着差1着(2着)馬
2011.10.4フージャーパーク未勝利D6f7着T.Turner14馬身1/2Sherp
11.16チャーチルダウンズ未勝利D8.5f7着R.Vazquez23馬身Gold Megillah
11.26チャーチルダウンズ未勝利9f7着O.Rossi13馬身3/4Red Jack
12.31ホーソーン未勝利D6f4着F.Torres5馬身Latent Rush
2012.5.25アーリントン未勝利クレーミングAW6.5f1着Q.Hamiltonアタマ(Trickeroy)
6.6アーリントンクレーミング5.5f2着Q.Hamilton半馬身Fairy Cat
6.27アーリントンクレーミング8f1着Q.Hamiltonクビ(Dancing Rock)
7.15アーリントンクレーミング8f1着Q.Hamiltonアタマ(Tragic Magic)
8.13サラトガクレーミング8.5f1着R.Dominguez3馬身1/4(Reserve Currency)
9.13ベルモントパーククレーミング8.5f1着R.Dominguez1馬身1/4(See Me Proud)
10.6ベルモントパークジャマイカHGI9f1着R.Napravnik半馬身(King Kreesa)
12.17チャーチルダウンズコモンウェルスターフSGIII8.5f2着J.Leparoux3/4馬身Lea
12.1ガルフストリームパークCCエメラルドS8.5f4着E.Prado1馬身1/2Nikki's Sandcastle
2013.1.26サムヒューストンジョンBコナリーTCSGIII9f2着R.Napravnik2馬身3/4Swift Warrior
9.29チャーチルダウンズ一般競走8f1着R.Napravnik1馬身3/4(Street Serenade)
12.21フェアグラウンズBディルベルトメモリアルH8.5f6着R.Napravnik9馬身Daddy Nose Best
2014.1.25サムヒューストンジョンBコナリーTCSGIII9f4着R.Napravnik2馬身Admiral Kitten
3.23ガルフストリームパーククレーミング馬限定8.5f6着L.Saez3馬身1/2Zane
5.9チャーチルダウンズ一般競走8.5f9着R.Albarado3馬身Villandry
6.20チャーチルダウンズ一般競走9f5着R.Albarado4馬身1/2Avanzare
7.22インディアナポリス一般競走8.5f3着F.Torres3馬身Red Strike
9.13チャーチルダウンズ一般競走8f5着M.Pedroza,Jr.9馬身1/4Free World
11.7チャーチルダウンズ一般競走8f5着C.Lanerie7馬身3/4Silver Freak
11.22チャーチルダウンズクレーミング8f6着J.Castanon7馬身1/2Paroled
12.14ターフウェイパーク一般競走AW8.5f6着J.Castanon9馬身Taken by the Storm
2015.8.8インディアナポリス一般競走7.5f9着A.Jimenez6馬身1/2Forever Sure
9.15インディアナポリスクレーミング7.5f4着F.De La Cruz2馬身1/4Bell by the Ridge
10.2インディアナポリスクレーミング8f3着F.De La Cruz半馬身Sweet Daddy
10.21インディアナポリス一般競走8.5f7着C.Lugo4馬身1/2Shock Leader

引退後

2016年からトルコで種牡馬として供用されたが[14]、同年にスタッドインしたディープインパクト産駒の日本産種牡馬スマートロビンが100頭以上の繁殖牝馬を集めた[15]のと比べ、キングデヴィッドの種付け数は15頭(うち8頭は所有者カフラマンの持ち馬)にとどまった[16]

2019年に産駒がデビューしてからも毎年の出走産駒数は20頭前後に過ぎないが[17]、供用2年目の少ない産駒の中から2021年にガジ賞(ガジダービー)に優勝し[4]同年の年度代表馬に選ばれた[18]ブルガスを輩出し、2023年には種付け繁殖牝馬数が100頭を超える人気種牡馬となった[19]

主な産駒

太字はトルコ国内G1。

  • 2018年産
    • Burgas / ブルガス[20] - ガジ賞アンカラ賞トルコ大統領賞ハリチ賞トルコジョッキークラブ賞アヴラシア賞ファーティフ・スルタン・メフメト賞、メフメト・アーキフ・エルソイ賞、ジェラル・バヤル賞、イスメト・イノニュ賞、フェヴズィ・チャクマク賞
  • 2020年産
    • Lion Victory / ライオンヴィクトリー[21] - カライェル賞、サカリヤ賞、トルコ競走馬生産者馬主協会賞、トラキヤ賞、無名G3競走

血統表

脚注

外部リンク

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