グロプ G 120
From Wikipedia, the free encyclopedia
Grob G 120A
- 用途:練習機/曲技飛行機
- 製造者:グロプ・エアクラフト
- 初飛行:1992年
- 運用状況:現役
グロプ G 120(Grob G 120)は、ドイツのグロプ・エアクラフトで開発・製造されている軍民両用の練習機/曲技飛行機である。
G 120は1980年代に開発されたG 115TAをベースに開発されており、CFRPを多用した機体構造はG 115から受け継いでおり、+6Gから-4Gの範囲で曲技飛行が可能である。G 115との相違点としては、3点式の降着装置が引き込み式になっている点が挙げられる。
最初のモデルであるG 120AはライカミングAEIO-540-D4D5水平6気筒ピストンエンジン (出力260hp)を搭載しており、1992年に初飛行した.[1]。
G 120Aはアメリカ軍向けの入札に参加したが選定されず、その後、G 120Aの開発プロジェクトは2000年まで中断していた。開発再開後、2001年11月にドイツで、翌年にはアメリカ合衆国で形式承認を受けた。G 120Aの最初の顧客はルフトハンザ航空のグループ会社であるルフトハンザ・フライトトレーニング社がアメリカ国内アリゾナ州グッドイヤー郊外のフェニックスに開設したアリゾナ航空トレーニングセンターであった。その後、カナダ空軍やイスラエル空軍もG 120Aを導入し、2007年にはフランス空軍、2013年にはケニア空軍も導入を開始した。また、ドイツ連邦空軍はルフトハンザ・フライトトレーニングから6機をリースし、アリゾナ航空トレーニングセンターでの訓練を行っている[2]。
発展型のG 120TPはロールスロイス 250-B17Fターボプロップエンジン (出力456hp)を搭載しており、2010年に初飛行した[3]。G 120TPはインドネシア空軍が2011年に採用を決めたことを皮切りにアルゼンチン空軍、メキシコ空軍などでも採用された[4][5]。イギリス軍やアメリカ軍もG 120TPの導入を進めている。
採用国
諸元(G 120A)
出典:Jane's All The World's Aircraft 2003–2004[14]
- 乗員:2名
- 全幅:10.19m
- 全長:8.605m
- 全高:2.57m
- 翼面積:13.29m2
- 空虚重量:960kg
- 最大離陸重量:1,490kg
- エンジン:ライカミングAEIO-540-D4D5水平6気筒ピストンエンジン (出力260hp)×1
- 超過禁止速度:435km/h
- 巡行速度:307km/h
- 海面上昇率:390m/min
- 実用上昇限度:5,500 m
- 航続距離:1,537km