ケール(古希: Κήρ, Kēr)は、ギリシア神話に登場する女神あるいは悪霊である。複数おり、複数形はケーレス(古希: Κῆρες, Kēres)。
『イーリアス』では、戦場で死をもたらす悪霊とされる。翼を持ち、黒色で、長い歯と爪を持ち、死体の血を吸う。ヘーシオドスによれば、夜の女神ニュクスの娘で、タナトス、ヒュプノス、モイライの姉妹。
北欧神話のワルキューレと共通点が見られるが、大きな違いとして、ケールは常に悪いイメージで語られる。
ケールという語は、運命の意味でも使われる。アキレウスは、武勲に輝く短いケールと、故郷に帰る長く幸せなケールの選択を迫られた。また、死者の魂の意味でも使われる。