アトロポス
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ヘーシオドスの『神統記』によると夜の女神ニュクスが夫を必要とせずに生んだ数多くの子供の1人で、モイライの他の2人の女神クロートーとラケシスと姉妹[3]。あるいはテミスとゼウスの娘で、クロートーとラケシスおよび季節を司る3人の女神ホーライと姉妹[4][5]。幽冥の神エレボスとニュクスの娘[6]、必然の女神アナンケーの娘とも言われる[7]。
ヘーシオドスによるとモイライは人が誕生するときに禍福の運命を与えると述べられている[8][9]。アトロポスはモイライの中では末妹に当たり、運命の糸を切るのを役割とする。
プラトーンは対話篇『国家』の末尾の死後の世界を描いた「エルの物語」でモイライの役割について語っている。モイライはアナンケー女神の膝元に玉座を持ち、みな白い衣をまとい、頭に花冠を戴いており、アトロポスは未来に起こることを歌いながら、左手でアナンケーの紡錘が回転するのを助けている[7]。