シュメールの詩「タンムーズの夢」は、タンムーズがゲシュティアンナに彼が見た恐ろしい夢について語っているところから始まる。その後、悪魔がやってきて、水の神エンキが冥界から救出した妻イナンナの代わりとして、タンムーズを冥界に引きずり込む。タンムーズは逃げて隠れる。悪魔はタンムーズの場所をゲシュティアンナに言わせようとして残酷に拷問するが、ゲシュティアンナはタンムーズの居場所を教えない。しかし、タンムーズはとある友人に裏切られ、悪魔に捕らえられる。イナンナの兄弟である太陽神ウトゥは、タンムーズをガゼルに変え救出する。しかし、タンムーズは再び奪還され、冥界に引きずり込まれる[3]。
この話は、「イナンナの冥界下り」の後半部分とほぼ同じ内容である。
「タンムーズの夢」の続きであるシュメールの詩「タンムーズの帰還」では、ゲシュティアンナは、心変わりしたイナンナと、タンムーズの母親であるシルトゥールと、タンムーズの死を何日も昼も夜も嘆き続ける。ハエがイナンナに夫の居場所を教えるまで、3人の女性はずっと嘆き悲しむ。ゲシュティアンナとイナンナは共に、ハエがタンムーズがいると伝えた場所に行く。タンムーズを見つけると、イナンナはその時から、年の半分をタンムーズと天国で過ごし、残りの半分を姉のエレシュキガルと冥界で過ごすことを決める[4]。